トップ小説作成者・コクさん


「朝」

ある日。いつものように幼稚園バスが迎えに来る。

(みさえ)「すみません、今日は何とかギリギリ間に合いました。」

(しんのすけ)「おはようさんのさ〜ん。」

バスの窓を開け、風間君が、
「おい遅いぞしんのすけ!! 今日もお前はホント元気だな^^。」
と笑顔で言っている。

「もう〜、照れるますな〜。ハハハハ。」

しんのすけは照れながらバスに乗ったのでした。

「大切なもの」

ある休日。

(しんのすけ)「突然ですが、足が今日も強烈に臭い父ちゃんに質問です!! 
       今父ちゃんの大切なものって何でしょうか??」 としんのすけが       何やら突然ひろしに質問を投げ掛ける。

(ひろし)「何だいきなり??」

するとひろしは、「ん〜、そうだな〜、父ちゃんの大切なものはいっぱいあるけど、やっぱり一番は、家族。」

(しんのすけ)「家族??」

(ひろし)「つまり、しんのすけがいて、ひまわりがいて、みさえがいて。 
   それが父ちゃんにとっての一番大切な宝物だな^^。」 とひろしが答えた。

(しんのすけ)「父ちゃん、シロは??」 

(ひろし)「あ〜、ゴメン。そうだったな、シロも大切な家族の一員だもんな^^」 

(しんのすけ)「も〜、本当に父ちゃんってうっかりものなんだから〜!!」


そんなある休日。。。

「絆」

ある晴れた午後。

いつものようにしんのすけが、幼稚園バスから帰ってくる。

バスから降りると、いつもみさえが玄関の前で待っていてくれているのに
今日はいない・・・。

「母ちゃんどうしたんだろう?? またお昼寝怪獣かな?」としんのすけ。

しんのすけが玄関のドアを開けると鍵が掛かっていた。
家も何だかシ〜ンとしていた。

「母ちゃ〜ん オラ帰ってきたぞ〜 開けてよ〜!!」 叫んでも誰も返事がない。

「買い物でも行っているのかな? 
 そうだ窓の鍵が開いているかもしれない!!」 

そう思ったしんのすけは窓のドアを開けようとするが、いつもなら大抵はみさえが
閉め忘れるのに今日はきっちり鍵をしまっていた。

「そうだ!! どこかに鍵が隠してあるかも!!」

しんのすけは家の周りを捜索。 しかし鍵は無かった。

「隣のおばさんはさっき出掛ける所を見たし、
 風間君たちはそれぞれ大事な用事があるって言ってたし・・・。」

「しゃあない、少し待つとするか!!」 しんのすけは待つ事にした。

時間は2時間も経過していた・・・。 一向にみさえは帰って来ません・・・。

「う〜寒い!! 母ちゃん早く帰ってこないかな〜? 
 早く温たかいコタツに入りたいたいゾ・・・。 なぁシロ・・・・・・・。」

しんのすけは疲れ果てて寝てしまった・・・。

すると10分後、救急車の音が鳴り響く。

「う〜? あれ?救急車? どうしたんだろ?何かあったのかな?
誰かおケガしたのかな? ま・さ・か!!!!」

しんのすけの頭にはみさえ・ひまわりの顔が浮かんだ。

「シロ!! ちょっと行ってくる!!」

「母ちゃ〜ん!!!! ひま〜!!!!」 
慌ててしんのすけは救急車の鳴る方へ走って行った。

???>「しんちゃん!!」 誰かがしんのすけを呼んでいる。

「ああ!! おばさん!!」 それはお隣のおばさんの北本さんだった。

「どうしたのしんちゃんそんなに慌てて?」

「実は・・・。」 おばさんに状況を説明をした。

「そうだったの・・・。
 大丈夫よ、しんちゃん。 お母さんは戻って来るよ。心配いらないよ^^。」

「だって母ちゃんが・・・。」

「ほら泣かないで。 しんちゃんらしくないよ。 もうすぐお母さん帰ってくるから。」

おばさんが優しく言ってくれた・・・。

「ほら、風邪引くから中で待とうか。 美味しいおしるこがあるんだよ^^。」

「う・ん!!」

すると・・・、「し〜んの〜す〜け〜!!!!」 みさえが帰って来た。

「ああ母ちゃん!! オラ、オラ、心配したんだぞ〜。」

しんのすけは泣きながらみさえに抱きついた。

「ゴメンね、心配かけて。寒くない、大丈夫??
 ひまわりが熱を出して病院に連れて行ってて。そしたらパパが
大事な書類忘れて会社まで届けに行ってたのよ。ホントゴメンね心配かけて・・・。」 みさえは泣きながら、しんのすけに語りかけた。

「オラ、オラ、母ちゃんが、母ちゃんが救急車で〜。」

「分かってるわよ。しんちゃんの気持ち。良く分かるよ。
私も小さい頃、しんちゃんと似たような事があったのよ。
家でお留守番してて、母さんが買い物に行ったまま、夜になっても帰って来なくて、母さんに何かあったんじゃないかって心配して。
それで私ずっと母さんを探し回ってたなぁ〜。 それで家に帰ってたら母さん、
私の事探しててね。 あの時はホント悲しかったなぁ〜。 
後から聞いたら、母さん。いつもより遠い所まで買い物に行ってたみたいで・・・。」

「だからママはしんちゃんの気持ちが良く分かるのよ^^。
 ママはしんちゃんが大きくなって結婚したら笑い話に
なるんだろうね^^。」

「オラ!! 結婚したら、絶対母ちゃんとの思い出をいっぱいお話する。」

しんのすけは笑顔で言った・・・。

「しんちゃん・・・。 よ〜しそれじゃあ私はこれからももっと
    しんちゃんとの思い出をたくさん作らなきゃね^^。」 

「でも大きくなったら母ちゃんのダイエット失敗話などもいっぱいしようかな!!」

「ダメダメ!! それは絶対言っちゃダメよ。 恥ずかしいから!」 

「さぁそれはどうかな〜?」

「絶対ダメーーーーーーーーーー!!!!」

「ウンウン。いつものしんちゃん家だ^^」 

北本さんは涙ぐみながらしんのすけ達を見つめていた・・・。 

そしてその日は大切な「絆」を感じた日でもあった。。。   END

「母ちゃん・父ちゃんへ」

しんのすけが自作の歌を作った。

それは家族へのメッセージソングだった。

そしてしんのすけは家族を居間に集め、おもちゃのギターで歌を捧げた・・・。

「母ちゃん、いつもだらしなくて、お昼寝怪獣、おケチなみさえ、
いつも怒りん坊の母ちゃん。 そんな母ちゃんでも一緒に絵本を読んでくれたり
何かあると、いつも優しく接してくれたり〜、そんなオラの母ちゃん。
これからも宜しくだゾ。 

父ちゃんは、足臭いし、ローン35年も残っている頼りない父ちゃんですが〜、
そんな父ちゃんでも、一緒にキャッチボールで遊んでくれたり、
一緒にお風呂に入ってくれたりもします。

そんな優しい母ちゃん、父ちゃんに生まれて幸せです。
これからも仲良くして下さい。」

歌い終わるとみさえ達は涙をポロポロ流しながらしんのすけをギュッと抱きしめ、「これからもよろしくね!!」 「よろしくな!!」と言った・・・。

みさえとひろしは改めて、家族と言うものの幸せを感じていた。。。

「○○になった日」


「ほほ〜い、シロ〜散歩に行くゾ〜」 


「シロ〜、今日の餌はいつものよりものすごく高い高級ドッグフードだゾ」


いつもならみさえに頼りっぱなしのシロの餌や散歩を
今日はきちんと行っている。


「シロ!! 今日はオマエがオラんちの家族になった日なんだゾ^^」
 

そう今日はシロが野原家の家族になった日。。。

「足跡」

ある冬の午後。

今日は雪が降っていた。

しんのすけがいつものようにシロに餌をあげようとシロの小屋に行くと、
そこにはシロの泥の付いた足跡が残っていた。

しんのすけはその足跡を辿って行くと、ベランダの下にたどり着いた。
そしてシロはベランダの下でグウグウと昼寝をしていた・・・。

どうやらそこは温かくて気持ちいいらしい。

そしてしんのすけはシロにそっと餌をあげ、そっとシロに毛布を掛けてあげた。

「シロ、お風邪引いちゃダメだゾ^^」   END

「願い事」

7月7日。 

今日は七夕の日。


先生 「は〜い皆さ〜ん、今日は7月7日。今日は何の日か分かる人〜」

しんのすけ 「ほ〜い!!」

先生 「はい、ではしんちゃん^^。」

しんのすけ 「今日はみどりが石坂さんと別れて丁度1年目の記念日!!」

一同 「えーーーーー」

先生 「先生は別れてなんかいません!!」


ネネ 「うそ〜!?先生別れたの、何が原因?これは突き止めるしか無いわね!!」

先生 「だから別れてないわよ!!!!」

先生の鋭いツッコミが入る。

先生 「はいはい、そんな話は置いといて。 今日は七夕の日。織姫と彦星が年に一度二人が出会える日です。 そして短冊に願い事を書くと願いが叶うと言います。 皆も短冊に願い事を書きましょう^^」

一同 「は〜い!!」

マサオ 「ね、皆はどんな事を書くの?」

風間 「もちろん僕は、萌えP・・・」

風間の心の声 「しまった・・・もう少しで僕が萌えPと結婚するって願い事を書くのがバレる所だった〜」

しんのすけ 「もちろんトオルちゃんは、魔法少女萌えPと結婚したいって書くんでしょ!?」

防衛隊一同 「んなわけないだろう!! 誰があんなお子ちゃまが観るテレビなんか・・・」

ネネ 「そうよねぇ、風間君がそんな事書くわけないよねぇ〜」

防衛隊一同 「うんうん。」

風間君 「ってそんなしんのすけは何を書くんだよ?」

しんのすけ 「もちろんオラは・・・ ななこお姉さんと結婚・・・いやぁ〜恥ずかし〜い」

風間 「まぁしんのすけはほっといて、ネネちゃんは何書くの?」

ネネ 「私はもちろん、リアルおままごと・・・」

風間 「やっぱそれか・・・」

ネネ 「何よ!?」

風間 「いえ何でも・・・じゃあマサオ君は何書くの?」

マサオ 「え〜と僕は・・・」

しんのすけ 「もちろんマサオ君は、リアルおままごとが無くなりますようにだよね?」

マサオ 「ちょっとしんちゃん!!」

ネネ 「ホントなの?どうなのよおにぎり!!」

マサオ 「違うって、ホント誤解だよ〜」

ネネ 「じゃあ何て書くのよ?」

マサオ 「え〜と、その僕は・・・え〜っと、あいち・・・」

ネネ 「あ〜もうイライラするはっきりしなさいよおにぎり!!」

マサオ 「ヒィ〜」

風間 「ハハハ、じゃあボーちゃんは何書くの?」

ボー 「僕、は・・・」

防衛隊一同 「うんうん」

ボー 「まだ決めてない。」

防衛隊一同 引っくり返る。


そして、結局皆はこう書いた。


しんのすけ 「ななこおねいさんと結婚出来ますように・・・もしもう一つ叶えてくれるならロイヤルジャンボチョコビを一生分欲しい。」

風間君 「英語の発音がもっと良くなりますように・・・ そしてその横に小さい文字で、「魔法少女萌えPと結婚出来ますように♥」」

ネネ 「リアルおままごとのネタが思い付きますように・・・」

マサオ 「愛ちゃんと結婚出来ますように・・・」

ボー 「元気で健康にこれからも過ごせますように・・・」 END

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