果てしなく広がる宇宙、そこに地球にむかっていく宇宙船があった。 「オーホッホ、再びこの星に戻ってきてあげたわよ。このハイグレ魔王様がね。 待っていなさい、しんちゃん。今度こそ地球征服してあげるわ。」 そして宇宙船は埼玉に向かっていった・・・・。 朝、野原家ではいつもの朝を迎えようとしていた。 午前6時58分頃ひろしが目を覚めてふと窓に目をやるとハイグレ魔王の部下 パンスト団が町でハイグレ光線を乱射していた。 驚いたひろしはすぐにみさえを起こした。「なんなの、あなた。」とみさえ。 「大変なんだ、あいつらが、あいつらが・・・!」 「あいつらって・・・」とみさえはまだ半分寝ぼけた顔をして言った。 「あいつらだよ!ハイグレ魔王の・・・!!」とひろしが大声で言い、 その影響でひまわりが目を覚まして大声で「うええーん」と泣いた。 みさえは慌てて「おおよしよし、ひまちゃんはいい子だからね。 まったく朝っぱらから。」 とひろしをにらみつけた。 「だってよ、外見てみろよ。そしたら何が起きてるかわかるぜ。」とひろし。 「はいはい、わかったわよ、あともうちょっと寝たかったのに・・・」 とみさえは窓の様子を見た。 するとそこにはおとなりのおばさんがハイグレ姿になって例のポーズをしていた。 みさえは目を凝らしてもう一回みようとした。 するとみさえの視線に感ずいたパンスト団員がみさえに向かってハイグレ銃を 向けた。みさえ、大ピンチ! すると、見覚えのあるパトカーがやってきてそのパンスト団院にとりもちガンを 発射して見事に命中した。 それにきずいた他のパンスト団がそのパトカーに狙いを定めた。 すると、パトカーの中から温泉の白タオルを頭の上にのせた若い茶髪の女性が ロックオン式のミサイルを構えてパンスト団全員に向かって発射した。 すると一瞬でパンスト団全員にとりもちガンがあたって全て倒した。 ひろしとみさえがその光景に呆然としていると「みさえさん、大丈夫ですか。」と その女性が聞いた。 みさえ「あなた、もしかして・・・」 [後生掛おねえさん!!」という声がこだました。 するとしんのすけが外にでて「こわかったよー、おねーさん」と後生掛の胸に とびついた。 「久しぶりね、しんちゃん、元気だった?」と後生掛が聞いた。 [うん、オラいつも元気。あれ、後生掛おねえさんがいるという事は・・・」 [しんちゃーん!」とよぶ若い女性の声がした。 「おお、その声は!」としんのすけが振り返るとかわいい顔をした若い女性の姿が笑顔でしんのすけにむかった。 [いぶちゃん、オラのマイハニー!」と後生掛から指宿の胸へと飛び移り 「元気だった、最近Gメンのみんなの調子はどう?」と聞き、 「みんな、元気よ。」と元気よく答えた。 「それよりどうして家にきたの。もしかしてオラのこと追いかけてきたの?」 と顔が火照りながら聞いた。 指宿はクスクス笑いながら「実はそうなの。」と答えるとしんのすけ、ハートに ものすごい火がついて「シュッポー」とはしゃいだ。 「いぶ、遊ばないの」と半ば呆れ顔の後生掛。「はーい」と笑顔の指宿。 ひろし、みさえ玄関から出てきて「いやー、久しぶり」とみさえ。 「お久しぶりです、みさえさん」と指宿。 「ひさしぶりだな、いぶちゃん相変わらずかわいいね。後生掛お姉さんも きれいだね。それよりさっきの連中いったいなんなんだ。君たちなんかあいつらのことに関して知ってそうだけど。もしよかったらうちにあがって話して くれないか。」とひろしがデレデレの顔からまじめな顔で聞いた。 指宿「そうですね、先輩。」と深刻そうな顔でしんのすけをみた。 後生掛「うん、しんちゃんに関わることだからね、それじゃおじゃまします。」 「ねえねえ、オラに関わることってなーに?」としんのすけ。 指宿「ふたりの将来のことよ。そのことでパパとママにお話があるの。」 しんのすけ、その場で顔が赤くなり気絶。 指宿、あわててしんのすけに駆け寄り「しんちゃん、大丈夫!?」とだっこした。 「いーぶ」と後生掛、すこし笑う。 しんのすけ「オラ、今とっても幸せー。」 ひろし「・・・子供はいいよな。」 みさえ「あなた!!」 指宿「それにしても市街でロケット弾をつかうのはまずかったと おもいますけど。」 後生掛「仕方ないでしょ。あんな状況じゃ。」 指宿(たしかにそうかも) こうして6人はうちに入った。 Gメンのふたりが言うにはハイグレ魔王がまた地球征服にやってきて 今度は、初めに北春日部博士をはじめアクション仮面の関係者全員を 捕らえて、正義の組織などをすべて倒し、Gメンも草津や他の何人以外は 奴らにやられたというのだ。 ハイグレ魔王のねらいはしんのすけのアクション仮面を呼ぶほどの正義のこころ であった。そのためパンスト団は血眼でここ周辺でしんのすけを探し出し ハイグレ光線を浴びせ基地に監禁することである。 だからGメンのふたりが護衛についたというのだ。 果たしてしんのすけはどうなってしまうのだろうか。 しんちゃん! いぶちゃんと世界を救え! 第一部プロローグ終了 ーつづくー ハイグレ魔王の狙いはなんとしんのすけだった!! しかし、野原一家のリアクションは、まったくのんきそのものだった。 ひろし「へえー知らなかったなー。」 みさえ「そりゃ、しんちゃんはいい子だからね。狙われてもしょうがないわよ。」 指宿は呆れ顔の笑顔で「はは、あいかわらずですね・・・。」 そのときインターホンの音がなり、みさえは「はーい」と言って見ると 「あら、ななこちゃん。どうしたの?」 ななこ「しんちゃんと遊ぼうと思って。 しんちゃん居ますか?」 みさえ「いるわよー、しんのすけー、ななこおねえさんが遊びに来たよー。」 しんのすけ「な、ななこおねえさん!?(緊張とうきうき) い、いま行きまーす。」 指宿「しんちゃんのお友達?」 ひろし「うん、女子大生の。結構きれいだよ。」 指宿「へえー、しんちゃんってけっこうもてもてなんだー。 ・・・どうしたんですか、先輩?」 後生掛「おかしいと思わない?いまこのまちはパンスト団がうろついているのよ。 無事にここにこれるとは思えないし。 ましてあの子の性格は、あなただってわかるでしょう?」 指宿「まさか・・・。」 玄関の扉があいた。そこにななこおねえさんがいた。 ななこ「おはよう、しんちゃん」 しんのすけ「(緊張気味)お、おはようございます、ななこおねえさん!」 ななこ「ふふ、きょうも元気ね。さっそくだけど、ドライブに行かない?」 しんのすけ「え、ななこおねえさんと!?」 ななこ「二人きりだけど、だめ」 しんのすけ「ポッポー、行きます、行きマスクメロン。」 後生掛「ちょっとまちなさい!」 ふたりが振り返ると後生掛と指宿がそこに立って、しんのすけに 戻ってきてという合図をした。 ななこ「しんちゃん、あのおねえさんたちと付き合ってるの?」 後生掛「んなわけないでしょう!!」 指宿「付き合っているどころか、結婚の話も出てるのよ!!」 後生掛「・・・それはともかく、あなたどうやって来たの、ななこさん?」 ななこ「どうやってって、普通に歩いてきましたけど。」 指宿「それじゃあ、パンスト被った人と会わなかったの?」 ななこ「会わなかったわよ、というよりわざと会わないようにしたの。 なぜならわたしが・・・。」 というとななこおねえさんは服の上着と下着を脱ぎ、そこにいるのは、 水玉模様の黄色のハイレグ姿のななこおねえさんだった!! ななこおねえさんは「ハイグレ、ハイグレ」とれいのポーズをしていた。 しんのすけ「うおー、ななこおねえさん朝から刺激的ー」 指宿「しんちゃん、下がって!やっと姿を現したわね、 ハイグレ魔王のスパイさん。」 ななこ「ふふ、ばれたらしょうがない。いたただくわ、しんちゃんを!!」 と言うとななこおねえさんは、しんのすけを抱こうとしたがしんのすけは、 ハイグレ姿のななこおねえさんに見入っていた。 しかし、「そうはさせないわ!」と後生掛がななこおねえさんを制して 「離れて、しんちゃん」と言うとななこおねえさんを取り押さえ、そのまま 床に倒して気絶させようとしたが、隙を見てななこおねえさんは、 後生掛に足払いをしてうまく転倒させたあと、足の裏をくすぐった。 後生掛「くく、あひっ・・・ウヒヒヒ」 ななこ「どう?くすぐたいでしょう?お次は脇をくすぐってあげましょうか?」 指宿は、先輩がくすぐられるのを夢中で見ていたが、しんのすけに 「助けてあげなくていいの?」と聞かれるとハッとなって 「先輩をくすぐるのをやめなさい!」と駆け寄ったのはいいけど、 こんな時に廊下にすべってこけた。 指宿「いたたた・・・」 しんのすけ「いぶちゃん大丈夫?」 ななこ「さーて脇をくすぐりますか、そーれ。」というと後生掛の袖口から うでを通してくすぐろうとすると後生掛は「このチャンスを待っていたのよ。」と 言うと今度は逆にななこおねえさんの脇とわき腹を思いっきりくすぐった。 ななこおねえさんはあまりのくすぐったさにじたばたして 「自分のわきを閉じてわたしをくすぐる作戦だったのねー! にしても、キャははは、うふふふ、くすぐったーい!」 と仰向けに倒れたりした。 後生掛「いぶ、手錠をつけて!」 指宿「はい!」 しんのすけ「でも、ななこおねえさんが悪いわけじゃないのに・・・」 と指宿に手錠をかけないでと眼差しで訴えた。 そのあまりの純情さに指宿も思わず涙をぽろり。 指宿「安心して、しんちゃん、ゴム製のてじょうだから。」 といってななこおねえさんに手錠をつけて部屋に入れた。 「それにしてもななこおねえさんがこんなにくすぐりに弱いなんて 知らなかったー。」 指宿「じつはわたしもよ。」と笑っていたが少しうつむいていた。 だが、このときのしんのすけはそのことにまったく気付かなかった。温泉Gメンの二人にとってくすぐりがどれほどおそろしいものかを・・・。 驚くひろしとみさえに状況説明をしている間、しんのすけは、 くすぐりによって気絶しているななこおねえさんの手を握り 「かならず元通りにしてあげるからね。」 と、打倒ハイグレ魔王に一段と熱意を上げるしんのすけであった。 「ということなのでしんちゃんは、わたしたちがしっかり護衛します。ここに残っていると危ないですから。」と後生掛がひろしとみさえに言った。 ひろし「そうか、気をつけていけよ。しっかし若いお姉ちゃん二人がボディガードとはクー、うらやましいぜ。」と言ったが、みさえの視線を感じてべつにーという表情をしたが本心見え見えだった。 みさえ「無事に帰ってくるのよ。」と言った。 しんのすけ「お土産買ってきてね。」 ひろし・みさえ「お前が行くんだよ!!」 そのあと、指宿、しんのすけ、後生掛の三人は、パトカーにのり ハイグレ魔王のいる宇宙船へと向かった・・・。 タイトル しんちゃん!いぶちゃんと世界を救え!! 第一部 セクシーなスパイと壮絶なくすぐり攻撃!! 次から第二部です!!乞うご期待!! ここ、春日部は、きょうもいつもの一日が始まろうとした。 しかし、きょうがとても騒然とした一日になろうとは・・・。 そのわけは、ハイグレ魔王の部下であるパンスト団が町中にハイグレ光線を 乱射しながら、たった一人の少年を血眼に探していたからであった・・・。 その少年の名はしんのすけ。 彼は、いま温泉Gメンのふたりの美女、指宿と後生掛のパトカーに乗っていた。 しんのすけ「ねえねえ、いぶちゃん。」 しんのすけは、自分が乗っている膝の指宿に声をかけた。 指宿は、下をむいて、「なーに、しんちゃん」と聞いた。 しんのすけ「おむねが頭の上に乗って気持ちい〜い。」と笑っていた。 指宿「も〜うしんちゃんのエッチ」 しんのすけ「でへへ、まあそれはそうとしてハイグレ魔王の基地(宇宙船)に向かっているのはわかっているけど、行き先は?」と言うと運転している後生掛が 「渋谷よ。ちなみに正義の心はハイグレ魔王の基地の動力源に行かないと意味ないみたい。たぶんそこに着いたら敵の攻撃が激しくなると思うから みんな気を引き締めてね。」と注意した。 しんのすけ「ところで、なんでななこおねえさんは、ハイグレ姿になったのに うちまで来れたんだろう? オラの記憶だとたしかハイグレ姿になった人は、その場で ハイグレポーズをするだけだと思ったんだけど。」と聞いた。 「それはね、しんちゃん。」と指宿はすこし辛らつな顔で 「ななこおねえさんがハイグレ姿になっても自由に動けるのはななこおねえさんが しんちゃんにとってどれだけ大切なのかを知っているハイグレ魔王が ななこおねえさんをスパイに仕立て上げたからよ。 まったく、ひどいことを・・・」とため息をついて言った。 しんのすけ「あいかわらず、卑怯なやつだ。ぜったいオラが倒すして・・・。」 ???「おほほほ、それは、頼もしいわね。」と声がした。 声のしたほうを見るとなんとハイグレ魔王がパトカーの座席に座っていた。 あわてて、パトカーは、急ブレーキをかけて全員降りた。 しんのすけをだっこした指宿と後生掛、そしてその反対側に ハイグレ魔王が悠然と立っていた。 ハイグレ魔王「お久しぶり、しんちゃん元気にしてた? きょうプレゼントと思ってあんたのガールフレンドを ちょっといじったけど気に入った?」 しんのすけ「うるさい、お前なんかと話したくない。」と突き放す様に言った。 ハイグレ魔王「すごい嫌われぶりね、まあ、いいわ。 黙ってわたしについてきなさい。さもなければ・・・」 と指をパチンと鳴らした。 すると空中から異次元ホールが発生して大量のパンスト団が出現して まわりを囲んだ。 ハイグレ魔王「そうそう、Gメンには礼があったわ。Gメンの本拠地を襲撃 したときあんたらの仲間は皆ハイグレ姿になって私の部下に なったうえにご丁寧に発信機をつけてターゲットが こっちから出向いてくれて、まさに一石二鳥。 このお礼は、わたしの部下にさせることにしてやるわ!」 後生掛「あんたみたいな悪党に成り下がるなんてごめんよ。」 指宿「わたしもよ!ついでに言うとそのレスラーみたいな ハイレグきるのはいやだわ。」この言葉でハイグレ魔王は、怒った。 ハイグレ魔王「ハイグレ銃、用意!」 パンスト団が銃を構えた。 ハイグレ魔王「発射!」 パンスト団が一斉に3人めかげて乱射してきた。 後生掛「いぶ、ここはわたしがなんとかするから、ハイグレ魔王のいないうちに 基地の動力源を消滅させて。」 指宿「・・・わかりました。いくよ、しんちゃん。」 しんのすけ「え、でも後生掛おねえさん一人で大丈夫なの!?」 そのときハイグレ光線がしんのすけにむかって飛んできた! だが、直前で後生掛が盾になった。 後生掛「うっく、しんちゃん大丈夫?」 しんのすけ「・・・うん、オラ大丈夫・・・。 ごめんね、オラがボーとしていたばかりに。」 としんのすけは、本当に申し訳ない顔をした。 自分のことを守ってくれるばかりに後生掛おねえさんまで・・・。 後生掛「いいのよ、しんちゃん。だってわたしといぶは・・・。」 と言うと元の浴衣姿になってハイグレ姿に変わらなかった。 ハイグレ魔王の表情はかなりとまどっており「どうなっているのよ!?」 とつばはきながら聞いた。 後生掛は不敵の笑顔を浮かべ「清心湯につかったからよ!」と答えた。 ハイグレ魔王はこの言葉に納得したようだったが、ふと周りを見ると パトカーが発進してその場を離れ、指宿は、2,3発とりもちガンをパンスト団に 発砲しながら逃走した。 ハイグレ魔王「まあいい、行き先はわかっているしかえって好都合だわ。」と自分の基地に戻ろうと異次元ホールを再び開けた。 だがそのとき後生掛は二丁のバルカン砲で「行かせるかー!!!」と言って 粘着ガンを周りに乱射した。だが、ハイグレ魔王にむかったガンは当たる直前に 魔法のバリアーによって跳ね返され、それは後生掛に命中した。 体中に粘着のりを浴びた後生掛は「まさか跳ね返されるなんて・・・」と言った後 ガンの重さと疲れによりしりもちをついて倒れ気絶した。 ハイグレ魔王「ふっ、バカな子ね、まったく。まあいいわ。 体力が相当あるから部下にしてあげようかしら。 それになにより「アレ」の実験にはうってつけだわ! オーッホッホ、オーホッホ!!」 そのころ、パトカーに乗ったしんのすけと指宿はハイグレ魔王の基地を 目指していた。 パトカーの中は深い沈黙に覆われていたが、しばらくして 「元気出して、しんちゃん。」と明るい声をかけたが、 しんのすけは、自分のために残ってハイグレ魔王と戦っている後生掛のことを 思うと胸が痛むのだった。 「いぶちゃん、オラ、まわりの人たちを守るためにもっと強くなりたい。」と マジ顔でいった。 指宿はそんなしんのすけを見て「十分強いよ、しんちゃんは。 心も体も。それにこうなったのももとはといえば、 ハイグレ魔王のせいなんだし。」と優しく言った。 しんのすけ「でも、やっぱり自分のために犠牲になる人がいるのは耐え切れない。 たしかにハイグレ魔王は殺すことはないけど、 それでもハイグレ光線を浴びせて人々の自由や未来を 奪っているんだ。オラはあいつを絶対 倒す!!」 その夜、指宿は渋谷の温泉宿をGメンのメンバーという特権で 一夜泊まることになった。 先に寝ているしんのすけに「おやすみ」とほっぺたにキスをして眠りについた。 そのとき、宿の窓から流れ星が飛び、二人の顔を明るく照らした・・・。 一方、後生掛はハイグレ魔王の基地の特別拷問室にいて奇妙な物体の上で 眠っていたが、地獄の拷問のときは刻一刻と迫っていた・・・。 タイトルしんちゃん! いぶちゃんと世界を救え!! 第2部錯綜の渋谷!! ハイグレ魔王の基地の中のある部屋に一人の若い女性がよこわたっていた。その女性の名は後生掛。温泉Gメンの隊員でしんのすけを守るためハイグレ魔王と交戦したが、不覚にも自らの粘着弾によって拘束されて、ハイグレ魔王によってこの部屋に連れて来られた。突然明かりがついて後生掛は目を覚ました。 「いったいここは・・・?」と彼女は疑問を交えた声で言った。そこは床が一面肌色の物体に覆われていた。そのとき「どうやらお目覚めのようね。」と言う声がした。後生掛が声をした方を振り返るとハイグレ魔王が1メートル足らずのところに空中に浮かんでいた。「あんたに聞きたいことがあるわ。残りの二人はどこ?」 とハイグレ魔王が聞いた。後生掛は「フン、あんたに教えてやれることはひとつもないわ!!」と強情に答えた。ハイグレ魔王はほくそえんで「まあいいわ、だったらこうするまでよ!」と指をパチンと鳴らした。すると後生掛の両手足に肌色の腕に縛られて約1メートルの高さでX字の形で固定された。後生掛は突然生えた手首を見て「まさか・・・」とつぶやいた。するとハイグレ魔王はその反応を見て 面白そうな顔で「ええ、そのまさかよ・・・。」と答えた。すると、床一面がうごめき始め、どんどん形成されやがて床だったところはすべてパンスト団になり、 後生掛の周囲に集まった。「さーて、お次は・・・」とハイグレ魔王が後生掛の 浴衣に魔法をかけた。すると浴衣の輪郭だけが残り、あとは上着と下着だけの姿となった。後生掛は少し顔を赤らめ、同時に不安を覚え「こんな姿にさせていったい何をする気!?」と聞いた。するとハイグレ魔王は笑いながら「あんたらが数ヶ月前にされたことをやるのよ」とパンスト団たちに合図した。「数ヶ月前!?もしかしてBAIOのことをしって・・・」と後生掛が聞いたが、脇の位置にいるパンスト団が脇のくぼみに指を入れてグリグリと押し込み「あはははは!やめてー。」と 頼んだが、同時にわき腹を突っついたり、背中をなぞったり、足の裏をわらわらと 指をとどろかせたりしたので「ぎゃはははは、あーひゃひゃひゃ、苦しーっつぎゃははは!!!」と大笑いしたのでそのたのみが聞き入られることはなかった。 ハイグレ魔王はその姿に満足し、「そうよ、だからこのときを狙ったのよ。それがあの組織の取引だからね」と先の彼女の問いかけに答え、BAIOとの関係を話した。もっともくすぐられている後生掛は次々に送り込まれてくる刺激に対してわずかな精神で必死に耐えていたのでその話をきいているかはさだかではなかったが・・・。いまから数ヶ月前、ハイグレ魔王はBAIOのボス、コルテスと ある取引をした。その内容はハイグレ魔王のもつ科学技術と引き換えに、世界のあらゆる政府組織を壊滅寸前に追い込むのが条件であった。 「そして、もう一度このくすぐり拷問をうけてみるがいいわ!!」とハイグレ魔王が上着の胸をおもいきりもんだ。「あひゃひゃひゃ、ひゃふ、あはーん!?」と新しい刺激に後生掛は艶やかな声を出した。さらにパンスト団たちも新たな行動を開始した。 脇のくぼみをぐりぐり指を入れるたびにその指から液が分泌されており、しかも それはやがて体全体に広がった。「その液は単に滑りをよくするためだけではなく くすぐり感度を高めるためのものでもあるのよ」と徐々に体が赤くなっていき、 汗をかいて、笑いすぎによる涙を流している後生掛に向かってつぶやいた。 「あぎゃひゃひゃひゃ、ひーっつはっははは、きゃはははははー!!!」と後生掛は爆笑しながら悶えた。いまや後生掛の体はパンスト団たちにとって格好のくすぐり対象となっていた。脇によるくすぐりは指を細い触手状にして巣穴に入る虫の如く、 複数によるグリグリ型くすぐりで液による効果でくすぐるたびに赤くなり、より くすぐりやすくなった。背中はパンスト団のしたで上から下まで舐め回されて その度に背中を痙攣して背筋をぞくぞくさせた。わき腹は突っつきからもむのと 細い触手状のゆびによるうごめき攻撃の二パターンになり、もむ方は指先による 刺激でくすぐりのつぼを的確に攻撃して刺激ダメージ、うごめき攻撃は微妙な刺激を断続的に行ってむずかゆい快感によるもの。さらに腕は液により滑りやすくなって五本の指がなぞるように微妙な振動を与えながらくすぐった。さらに足によるくすぐりは腕を巻きつけて太ももなどに密着させると複数の指を発生させ、一斉にくすぐり始めた。だが、それだけでは終わらなかった。 なんとへそのくぼみに指を突っ込み、そのまま切り離した。するとその切り離した 指が動き始め、逆さまになった滝つぼのように連続でへそのくぼみに強烈な刺激を 与えた。これには後生掛にもたまったくすぐり苦痛ではなかった。「ぎゃはははははははは、ふひゃははは、そこはダメー。」と笑い悶えた。さらにこの逆滝つぼ攻撃は、胸の付け根や、脇のくぼみなどに行い、特に胸のほうは付け根だけでなく胸の間も攻撃したため、後生掛の体はもう限界だと、ハイグレ魔王にはわかった。 ハイグレ魔王は顔以上に体が赤くなっている後生掛に「さーて、すこしは教えてくれる気になったかな?」と聞いた。だが、いまの後生掛はとてもその問いかけに答えられる状態ではなく、「あひゃひゃはははは、うふふふふふ、あひゃーん!!」と言った悶え声しか出せなくなっていた。「あれじゃ仕方ないわね、まアレの実験体にはちょうどいいわ。もっとも最初からそのつもりだったんだけど。でもそれにはもうすこし精神力を弱くさせないとね。」とハイグレ魔王はニヤニヤ笑いを 浮かべながらパンスト団に合図を出した。するとパンスト団は一斉に最高レベルのくすぐり攻撃を始め、さらに下着も覆ってもみ始めた。やがて後生掛は悶絶寸前の状態で、ハイグレ魔王は「ハハ、ずいぶんといいからだになったわね。さてと、それじゃあ実験してあ・げ・る」と後生掛の体に光線を浴びせた。後生掛は「清心湯の効果があるから効かないはず」と思っていた。だが、ハイグレ魔王も馬鹿ではないことも知っており、なにより光線が当たった体が変化していった。赤いリボンのついたブーツ。ピンク色の網目タイツ、セクシーな黒ビキニの後ろに生えた尻尾、 半円型(上が露出、したが編み目)の上着。柔らかいつめの生えたグローブ、首にピンク色の首輪に鈴がつき、タオルが猫耳バンド(耳のふちが黒く、耳の穴がピンク)に変化した。だがこの光線はそれ以上の変化を起こしていた。なんと後生掛が15,16歳の少女に変化していた!!その猫耳少女をみてハイグレ魔王は、 自分の実験の成功とその少女のあまりの愛らしさにしばらく恍惚状態ではあったが威厳を取り戻し、「今日からあなたは私の部下よ。名前は、ビキニキャットでよいかしら。」と聞いた。すると少女は「ハッ、このビキニキャット、ハイグレ魔王様のために一生懸命働きます。なんなりとお申し付けください。」とにこっと笑顔で頷いた。「オーホッホ、なんていいこなのかしらー!!」とまるで勝利をつかんだも同然のようにハイグレ魔王は狂喜した。そしてこの事実を当然しんのすけと指宿が知る由もなかった・・・。 しんちゃん! いぶちゃんと世界を救え!! 第2部恐怖のくすぐり拷問と明かされた真実!! ハイグレ魔王に囚われになった後生掛だが、しんのすけアクション仮面、アクション仮面お久しぶりしんのすけ君、指宿どうして、アクション仮面私は正義のヒーローどんな所でも現れるのさ、さあ行こうしんのすけ君、しんのすけおう、後生掛を助けに行く3人、魔王おほほほよく来たわねアクション仮面、しんちゃん、しんのすけ後生掛おねえさんを返せ、魔王もちろん返すわよ但し私と勝負して勝てば返すわよ、それで勝負を開始、勝負は映画と同じで勝負して勝利、魔王また負けたしんちゃんそしてアクション仮面さすがね、負けを認め後生掛を返して星に帰った魔王後生掛しんちゃん、イブ、指宿先輩、しんのすけおねえさん(後生掛の胸に抱きつく)、後生掛よしよし、アクション仮面よく戦ったぞしんのすけ君じゃあまた会おうしんのすけおう、アクション仮面に別れをしたしんのすけとイブとがけはしんのすけの家に帰った、ひろしそうかよく頑張ったぞしんのすけ、指宿&後生掛しんちゃん大好き(2人はしんのすけを抱きしめる)、しんのすけおらもイブちゃんに後生掛のおねえさんが大好き(嬉しそう)、それで地球に平和が(以下文字化け) ハイグレ魔王の戦いは終わってしんのすけは指宿と後生掛デートしている、『指宿』しんちゃんあーん、『しんのすけ』あーん、『後生掛』こっちもあーんして、『しんのすけ』あーん、イブちゃんそれに後生掛おねえさんが大好き、(しんのすけは嬉しそ顔)、『指宿&後生掛』嬉しいしんちゃん大好き(二人はしんのすけを抱きしめるしんのすけは嬉しそう)、?あれしんちゃん?、『しんのすけ』え?おうルルおねえさん、『指宿』しんちゃん知ってる人?、『しんのすけ』うんこのおねえさんはね、(しんのすけはかつてクレしんの第2の映画でいっしょに戦ったルルの事教える)、『後生掛』へーえこの人が、『しんのすけ』うんねえルルおねえさん一緒にデートしよう、『ルル』えーどうしよう、『指宿』しんちゃんてホントキレイなおねえさんが好きね、『後生掛』でも浮気はいけないわよしんちゃんなら許すけど、『しんのすけ』だって、『指宿』しんちゃんもし結婚してたら浮気はダメよ、『ルル』そうよ浮気はいけない事よ、『しんのすけ』ほーい 続く ファイナル 『ひろし』なにー『みさえ』それどういう事よしんのすけそれに奈々子ちゃんたちまで、『しんのすけ』だっておらななこおねえさんにイブちゃんも後生掛おねえさんもルルおねえさんが大好きだもんだからお願いだぞ、『ルル』しんちゃんを私達に下さい、『指宿』私達が守ります、『ひろし』し、しかし、『みさえ』そうよ『しんのすけ』おらもお願いだぞ父ちゃん母ちゃんおらもイブちゃん達を守るぞ(しんけん)、『彼女達としんのすけ』お願いします(しんけん言う)、ひろしとみさえしんのすけ達としんけんな言葉にかなわず認めた、こうしてルル、指宿、後生掛、ななこ、しんのすけは幸せに暮らした、『ルル』しんちゃんあたしは幸せよいっしょにお風呂に入って、しんのすけおらもルルおねえさんこうして幸せそれにおねえさんのおっぱいがさわれて気持ちい、『ルル』いやーんしんちゃんのエッチ、『指宿』しんちゃんあたしも入れて、『しんのすけ』ほーいイブちゃんのおっぱいじかでいつもさわって気持ちい、『指宿』いやーん、しんちゃんのエッチ(この間、文字化け)やさしく抱きしめる)、『しんのすけ』おらもななこおねえさんもルルおねえさんも後生掛おねえさんもイブちゃんが大好き、こうしてしんのすけ達は幸せに暮らしためでたし、めでたし おまけ 『しんのすけ』イブちゃんのおっぱいやっぱり気持ちいいけどここも気持ちい、『指宿』いやーんしんちゃんのエッチそこはダメー、『しんのすけ』ななこおねえさんのここも気持ちい、『ななこ』いやーん、『しんのすけ』ルルおねえさんのも気持ちい、『ルル』いやーん、『しんのすけ』後生掛おねえさんのも気持ちいい、『後生掛』いやーん、『彼女達』しんちゃんあたし達幸せもっとあたし達の体好きなだけ触ってー、『しんのすけ』シュポー幸せだぞ |