トップ小説作成者・碇しんのすけ伍さん


『あの日のifもの』


ある史実では野原しんのすけは大原ななこと出会い、べた惚れになった・・・が、彼が惚れた女性がななこおねいさんでは無かったら?



「オ〜ラは凄いぞ天さ・・・うっ!目にゴミが・・」
しんのすけは目にゴミが入り大弱り。

「・・・でね。伊藤と桂さん、いつでもどこでもイチャイチャで〜」
「?・・世界。ちょっと待って。」
二人の女子高生が猥談に興じていたところ、そんなしんのすけの姿に目が入り、その一人が彼のもとに駆け寄った。

「う〜んう〜「大丈夫?」?」
(ちょいちょい)
「・・・・ほら取れた。」
「・・・・・・・・」
「お礼は?」
「・・・・あ・・ありがとござます・・・・」
「うん(にやり・ぶい)」
「刹那ーっ」
「わかった。じゃ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぽ・・ポッポーーーー!!!!!
シュシュシュシュシュシュ×34ポッポーーーーーーーー!!!!!!!!!」

これがある史実の分岐点。しんのすけと『清浦刹那』との出会いである。


『クレヨンしんちゃん・スクールデイズクロス物 しんちゃんとせっちゃん』

その日の夕方、野原家。
「しんのすけー。」
みさえはしんのすけを呼ぶが返事が無い。どうせ死体ごっことかケツだけ星人とかしてるだろうと思い、彼のところへ行った。
「・・・・・・・・・・・」
そこには顔を赤らめているしんのすけがいた。
「しんのすけ、熱でもあるの?」
だが今のしんのすけにはさっき出会ったあの『刹那』という少女に見えていた。
「ぽっぽーーーーーーー!!!!」
「ど・・どーしたのよ!しんのすけ!?」

ひろしが帰宅した後、しんのすけはふたりにことの顛末を語った。
「そういうことか。いつもなら『へい、おねいさん。』なんてナンパしてたのに。」
「お・・・オラどうすれば・・・」
「よし!もし『刹那』って娘に逢ったらいっそ告っちまえ!」
「その為には練習がいるわね。ママが相手になってあげる!」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???」
みさえの提案にしんのすけは異議をとなえた。ひろしも同感だが、みさえにしばかれた。

翌日、しんのすけは幼稚園から帰った後、すぐさま彼女の通う高校でまちぶせていた。告白するためだ。だが、まってもまっても彼女が来ず、ついに本来の目的を見失ってしまった。
「お?風間くんだ。」
そこに風間くんが通りかかった。
「けつだけせ・・・・・」
その時。
「・・・・・・・・・」
彼女はしんのすけのけつだけ星人を垣間見た。それも無表情で。
「・・・・・・・・」
「ぷっ!!あはははは。」
彼女が笑い出した。しんのすけはしだいに悲しくなった。
「・・・・・・いや〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

その日以来、しんのすけの心は嘆き一色の境地で日々をすごした。だいすきなチョコビも食わず、綺麗なおねいさんがその視界に入っても話しかけず、まるでゾンビのごとくだった。

ある街角、

「君。」
「?」

しんのすけは彼女と再会した。

「こないだのやつ、やって。」
「・・・?」
「ほら、おしりをだしてやるやつ。またやって。」
「・・・・!?」
「それおもしろかった。だからもう一回やって。」
「・・・・・ケツだけ星人・・ぶりぶり〜〜〜〜〜〜!!!!」
「あはははは。おもしろ〜い!!」
彼女が笑い出した。しんのすけは楽しそうにケツだけ星人を披露した。まるでさっきまで元気が無かったことが嘘の様に。

「ねえおねいさん。お名前何?」
「刹那・・・清浦刹那」
「オラ野原しんのすけだよ。ねえねえ、『せっちゃん』て呼んでいい?」
「うん。私もしんちゃんってよぶ。よろしくね、しんちゃん。」
「ほい!せっちゃん。」

こうしてしんちゃんとせっちゃんはとても仲良しになりましたとさ。

しんちゃんとせっちゃん・でめたしでめたし

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