トップ小説作成者・洸太朗さん


ネネちゃんの赤ちゃん

一緒に走り回ったり、笑ったり、泣いたりした日々から20年が経った。
かすかべ市にある産婦人科病院の分娩室で一人の女性が第一子となる子供を産むために頑張っていた。彼女の名は佐藤ネネ(旧姓 桜田)。そう、あのマサオ君との間に出来た子供が今産まれようとしている。当然、分娩室の外ではマサオ君が両手を合わせて愛する妻の出産の無事を祈っていた。マサオ君にとっても初めての子供なので、足はがくがくと震えて、座っているのが精一杯だった。ネネちゃんが分娩室に入ってから2時間が経ったその時、「オギャー オギャー」という声が聞こえた。遂に産まれたのだ。マサオ君はハッとなり、喜んだ。赤ちゃんは3000gの元気な男の子だった。

つぎの日、しんのすけ、風間君、ボーちゃん、がお見舞いにやってきた。
しんのすけがネネちゃんのいる部屋のドアを「コンコン」と叩いた。
ネネ:はーい。
しん:ほっほほーい!ネネちゃん、赤ちゃんの誕生、
みんな:おめでとーーーーーー!!!!!
ネネ:ありがとう、みんな。
風間:マサオ君、キミももうパパになったんだね。
マサ:うん。僕今とっても幸せだよ。なんてったって初めての子供だからね。
ボー:ほんとだね。
しん:赤ちゃんどこ?
マサ:新生児室にいるよ。見に行く?
しん:行く、行く!!
風間:あ、しんのすけずるいぞ。僕も見に来たんだからな。
ボー:みんなで見に行こうよ。
    しんのすけ達はみんな(ネネちゃん以外)は新生児室へ向かった。
マサ:左から6番目だよ。かわいいでしょ。
風間:うわー。すごく可愛いね。
しん:おにぎり頭、まさにマサオ君にそっくりだね。
ボー:ほんとだ。
マサ:名前はまだ決まってないんだ。いい名前ないかな??
しん:マサオっていうのはどう?
マサ:それじゃ僕と一緒になっちゃうじゃん。もっと違うの。
風間:マサヒコとかはどう?正しいって書いて、彦って書く。
ボー:マサアキじゃあ、ダメ??
マサ:僕はマサキにしようかと思ってるんだ。
しん:マサキ!?
風間:あーそういうのもいいね。
ボー:かっこいい!!
マサ:そうかな??じゃあマサキにしようかな
風間:ちょっと待って。ネネちゃんはどんな名前がいいって言ってる?
マサ:男の子ならマサオに任せるって言ってるから・・・・
しん:ん〜じゃあ、女の子だったらどうしてた?
マサ:ネネが決めるって。
風間:じゃあ思い切ってマサキだね!
マサ:うん。そうするよ。みんなありがとう!
しん:でめたしでめたしですな。
風間:それを言うならめでたし、めでたしだろ。
みんな:ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・

園長N:こうして、マサオ君とネネちゃん、そして2人の間に出来たかわいい子供マサキ君はいつまでもいつまでも幸せに暮らしたということです。

         
             お  し  ま  い

小説トップに戻る

トップページに戻る