トップ > 小説 > 作成者・もえもえピピピーピピッとコンロさん
風間君は自分の家で英語の勉強をしていると、 ピンポーン。 「あれ〜だれだろ?」 ガチャ 「風間く〜ん!オラ風間君にあえてシワヨセ♪」 「しんのすけ、何しに来たんだよ!」 「おっそーだった、そーだった 忘れるところだったゾ。あのね・・・オラ風間君に プレゼントがあるんだゾ!!」 そしてしんのすけは赤の箱に黄色のリボンできれいに 包まれたプレゼントを差し出した。 「ほいっこれ。」 「え〜!ありがと〜!なになに?」 「『もえPのあなたと一緒におままごとしましょ』だゾ オラがくじであてたんだけど風間君にあげたら 喜ぶと思って〜おらってなんてこ・い・び・と・お・も・い」 「あ〜!ありがと〜大事にするよしんのすけ〜 (ほおずりほおずり)ってぼくはこんなのいらないよ!ったく」 「いや〜喜んでくれてよかったぁまたあててあ・げ・る」 「もう2度とこんなのあててくるな〜!!」 「んもぅ〜風間君たらオラからプレゼントもらって 照れちゃってや〜ね〜」 「とにかくもう出てけ〜!」 ドン!! 「・・そんなこといいながらしっかりプレゼント 握りしめてたじゃない!私はくじけないわよ!」 「よしっしんのすけはいったな・・早速開けてみよ〜」 続く・・。 プレゼントを開けた後、 風間君はニュースを見ていた。 風間君のママはみさえたちと 食事にいっているのでしばらく 帰ってこない。 「今日午前11時ごろ、春我部市にお住まいの 野原しんのすけさん(5)がなにものかに 襲われ、現在行方不明です。」 ―えっ・・ ドクンっドクンっ 午前11時・・・野原しんのすけ・・・ 行方不明・・ 11時ってあいつがきた10分後じゃないか・・! ピンポーン どきっだ、だれだ?! 「はい、どちらさまですか?」 「風間君?あ、あたしたちよ。ネネとマサオくんとボーちゃん。」 カチャっ風間君はドアを開けた。 「どうぞあがって」 みんなあのニュースみたのかな? そういえばみんな元気ない。 あのいつも元気なネネちゃんも。 そのときボーちゃんが静かに言った。 「風間君は、しんちゃんの、ニュース、みた?」 しばらく沈黙が続いた 「あぁみたよ。みんなも・・・みたんだよね?」 「う、うんしんちゃんがいなくなったって・・ウッウワーン!」 マサオくんはいままで我慢してたようだ。 「おにぎり!こんなときになくんじゃないよ!しんちゃんはいなくなっただけなのよ!」 とネネちゃんが言ったがネネちゃんの頬も涙で光っていた。 「風間君は、今日、しんちゃんに、会った?」 ボーちゃんがそう聞いた。 言わないほうがいいような気がした。でもみんななら 大丈夫か――― 「じ、じつはしんのすけが行方不明になる10分前に あいつここにきたんだ。」 「E(え)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 「なんでしんちゃん風間君のところに来たの?」 「いや〜しんのすけに用事があってね〜アハハハハハ・・ハハ」 シーン(もえPのおままごとセットもらったんだな。 ベッドの下に・・プッ) 「とりあえず私たち提案があるの聞いてくれる?」「うん」 「しんちゃんを襲ったやつを捕まえようよ」 「しんちゃんを、たすけるために!」 「しんちゃんがいないとさみしいわ!」 「わかったじゃまず情報収集しなちゃ」 「どうやって?」 「あ、あいちゃんを使うのはどう? 「なんであんなバ金持ちを・・・」 「でも、それしか、方法は、ない」 「チッしょうがないわ。風間君電話貸して」 「はい」 「プルルルル」「酢乙女家です」 「あいいる?」「あいお嬢様ですね少々お待ちください」 続く 「あら、めずらしい。あなたが電話してくるなんて。」 「かすかべ防衛隊の活動であいちゃんの 力が必要なの。」 「わかりました。そちらに使えそうなものを 用意しますわ!」「ありがとう!」 「黒磯!至急あれとこれを運ぶ用意を!」 ―23分後、公園にて 「あっあいちゃんだ!あいちゃ〜ん!」 「黒磯!」「はい」 ズラ〜 ヘリからいろいろな紙や機械が運び込まれた。 「これは?」あいちゃんが説明を始めた。 「こちらはみんな酢乙女家専用の衛星の 情報が流れる機械です。これでしん様の居場所がわかりますわ」 「そしてこれは・・・・・・」 「そういえばしん様は?」 ぎくっ!実はあいちゃんにはしんのすけについての ことを秘密にしていたのだ。 そこでネネちゃんが言った。 「しんちゃんは公園のトイレに行っているわ。 ね〜みんなオホホホホ・・」 「うんそうだよ!だから心配しないで!」 「あらそう。残念ですわ。ではこれからフランス語のレッスンがあるので ごきげんよう。しん様によろしくね〜」 「・・・じゃぁこれからどうする?」 「とりあえず、しんちゃんの、居場所が、わからないと、ダメ。」 「そうだね!じゃあこれを使おう!」 チクタクチクタク・・・10分後 「お〜!映像が届いた!!」 「さすがボーちゃん!」 「ん〜ここってどこだろう?」 「大人の人に聞けばいいんじゃないかな?」 「じゃぁしんちゃんの家にいくのはどう?」 「さっそく行ってみよ!」 ―しばらくたって ピンポーン 「あれ?だれもでないよ!」 「シロもいない!なんで〜??」 「しんちゃんのママは私たちのママと お茶してるんじゃなかったの?」 「ママに聞きに行こう!」 ―風間君の家 「そうなのよ〜あの人ずっとこなかったの。 自宅の電話も出ないし・・。おかしいわよね〜」 「ってことはしんちゃんの家族全員がいないってこと??」 「そうだと、おもう」 「今日はもう遅いし、明日しんちゃんの家の前で会おう!」 次の日、みんなはしんのすけの家に集まった。 家はどこもかしこも鍵がしまっているので 庭しか入れない。けど、とりあえず手がかりを 探してみた。 するとマサオくんが叫んだ! 「こんなところにでっかい岩がある!」 「どけてみよう」 岩をどけるとそこには1枚の紙があった。 「△がつ○ひ・・(よく読めない) かあちゃんがどこにもいないゾ とおちゃんもひまもシロも。ど・・・ かすかべぼおえいたいのひみつきちのしたは きちゃだめだゾ。じゃそゆことで」 「これってしんちゃんが描いたみたい!」 「かすかべ防衛隊の秘密基地のしたにきちゃだめ・・?」 「秘密基地ってよしながせんせいの家の事かな?」 「きっとそうよ!でそのあとの文章の下に来ちゃダメ?って どういう意味かな?」 「きっとそこになにかあるのよ!行ってみましょう!」 「でもきちゃだめって書いてあるよ。なにかあった・・・」 「いくわよ!わかったね!」 「はっはい(涙目)」 よしなが先生家 「きたのはいいけどしたってどこよ?」 「地面の、したじゃ、ないかも、、」 「そうか!東西南北であらわすのかも! うえに北をかくから・・・南にいけばいいんだ! ここから南・・こっちの方向だ!」 「わ!ここだけコンクリートの床になってる!」 ガッガタ! 音と同時に眼鏡をかけた汚れたお兄さんが顔をのぞかせた 「なにかようかな?」 「しんちゃんがこちらにきてるとおもうんですが・・。」 「・・・わかりました。ではこちらへ」 そこは階段があった。なかは薄暗い。しんのすけは無事なのだろうか? 「この野郎!さっさと降りやがれ!」 ドンッ「キャッなにするのよ!」 続く 「いったぁ〜新しく買ってもらった服が 汚れちゃったわ。おーい風間くーん、ボーちゃん、 マサオくーんどこぉ?」 「ここだよ〜」 なんとか声を聞いてみんな集まることができた。 「とりあえずしんのすけを探さないと・・・。」 「しんちゃんはここにいるのかしら?」 「ぼくは、いると、おもう」 「ぜったいにおいていかないでね」 しばらく歩くとだんだん明るくなってきた。 すると1つのドアがあったので開けてみると そこにはなんとシロとひまわりがいた! 「シ、シロ?」「ひまわりちゃん?」 「たやっ」「アン!」 「ママやパパは?」 「たいっ」ひまわりはついてきてと 言っているようだ。後を追ってみると、 海のような青の髪と瞳、背が高く 水色のワンピースをきたキレイな女の人が立っていた。 ネネちゃんも見とれてしまうほどだった。 「あ、あの、あなたはだれですか?」 「私は青美 実花(あおみ みか) あなたたちは?つかまっているの?」 「ぼくたち、しんちゃんを、さがしに、きた」 「しんちゃんってまさ・・なんでここにいるって知ったの? ていうか、なんでこの場所が?」 いままであったことをすべて話した。 「私も協力してあげる。」 「本当ですか?!」 「うん。ここで何年も捕まってるからいろいろここについて 知ってるの」 「ひまわりちゃんとシロはどうなるの?」 「大丈夫ここにいるわ。」 風間君はシロとひまわりの近くに メス犬とイケメンスターの雑誌があるのをしっかり 確認していたのでとりあえず安心した。 ということで実花と一緒にしんのすけを探し始めました。 「ここをこういくとある部屋につくんだけど まだ遠いからとりあえず休憩しましょ。 あ、あとこれみんなにあげるわ。」 そういうと実花は5つのネックレスを渡した。 「これをつけてると青だと水、緑が動植物、赤が火、 白が石を操ることができるの。1人ずつ絶対なくさないように持ってて」 ネネちゃんが赤、風間君が青、ボーちゃんが白、 マサオくんが緑をもらうことになった。 「この紫のは?」 「それは・・・」 実花が言いかけた瞬間。 ドーン!そこからでてきたのはひろしとみさえだった! なんか様子がおかしい。 「おまえさんはこっちの見方になれば どんなやつよりも強くなれるはずだ。そうだろう? ボスもぜひこっちの見方になれとおっしゃっておるぞ」 ひろしがいった。 「おまえたちの見方になんかなるかよ。おじさん!」 「ぬわにぃ〜?おじさんだとこら!!!!」 ひろしは実花に襲いかかったがドスっ 実花のキックでひろしは気を失った 「ちょっとそこのじょーちゃん!私の亭主に 何してくれんのよ!おまえなんかこーしてやる!」 みさえが杖を出すと青い何かが実花にぶつかった。 実花も必至で抑えている。 「実花がんばれ!!」 ドーン!みさえと実花は倒れていた。 みさえはひろしをつれて猛ダッシュで逃げてしまった 「み・・・みんな大丈夫?私・・か・・り・・・だ・・ね」 「どうしよ〜実花さん!」 すると風間君に紫のネックレスと地図を渡して 消えてしまった。 「き、きえちゃったよ〜ウワーン!僕もう帰りたい!」 「だめよ!この最後の手がかりの地図をみて しんちゃんを救わなきゃ!」 「うん!」「実花さん大丈夫はだってほら・・」 風間君が指をさした先には「私はいなくなっただけだから あとで会えるよ」と書かれていた。 実花がいなくなった後もしばらく歩き続けた風間君たち、 しばらくすると広い部屋についた。 そこの真ん中にはキズだらけのしんのすけと 牢屋で眠らされているひろしとみさえがいた。 「しんちゃん!」「しんのすけ!」 みんなはしんのすけにかけよった。 すると誰かがきた。 「なんだ、おまえらはこいつの知り合いか?」 「だれだ!」「騒ぐ出ない。私は正体は決して明かさないのだから」 「しんちゃんを助けておじさん!」 「助けるわけがないだろう。こいつらは 10年かけて私の発明したものを壊したのだから」 「10年かけて発明したものって?」 「人の心を読む機械。名づけて『ヒトノココーロヨメール』だ」 (そのまんまだ) 「で、その壊した家族を私の好きな風に操ってやるのだ!」 「しんちゃんのかわりに私たちが謝るわ! だからこれ以上やめて!」 「いや〜だよっあっじゃぁこの私を倒せたらいいとしよう。 これでどうだ?」「わかった」 「じゃ5分間だけ時間をやろう・・・ではよーいチーン!」 「どうする?」 「どうすればあの男を倒せるかな??」 「実花さんにもらったネックレス!!」 とネネちゃんと風間君がどうじにさけんだ。 「これを使えばあのじじいを倒せるかも!」 「きっとそうだよ!」 「僕も、そう、思う」 「じゃぁ作戦だ・・まず・・コショコショ」 5分たった。 「フンッこの私を倒せるとでも?」 「絶対倒してしんちゃんを助けるんだから!」 「かすかべ防衛隊、ファイヤー!」 「ファイヤー!!!!!!!!!!!!」 「ネネちゃん!」「いくわよ!」 ネネちゃんはうさぎをとりだした。 「ウォリャー!」 うさぎの口から一気に火が出て謎のおじさんを直撃! 「アヂヂヂヂ!」 たしかに謎のおじさんに火があたっているのに、 おじさんは平気な顔をしている。 しかもしんのすけが熱がっている。 「どうしてしんちゃんに?」 「こいつにコッチニイタサクールという 魚を食わせたのさ(実際にはいません)。だから私を攻撃しても意味はないんだよ それにコッチニイタサクールを食べて1時間すると記憶はなくなり、 私の手下になるのだ!」 「そんなぁ・・しんちゃんが記憶喪失になるなんてやだ!」 「しんちゃんを起こして、その魚を、吐き出させよう!」 「でも誰が・・・」 「僕がいくよ!」 風間君が真っ先に行った。 「でも・・わかったわ!風間君を信じて戦いましょう!」 「僕たちはあのおじさんを足止めする!」 こうしてしんのすけを起こす風間君と 謎のおじさんの足止めをするマサオくん、ネネちゃん、ボーちゃんに 別れて戦いが始まった。 「しんのすけ!起きろよ!なぁ!」 「う・・う〜ん」 「しんのすけは僕たちのこと忘れないよな?」 「オ・・オラ・・・」 「しんのすけ〜!!起きろ〜!起きろってば!」 「や・・やだゾ・・オラ・・オラ・・」 「う・・しんのすけっ!」 風間君から涙がこぼれた瞬間! あの実花からもらった紫のネックレスが光った。 風間君は光に包まれた。みんなは気づいていないらしい。 すると実花の声が聞こえた。 「これは夢や心を操ることができるの。 1つ1番すごい効果があるけどこれは本当の 持ち主に対してしか効かないの。 でも風間君が持ってる間は風間君が 夢と心を操れるわ。そのネックレスを 使ってしんちゃんの夢に入って!」 ス〜ゥポーン・・ 気がつくと風間君は霧に包まれた 森らしきところについた。 「これがしんのすけの夢・・・?」 しばらく進むとしんのすけを 見つけた。しかししんのすけは誰かと話している。 「オラのアルバムを返せ!」 「いやーだよ。これはオラがゴミに出すんだゾ」 え・・・?しんのすけが2人? 続く 風間君はしばらく様子を見ることにした。 どうやらアルバムを捨てると言っているのが 偽物で本物は捨てないでと言っている方だとわかった。 本物(以下本)「ホントに許さないゾ〜!!」 偽物(以下偽)「シカのフン!こんなのは必要ないゾ。 必要ないものは捨てなさいって母ちゃんが言ってたゾ」 本「これは必要なの!」 偽「必要じゃない!」 「ね・・ねえとりあえず落ち着いてよ。」 風間君は2人のしんのすけに言った。 偽「象のフ〜ン!風間君なんか嫌いだ〜!」 本「よくも風間君にむかって嫌いって言ったな〜! オラ、起こったゾ!!!!」 その瞬間、偽しんのすけはアルバムを ゴミ箱に入れてしまった。 本しんのすけは偽しんのすけにケツだけアタックで 攻撃している。偽しんのすけも反撃している。 アルバムということを知った風間君は ゴミ箱からアルバムを取り出そうとした、が 1つのアルバムだけゴミ箱の底に入って見えなくなってしまった。 「ぬおー!」と偽しんのすけが叫んだとき いつのまにか偽しんのすけは消えて 本しんのすけが倒れた。そして森みたいなところが 一気に砂漠になった。変な形のピラミッドもある。 「オラここでなにしてるんだろ。」 「しんのすけ!無事だったんだね!」 「あんた、だれ?」 「えっ?」「オラあんた知らない。」 「僕だよ!風間トオル!」 「オラ知らないもーんだみのもーんた」 「おまえと同じかすかべ防衛隊だろ!」 「かすかべ防衛隊・・・?」 ズキーン!しんのすけにものすごい頭痛が襲った。 「う・・っイタイ!」 「どうしよ!ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん!」 風間君は紫のネックレスをにぎりしめた。 ピカーン!紫のネックレスがさっきのように 光った。そして遠くから声が聞こえた。 「・・くん?風間君?」 「ネネちゃん?」「風間君ね?私たちあのおじさんを倒したから 風間君のところへ行きたいんだけどなかなか行けないの。 すぐそこに見えるのに・・・」 「えっ?ここからは何も見えないけど・・・」 「風間君の横よ!透明の壁でいけないの」 「僕の横?あたり一面砂漠だよ」 「風間君の、ところからは、みえないの、かも」 「そうだ!壁に攻撃すればいいんじゃないかな?」 「いい考えね!たまには役に立つじゃないマサオくん」 「たまにで悪かったね・・・」「あんだって?」「ひいいい」 「じゃぁせーの!」 ドカーンパシャガタンゴォォ― ―30分後 ネネちゃんたちがポンっと姿を現した。 おそらく壁の中へ入ったからだろう、とボーちゃんは言った。 そして今までのことを説明した。 すると急に頭痛で苦しんでいたしんのすけが起き上がり こういった。 「驚かせてごめん。実花よ。実はみんなに 言おうと思ってたんだけど私はしんのすけなの」 「えー!」「あのネネちゃんたちが倒したおじさんに 捕まった時はしんのすけの記憶はそんなには残らなかったんだけど いま思い出したわ。あのおじさんに魔法をかけられて しんのすけの心が6つに割れてしまったの。 その1つはしんのすけ本人の体に、そしてもう1つは 私に、そうそのしんのすけの心で私は生まれたの。」 突然の告白でみんな驚いていたがなんとか 実花の話している内容は理解できた。 「じ、じゃああとの4つは・・・?」 「みんなの人数を数えてみて」 「風間君、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん・・・あっ!」 「まさか僕たち?!」「そうなの。みんなで心を合わせて コッチニイタサクールを吐き出させなきゃ!」 「かすかべ防衛隊ファイヤー!!!」 みんなでしんのすけのところまで戻った。 「こんどは何?」 「しんちゃん私たちのこと本当に忘れちゃったの?」 「まさか!!!さっきね・・・・」 風間君はアルバムがゴミ箱に落ちてしまったことをいった。 「そのアルバムに私たちの記憶があったってこと??」 続く 「たぶん・・・そういうことだと思う」 「それならしんちゃんの記憶は戻らないの?」 「アルバムが戻らないなら・・・」 「まだ可能性はあるわ!!みんないい案はない?」 「もしかしたら、アルバムがなくても、 しんちゃんに、ぼくたちの、こと、思い出させれば、 また新しいアルバムが、完成するんじゃ、ない?」 「???」どうやら風間君だけ意味が通じたようだ。 「つまり僕たちで新しいアルバムを作るんだよ」 「なるほどね!じゃぁ早速しんちゃんのアルバムづくり 始めるわよ!!」「オー!」 「さっきから騒がしいぞ。君たち」 「しーんちゃん。リアルおままごとしましょ!」 「えー。」「いきなりそれ〜?」 「なによっ!文句あるなら言いなさいよ!」 「ひいいー!ごめんなさい」 「リアル・・おままごと?・・ウッ」 やっぱりしんのすけの頭痛は続いているようだ。 「あれ、みて」 ボーちゃんの指さす方向には どうやらはじっこのパズルの1ピースのようなものが 落ちていた。 「これは、たぶん、しんちゃんの、アルバムの、かけら、だと、おもう」 「たぶん僕たちが幼稚園の話をするたびに1ピースずつ出てくるんじゃないかな?」 「ネネもそう思う」「全部集めればしんちゃんの記憶が 戻るのね!」「君たち、オラに隠れて何してるの?」 「ううん。別になーんもしてないわよっねーみんな!」 「うん。」 「あとリアルおままごと、オラやりたくない。」 (ホーッ) その瞬間あたり一面砂漠から今度はふたば幼稚園(アクション幼稚園)に。 「あら、ここ幼稚園?」「1ピース戻ったから少しだけ思い出したんだよ」 「まだまだいくわよー!」「オー!」 「ねぇしんちゃん。今度私の家に おいでよっロイヤルチョコビあげるわよ〜」 「チョチョコビ?!いる〜!」 「そのかわりネネのリアルおままごとにつきあってね。」 「あんたネネっていうの?」「そうよ。うさぎが大好きなの。 ママの料理もだーいすき」 「ネネちゃん?うさぎ?料理・・?しつこいお味?」 「しつこい味じゃ・・・ないわよ〜!って・・思い出したの?!」 「思い出したって何が?ネネちゃんはネネちゃんでしょ?」 「やったー!!ネネちゃんを思い出した!」 「(キョロキョロ)あれ?おにぎりは?」 続く 「えっ・・いまなんていった?」 「だから『おにぎりは?』って聞いたの。 マサオくんだってことぐらいわかるでしょ?」 「しんちゃん!僕のこと思い出してくれたんだね!!」 「しんちゃん、今から、ハナミズショーやるね」 ボーちゃんのショーが終わった。 「いやぁ、やんや、やんや! 毎回うまいなぁボーちゃんはマンホール!マンホール!」 「それを言うならアンコールだろ!」 「そーともいうー」 しばらくたってネネちゃんが言った。 「ね、ねえこのアルバム・・1ピース足りなんだけど・・。」 「えー!!」「とりあえずしんちゃんが僕たちのこと 思い出したか聞こうよ」 「ねーしんちゃん私たちの名前全員言える?」 「マサオくんとネネちゃんとボーちゃん」 「や・・・やだなぁしんのすけ〜この僕を忘れるなんて」 「オラ、あんたは知らないゾ。」「えっ・・」 「あったことないゾ」 「そんなことないじゃない!いつもかすかべ防衛隊で 一緒に遊んでたじゃない!!」「ほんとに知らないぞ!!!」 その時風間君が叫んだ 「ねえ!お願いだから僕を思い出してくれよ!! 毎日幼稚園で一緒に遊んでたじゃないか!」「知らないったら知らないも〜んだ」 「しんのすけのバカー!!!」 思わず風間君がそう叫んだ瞬間、紫のネックレスが光り、紫のネックレスの 横に黒のネックレスが出てきた。 「フンっ所詮おまえらは子供なんだよ」 風間君の耳にはそう聞こえた。そして風間君の意識が遠のいていった。 「・・・くん!・・ざまくん!風間君!」 (誰か僕を呼んでる・・?) 「風間君。オラ思い出したぞ!」 その声で気がついた。 思い出してくれたんだね! 風間君は起き上がろうとした。が 体が動かない。声も出せない。よく聞こえない。 「風・・君、一緒に・・うよ」 返事がしたいのに声が出せないのでできない。 「しんちゃん、風間君おきないわ」 「どうして〜〜」 「だいじょぶだもん!風間君はだいじょぶだもん!」 「ぼくも、そう思う」 「風間君についてるこれ何かしら」 「僕たちのネックレスに似てる・・・」 「これを、風間君から、とれば、いいんじゃないかな」 「やってみる価値はありそうだわ。」 「じゃとるわよ!せーの」 プチン! 「・・・何も起こらないね・・」 「あら?黒のネックレスが割れてる!」 ぱかっでてきたのは黄色。 「ほーきれい・・これオラがもらうぞ」 「あっしんちゃん!勝手に決めないでよ!!」 「おーい!風間君!オラたちはかすかべ防衛隊だよね? 困ってる人をお助けするんだよね?だからオラは風間君を・・・ お助けするゾ!」その瞬間、全員のネックレスが割れた。 ドッカーン!!!何かが爆発したみたいだった。 実はいうとそのときの爆発のことはあまり覚えていない。 どうやって脱出したのか・・。 「風間君!」「しんのすけ!」 「風間君、ありがとう!」 あの事件のあとも仲良く遊んだ。ほかの人たちにはあの日のことはもちろん秘密。 なんでか?帰ってきた時間はあの例の11時。野原家全員何も覚えてないらしい。しかもあのニュースも なかったことになっている。と、いうことはしんのすけは 風間君の家にこなかったということになる。その証拠にあの しんのすけがくれたもえPのおままごとセットはなくなっていた。 でも当てたことはかわらない。すぐにしんのすけは届けにきたんだけど。 そしてときはたち・・3月の卒園式。 「さようなら〜」というみんなの声が聞こえる。 泣いている人もいた。 かすかべ防衛隊はないていなかった。ただ一人を除いて。 ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんがいたときには泣いていなかったのに。 いや我慢してたのかも。しんのすけのパパとママは ママたちと話している。ネネちゃんたちはママたちの方へ向かって走っていった。 僕としんのすけだけになった。「しんのすけ・・」 「・・う、ウワーン」しんのすけは風間君に抱きついた。 しんのすけが泣いたのを見たのは久しぶりだった。 でもこんなに号泣するのをみたのは初めて。 「風間君・・・ずっと・・友達でいようね・・・かすかべ防衛隊でいようね」 「・・・・うん!もちろんさ!」 15年後。二十歳のある日 幼稚園のタイムプセルを掘り起こすという手紙がやってきた。 かすかべにくるのは何年ぶりだったかな・・ みんな変わらない景色だった。 そして幼稚園についた。幼稚園のみんな、先生たち、 かすかべ防衛隊。そしてやっぱり遅れてきたのは・・・ 「風間君!」「しんのすけ〜!」 〜END〜 次回作は野原家をメインにする予定です。 ちなみに名前も長いので「クレヨンマエストロ」にします^^ |