トップ小説作成者・新・クレしん夢中人さん


「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶ!ブリブリモンスター大発進!!」
(この話は「マリオ&ルイージRPG3」を参考にしています)


カスカベ・野原家


しんのすけ「おかえり〜」
みさえ「ただいまでしょ!」
しんのすけ「そ〜ともゆ〜、早見優〜」
みさえ「はいはい、手を洗ってうがいしてね!」
ひまわり「ふえ〜ん」
みさえ「ああ〜ひまちゃんぐずちゃったね〜」
しんのすけ「洗ってきたぞ〜おつやどこ〜」
みさえ「おやつ!チョコビを用意してあるから食べてね」
しんのすけ「ほほ〜い」

その時だった・・・。
野原家に激しい揺れがおきた。

みさえ「きゃ〜しんちゃん!伏せて!」
ひまわり「うえ〜〜〜〜〜ん」
しんのすけ「怖いゾ〜〜〜」
みさえ「きゃ〜〜〜〜」

激しい揺れがしばらく続いた後一瞬治まった・・。


みさえ「しんちゃん!ひまちゃん!大丈夫?」
しんのすけ「大丈夫・・だゾ」
ひまわり「うえ〜〜〜〜〜〜〜ん」
しんのすけ「シロは!?」
シロ「わんわん」
しんのすけ「シロは大丈夫だったゾ!」
みさえ「よかった・・・・ひま〜ちゃん、よしよし、大丈夫だからね・・・そうだ!主人は大丈夫かしら?」

みさえは奇跡的に壊れていなかった携帯を使って連絡した。
「ぷるるるるる・・ぷるるるる・・・ぷる・・「はい」」

みさえ「もしもし、あなた?大丈夫なの?」
ひろし「ああ・・数名が怪我を負ったけどな・・・そっちはどうだ?」
みさえ「私はちょっと打撲しただけで子供達は無事よ!」

しかしまたあの揺れが襲ってきた。

みさえ「いや〜〜〜」
みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロは野原家の机で避難した。
だが机も揺れるほど揺れは激しさを増していった。

みさえ「しんちゃん!!机につかまるのよ!!」
しんのすけ「痛いゾ・・・」
なんとしんのすけの足に食器棚が落ちてきた!!」
みさえ「しんちゃん!大丈夫?!・・・なんなのよ!この揺れ」
みさえはしんのすけの足を摩りながら揺れが止むのを待った。



しかし治まる気配は一向にない。
それどころかもっとひどくなっていっている。


みさえ「もう駄目・・・神様!どうか子供達だけ救ってください・・」
みさえは涙ながらにこういった。
ガラスは割れ家にある全てのものが飛んできている。

誰もが死を覚悟したその時!!!。





揺れは奇跡的に治まった・・・・・・・。

みさえはしんのすけの足に包帯を巻いた。

みさえ「足動かせる」
しんのすけ「痛みはあるけど動くゾ」
ひまわり「うえええええええええん」
みさえ「よしよし、ママがついてるからね〜」
しんのすけ「母ちゃん・・・携帯壊れたゾ・・」
みさえ「えええ・・・それじゃあパパと連絡とれないじゃない・・・もう嫌!!」

また揺れがくると思って待機していた一同だが30分経っても揺れる気配はない。

しんのすけ「オラ、ちょっとお外へ行ってくるゾ」
みさえ「駄目よ!!ゆれが来るかもしれないしガラスが刺さったら大変よ!!」
しんのすけ「でも行きたいゾ・・」
みさえ「・・・わかったわ、でもママもついていくからね」


一同は外へ出たがそこは戦争後の日本のようだった。


みさえ「・・・カスカベが・・・」
しんのすけ「お便秘出して!!」
みさえ「おげんきよ・・・・ううううう。母さんや父さん、むさえやまさえねえちゃん・・それにおケイは大丈夫なの?」
しんのすけ「カスカベ防衛隊・・幼稚園の先生・・ななこおねいさん達は大丈夫なのかな・・・心配だゾ・・・」

その途端地響きが鳴った。
みさえは地響きがなった方向を見ると・・・。


みさえ「・・・なんなのよ・・・あれ・・」
しんのすけ、みさえ、ひまわり、シロは凍りついた・・・。


そこにいたのは怪獣・・・いやみょうちきりんな形をした怪獣だった・・・。


手足は多分7本あるだろう。
大きな舌で人を食べてる・・・。
でも歯はない・・なので噛めずそのまま体内へ入れている。
目は睨んだような目をしていて鼻はまるでぶりぶりざえもんのような鼻・・・。
大きな鳴き声で叫んでいる・・・。


みさえ「・・・あれが全ての・・・」
しんのすけ「・・原因だゾ・・・」
ひまわり「たいや・・・」
シロ「・・・ワン」


35分前   霞ヶ関・双葉商事


ひろし「あわあわあわあわあわあわあわ・・・」
川口「先輩・・・・」
ユミ「もう嫌だ・・うわ〜〜〜〜〜ん」
部長「落ち着け、隅にかたまれ!!」

怪獣はなんと双葉商事へ突っ込んだ!!!。


川口「せんぱーーーーーーーい」
ユミ「嫌ああああああ」

なんと川口、ユミ・・そのほかの社員が食べられてしまった・・。

ひろし「川口!ユミちゃん!・・・くそ・・・もうやめてくれえええ」
部長「落ち着け!落ち着けーーー」
ひろし「部長だって落ち着いてないじゃないですかあああ・・・うううう」

残されたひろしと部長は絶対絶命だった・・・・。
ついに部長へと舌がのび・・・。


部長「くそおおお!野原くん!!きみは家族をまもれええええ」
ひろし「ぶちょおおおおう」
部長「とにかく助けなさい!!!!」

ひろしは涙をこらえながら走った。
ひろし「川口・・・ユミちゃん・・・部長・・絶対助けにゆきます!!・・・く・・・絶対喰われるなよ!!みさえ!しんのすけ!ひまわり!シロおおお!!」

奇跡的にひろしは怪獣から上手く逃げそこらに停まっていた壊れていないスーパーカーにのってカスカベを目指した・・・。


そしてみさえ、しんのすけ、ひまわり、シロはとにかく怪獣から逃げた。

しんのすけ「もっと早く走れ!」
みさえ「誰がおんぶしてあげてるとおもってんの?さっき足怪我したからおんぶしてあげてるのに」
ひまわり「たいや!!」
シロ「わんわんわん!!」


みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロは春日部駅に着いた。
だが怪獣はどんどんこちらへ向かっている。
しんのすけ達が走ってもどんどんしんのすけたちより早いペースで追ってくる。
もう駄目と・・確信したとき!!。

???「こっちです!!ここに乗ってください」
綺麗なおねいさんがトラックの方へ誘導します。

しんのすけ「ぬお〜、おねいさあ〜ん。ショートケーキのイチゴは最初に食べる方?それとも最後に食べる方?」
???「それは後で話すわ!さ!早く乗って」

しんのすけ達はトラックにて逃げます。

みさえ「パパ大丈夫かな・・」
しんのすけ「大丈夫だゾ、足がくさいから怪獣さんもにげるゾ!!」
みさえ「ははははは・・・って・・・・」
ひまわり「たいや、あは〜」
しんのすけ「ところで、おねいさんの名前は?」
皆中田尾巣「皆中田尾巣よ」
しんのすけ「ほうほう〜、かいじゅうたおす!!そのまんまだね!」
皆中田尾巣「あはははは・・・」
みさえ「こら!すいません・・」

その時!前方に車が停まっています。

トラック運転手「はい?」
ひろし「そのトラックに乗っている人達に野原という人はいますか?」
みさえ「もしかしてその声・・・・」
ひろし「みさえ!!!」
みさえ「あなた!!!!!」
ひろし「無事でよかった・・・」
みさえ「あなたも!!」
ひろし「そうだ!子供達は?」
みさえ「この通りよ!」
しんのすけ「ほほ〜い、父ちゃん」
ひまわり「たいや」
シロ「ワンワン」
ひろし「おお!これで野原家は全員揃ったな!!」


そしてみさえは野原家であった事を、ひろしは双葉商事であった事をお互い話しました。


ひろし「そんな事が・・・」
みさえ「あなたも・・・川口さんやユミちゃんが食べられるなんて・・・」
しんのすけ「オラも風間くんたちが心配だゾ」
みさえ「・・でも多分他のトラックに乗って助かってるって!」
ひろし「そうだよ!カスカベ防衛隊の凄さはお前が一番知ってるだろ!」
しんのすけ「・・そうだゾ!!みんな助かってるゾ!!!」

ですが恐怖へのカウントダウンはもうすぐ傍まで来ていました・・・。




安心感が見えてきた野原家とトラックの人たちですが・・・。
トラックの車内が急に揺れました!!。

しんのすけ「おお!!」
ひろし「なんだなんだ!!」
みさえ「きゃーーー」
ひまわり「うえええええん」
シロ「あんあんあん!!」


トラックは転倒寸前です。
みんなが危機一髪で外へ出ると・・・。



すぐそばまで怪獣は来ていました・・・。

しんのすけ「みんな!逃げるゾ!!」
野原一家「うおおおおおおお」

ですが次々とその延びる舌で人を喰っていきます!!。

ひろし「うわああああああ」
みさえ「きゃああああああ」

なんと!ひろしとみさえが捕まってしまったのです。

みさえ「これは粘着してるから抜けない・・・」
ひろし「しんのすけ!!ひまわりを頼む」

ひろしはしんのすけに向かってひまわりを投げました。

しんのすけ「父ちゃん!母ちゃん!!」
ひろし「俺達の事はいいから絶対助かれよ!!」
みさえ「絶対つかまらないでね!約束よ!!」

しんのすけ「父ちゃん!!!!母ちゃん!!!!」
ひまわり「うええええええええええええええええん」
シロ「くうううううん、あんあん」


しんのすけは流れる涙をこらえながらひまわりを抱え皆中田尾巣おねいさんの元へ走っていったのです。

皆中田尾巣「つらかったね・・でも絶対助けて見せるから!!」
しんのすけ「うぐ・・・・うん」
ひまわり「ふえ・・・ふえ・・・たい」
シロ「くうううん」

しんのすけたちはとにかく走ったのです!!。



怪獣体内


みさえ「痛ててて・・・」
ひろし「・・・何だ・・・」



そこにはどでかい血管や細胞、粘膜がある不思議な光景でした。







みさえ「これが・・・怪獣の体内・・」
ひろし「ところで今俺達はどこにいるんだ?」
みさえ「知らないわよ!・・・って向こう見て!!」
ひろし「うわっ!なんだ?これ・・・・」


そこには人と一緒に食べられてしまった家やスーパー、会社や駅の一部がありました。

みさえ「しんちゃんやひまわり大丈夫なのかしら・・」
ひろし「大丈夫だ!俺の息子だから絶対に助かってる!!」
みさえ「あなた・・・・」


その頃、しんのすけ達はおねいさんの車に乗ってなんとか怪獣の追っ手を振り切りました。

しんのすけ「父ちゃんや母ちゃん、いま怪獣さんのどこにいるのかな?」
ひまわり「たい・・・」
皆中田尾巣「多分ね・・今食道の手前まで来ているんじゃない・・・あの怪獣の体内は人間の体内を巨大化したみたいな体内なの・・・」
しんのすけ「ほ〜ほ〜」
ひまわり「たい〜たい〜」
皆中田尾巣「でも油断は出来ないわ、体内にはあの怪獣に住み着いてる黴菌がいる・・・怪獣自体に支障はないけど人間が触れたらその途端に死んでしまうの・・・」
しんのすけ「母ちゃんは妖怪ケツでかおババだから多分黴菌さんなんてイチコロだゾ!!」
ひまわり「あは〜」
皆中田尾巣「(苦笑)」

その頃、みさえ、ひろしは食道のすぐそばまで来ていました。


ひろし「とりあえず慎重に行かないとな・・・」
みさえ「怪獣の口も開きそうにないから口から脱出は不可能だし・・かといって出たらあのネバネバの舌に絡まってまた逆戻りだしな・・・」
ひろし「おっし!絶対でてみせ・・・・あああああああああああ」
みさえ「あなた?どうした・・・・キャあああああああああああああああ」


なんと二人は食道へと落ちてしまいました。


みさえ「なんかわかんないけど落ちてるわ〜、ぎゃははははあは」
ひろし「そんな事言ってる場合かよおおおお、どこに着くんだああああ」


二人は怪獣の胃へと落ちてしまいました・・・。






みさえとひろしはしばらく意識を失っていたものの落ちた所が柔らかかった為にそこまで損傷は受けてない。


ひろし「・・・ここは・・・」
みさえ「頭が・・・がんがんする・・・」

しばらくしてから二人は完全に意識を取り戻しました。


ひろし「細い道を落ちたと思ったら・・・ここはどこだ」
みさえ「なんか水滴が垂れてきてるわよ・・」
ひろし「もしや・・・」

ひろしはなんとなく感づいたようです。
今まで通ったのは食道だったとしてここが胃・・そして垂れてくる水滴が胃液だったとしたら、間違ってはいない。

ひろし「なんかわかんねえけど水滴に当たるな、もしかして胃液かもしれん」
みさえ「嘘でしょ?、・・・とにかく逃げましょう!!」

ひろしとみさえは見えない闇から落ちてくる水滴におびえながらも次々と水滴を交わしていきました。

みさえ「怖いよ〜」
ひろし「頑張れ!!こんなとこでやられてたまるかああああ」


その頃・・・。



しんのすけ「怪獣さんからなんとか逃げれたね」
しんのすけ達はカスカベから栃木の宇都宮まで逃げていました。
そして今栃木の警察テロ用基地に保護されています。

皆中田尾巣「まぁね・・、坊やたちはここで待っていてね。おねいさんは怪獣を倒しにいってくるわね」
しんのすけ「・・・それって危険な事?そんな事しちゃ駄目だゾ!」
皆中田尾巣「・・しんちゃん、・・大丈夫よ!私だって戻ってくるわ、君のお母さんやお父さん・・それに友達も連れて」
しんのすけ「オラも行くゾ!!」
皆中田尾巣「駄目よ!危険すぎるわ!」
しんのすけ「オラ、皆をオタスケするゾ!!」
皆中田尾巣「絶対駄目!!」
しんのすけ「大丈夫だゾ、オラはジェームスボンドだからそんな簡単に死にはしないゾ!」
皆中田尾巣「怪獣がどれだけ恐ろしいか知ってるわよね?、食べられたら大変な事ばかりなの?分かる?」
しんのすけ「オラ、5歳児だからわかんないも〜ん、オラはただ皆をオタスケしたいだけなんだゾ!!たとえどんな危険でもそれを超えてオタスケするのが一番のかっこいいとこなんだゾ!」
ひまわり「たいや!たい〜」
シロ「あんあんあんあん!!」
しんのすけ「ひまとシロも言ってるゾ!!!!」
皆中田尾巣「・・・じゃあわかったわ、その代わり・・おねいさんの傍絶対離れないでね!!」
しんのすけ「オラ、約束は破らないタイプだゾ〜」
皆中田尾巣「じゃあいくわよ」
しんのすけ「野原家ぇ〜」
ひまわり「たいや〜」シロ「あんあんあん!!!」
しんのすけ「ファイア〜〜〜〜〜〜」


こうして皆中田尾巣としんのすけ達は基地を出て埼玉県へと向かいました。







さてひろしとみさえはどうなっているのでしょうか?。

ひろし「はぁ・・・もう水滴は落ちてこねぇな・・・」
みさえ「そうね・・」

しばらく二人が歩いてるとやはり家の一部やスーパー、会社などが倒れていました。


そこに人を発見しました。



ひろし「大丈夫ですか?」
田中「すまんの〜、わしは田中じゃ・・」
みさえ「田中・・・さん?」
田中「ああ・・・家でのんびりしていると怪獣が現れて逃げてる合間に食べられてしまったんじゃ・・」


こうしてひろしとみさえは田中さんとともにさらに奥へ向かっていきます。


そこで見つけた人は・・・。


ひろし「川口!!ユミちゃん!!」
川口「うっ・・先輩!!」
ユミ「野原係長・・・どうして・・ここに?」

二人とも怪我しているようでした。

ひろし「大丈夫か?」
川口「ええ・・・なんとか」
ユミ「野原係長と奥さんも食べられてしまったんですか・・?」
みさえ「ええ・・・しんのすけとひまは外で助かってるけど・・・」

こうして川口とユミを加えた5人で怪獣の胃を探検していきます。


一方トラックの中では・・。

皆中田尾巣「これはヘルメット、ヘルメットの外側に赤いボタンがあるけど危険な状態になったら押して!おねいさんがすぐ助けにいくわ!!」
しんのすけ「ほい!」
皆中田尾巣「ひまちゃんにはこの手袋、雑菌がつかないから安心!大声で泣くと手袋が反応するから危険な状態になったらないてね!ひまちゃん!」
ひまわり「たいやたいや!」
皆中田尾巣「シロくんはヘルメットの犬用、シロくんの場合は何か芸をする事で危険を知らせるようになってるの、今登録するけど・・しんちゃん!シロって何か芸できる?」
しんのすけ「シロはチンチンカイカイが得意だゾ!シロ!チンチンカイカイ!!」
シロ「くぅ〜ん(チンチンカイカイをやっている)」
皆中田尾巣「・・・でも飼い主さんがそういわないと無理だからな・・・犬単独で出来るのがベストなんだけど・・」
シロ「あんあん!わん!」
しんのすけ「ちゃんと自分で出来る!って言ってるゾ!」
皆中田尾巣「・・・とりあえずしんちゃんはシロと隊員さんとで行動して!私は隊員とひまちゃんで行くから!」
しんのすけ「隊員さんには言ったの?」
皆中田尾巣「先にあなたたちは舌につかまって、それで後から行けばこの事はばれずに澄むから!いい?絶対着地した所に留まっててね」
しんのすけ「ブラジャー!!」

よいよカスカベへとトラックは着きます。


話を戻して怪獣の胃では・・・。


5人ほどが壊れた建物から救われました。

そんな中・・・。


「助けて〜ママ〜」

ひろし「この声って・・・」
みさえ「マサオくん!?」

二人の予想は当たりそこにはマサオくんがいました。

マサオ「おじさん・・ぐすっ・・ありがとう・・・ところで・・ママは?」
ひろし「これから探すからね!!」
マサオ「・・・ところでカスカベ防衛隊は?・・・」
みさえ「しんのすけだけ無事よ、外で避難してると思う・・他のみんなは今から探すとこよ!!」
マサオ「わかり・ました・・・ぐすっ」

その後も・・。


ネネ「ったくはよこっからだせや!しばくぞごらああ」
みさえ「いつものネネちゃんじゃない・・・」
ネネ「・・・おばさん・・・うえ〜ん、怖かった〜。ママは?」
みさえ「大丈夫よ〜、これから一緒に探そうね〜」
ネネ「うん!!」

ボー「ボーーーー」
ひろし「大丈夫か?ボーちゃん!!」
ボー「大丈夫・・ハナ水も良好・・・ところで他のみんなは・・」
ネネ・マサオ「いるよ!しんちゃんは外で避難してる!」
ボー「じゃあ後は・・・」
みさえ・ひろし・マサオ・ネネ・ボー「風間くん!!」







一方外ではしんのすけを乗せたトラックがカスカベに到着していました。

皆中田尾巣「言い忘れていたけど黴菌がもしこっちへ襲ってきたときにこれを使って!!」
しんのすけ「これは・・銃?」
皆中田尾巣「その名もテロ用ウィルスガンよ、これを黴菌に向けて撃てば黴菌は消滅するの。ただし少量しか入ってないから使いすぎには注意してね!」
しんのすけ「ほい!!」
皆中田尾巣「おねいさんは後からいくからね、さぁいってきて!!」
しんのすけ「いくぞおおお!ひま!シロ!!!!」
ひまわり「たいや〜」
シロ「わんわんわん!!」

ヘルメットを被ったしんのすけ。
手袋を履いたひまわり。
犬用ヘルメットを被ったシロは勢いよく駆け抜けていきました。


隊員「何だ?あの子を捕まえろ!!」
しんのすけ「来たゾ!ひま!シロ!」
ひまわり「たいや」
シロ「あんあんあん」
隊員「くそ〜こいつ逃げ足が速いな」
隊員「車で追え!!」
隊員「そこのぼうず、とまれ!!(拡声機で)」
しんのすけ「ケツだけ星人〜ぶりぶり〜」
隊員「おわっ!」
しんのすけ「もうすぐ怪獣さんのいるところに着くゾ!!!」
隊員「この子を止めろおおおお!!」

しんのすけ達の前にバリケードが張られました。

しんのすけ「くそおおおおお、ひま!シロ!怪獣の体内にいる母ちゃん!父ちゃん!・・・野原一家ファイアーーーーーー!!!」
ひまわり「たいやーーーーーー」
シロ「あんあーーーーーーーーーん」

しんのすけ、ひまわり、シロはバリケードを飛び越えました。

隊員「やばい!」
隊員「そこのぼうや!ひきかえさないと一生投獄するぞ!!!!」
隊員「戻って来い!!!」
隊員も手の出しようがありません。そしてついに。



しんのすけ「おわああああああ」
ひまわり「たいや〜〜〜〜」
シロ「ワン!」

三人は怪獣の舌に捕まりました。

隊員「しょうがない、あの怪獣の口を撃て!ただし絶対子供には当てるな!!!」

隊員は機関銃で口や腹を攻撃しはじめます。

怪獣「ぐおおおおおおおおおおおおおお」
隊員「坊や!後で助けにいくからね!!」

隊員は爆弾だけをセットし栃木のほうへトラックを走らせました!!。


しんのすけ「ひどい人たちだな〜」
ひまわり「たい」
シロ「あんあんあん」

そしてついに三人は怪獣の体内へと入りました。


しんのすけ「結構真っ暗だゾ・・」
ひまわり「たい・・」
シロ「あんあん」

怪獣の声「ぐおおおおああああああああああああ」


その途端に怪獣の体内がゆれはじめました。
どうやら爆弾が爆発したようです。


しんのすけ「ゆれる〜〜〜」
ひまわり「ううぇ〜〜〜〜〜〜ん」
シロ「あんあんあん!!」


その被害は胃でも起こっていました。


みさえ「地震?」
ひろし「伏せろ!ものが飛んでくる!!」
ネネ「いや〜」
マサオ「怖いよ〜〜〜死んじゃうよ〜うえ〜ん」
ボーちゃん「ボー!!!」
川口「ユミちゃん!!」
ユミ「川口さん!!!」
田中「立ってられん・・助けてくれえええ」



しんのすけ「・・・ゆれがおさまったゾ・・」
ひまわり「ふえ・・ふえ」
シロ「あんあん!」
皆中田尾巣「うわ!!!」
皆中田尾巣が体内へと入れられました。

皆中田尾巣「みんないるね!黴菌ガンは?」
しんのすけ「オーライ!!」
ひまわり「たいな〜」
シロ「わんわん!!」

皆中田尾巣「これからロープで人間でいう肺の部分にいきます!」
しんのすけ「ほい」
皆中田尾巣「ひまちゃんは私の胸に来て!シロちゃんは頭につかまって!!」
しんのすけ「いいな〜一人と一匹!!」
皆中田尾巣「後でいっぱい抱っこしてあげるからね!!・・ロープの降り方知ってるわね?」
しんのすけ「ほい!!!!!!(興奮した状態で)」
皆中田尾巣「落ちても命綱でおねいさんの所へ戻ってくるから一応は大丈夫よ!・・・じゃあいくわよ!!」
しんのすけ「ほい!!・・そうだ!さっき・・他の隊員さんも来るのどうなったの?」
皆中田尾巣「う〜ん・・・よし!・・・みんな逃げちゃったから私とずっといる事にしよ!!」
しんのすけ「さいこ〜」


そしてしんのすけ達は肺の部分まで到達しました。


しんのすけ「誰かいるかな〜、おっ!風間くん!!」
風間「・・・・」
しんのすけ「風間くん〜・・・トオルちゃん!朝ですよ!!」
風間「・・・は・・い・・・」
しんのすけ「意識はある!よかったゾ〜」
風間「・・くっ・・・し・・・んのすけ?・・くっ」
しんのすけ「そうだゾ!オラ迎えに来たゾ」
風間「ありがとよ・・・」

こうしてしばらく休憩した後、肺にいる人達を見つけていきました。

30人ほど見つかった中にはなんとななこおねいさんと四郎さんがいました。

しんのすけ「ななこおねーさん?だいじょーぶ?ボクとても心配したんです!それでオタスケに来ました!!」
ななこおねいさん「しんちゃん!偉いね〜」
しんのすけ「いや〜それほどでも〜」
四郎「くそ・・あんな可愛い人と友達だなんて・・あの人は綺麗だもんな〜」
しんのすけ「よっ!冴えない顔くん!」
四郎「その呼び方やめてもらえる?」


こうして肺では人命活動が行われていました。

一方胃では・・。


みさえ「ねぇねぇ・・あれ何?」
ひろし「あれって黴菌じゃ・・・ほら!昔の理科の教科書に載ってたじゃん!拡大図かなんか」
みさえ「えええええええ」

一同は黴菌から逃げますが上からも黴菌が降ってきます。

みさえ「何で急にこんなんになんのよ」
ひろし「知らねぇよ、うわーーー」
ネネ「もうおうち帰りたいよ〜〜〜」
マサオ「ひ〜〜〜〜〜〜」
ボーちゃん「ボーー!!」
田中「逃げ場がありません、どこまでいっても胃です」
みさえ「何でこんな広いのよ・・っていやああああああ」
ひろし「みさえ?!」







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