トップ小説作成者・つばきさん


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もしこれが夢でも構わない。
それならこの夢がずっと続けばいいだけ。

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「こら、シロ!待てったらぁ。」
しんのすけはシロにムリやり連れてこられて細い路地に入った。
どこか見覚えのある風景だと感じながらしんのすけは必死にシロを追う。
進めば進むほどその風景は見たことがあるものに見えてきた。
そして、それがどこなのかはすぐに分かった。
「かすかべ座ー・・・。」
そう、野原一家やかすかべ防衛隊やらが映画の世界に引き込まれたあの映画館だ。
ここは、しんのすけにとって、忘れてしまいたい思いがつまった場所だ。
しばししんのすけはその場に立ち尽くした。
「キャンキャン!!」
シロが嬉しそうに尻尾を振る。
そしてしんのすけの服の袖を噛み、そのまま歩き始めた。
そしてシロはいつかしんのすけたちが映画館の中に入ったトイレの窓に
しんのすけを誘導した。
「シロ?ここはオラにとって辛い場所なんだゾ?だから、ここの中には
入りたくないゾ・・・。」
シロはそれでも映画館の中に入りたそうだ。
「も〜シロったらしょうがないんだからぁ、今日だけだゾ?」
仕方ないという気持ちと、もう一度行ってみたい、2つの気持ちにかられた
しんのすけはシロともう一度、かすかべ座の中に入った。

ここの扉を開ければ、スクリーンがある。
しんのすけはもう一度躊躇した。
でもシロは開けてと、扉を引っかき始めた。
しんのすけは扉を開けて中に入った。

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