トップ小説作成者・うるるさん


「しんのすけ〜荷物はまとめたの〜?」
「まだ〜」
「早くしなさいよ〜、ロケットが出発しちゃうわよ!」
「おーい、10時に間に合わないぞー、早くしろ〜」
「待ってよ〜、あなた〜」
オラたち野原一家は、今から新しい星に引っ越すことになったんだゾ。
3日後には、地球が滅びてしまうらしくて、春日部に住んでる人たちは、新しい星
『カスカベ星』に行くことになったんだゾ。
「まだローンが残っているのに・・・。」
「しょうがないわよ。地球が滅びるんだから。」
「そろそろ出発しよう。みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロ。車に乗って。」
「うん・・・。」 

 春日部ロケット乗り場
「みなさーん、ロケットに乗ってくださーい。車や大きな荷物はあちらの荷物置き 場ロケットに詰めてくださーい。」
「みなさーん、出発しまーす。ちゃんと乗りましたか? では出発!」
ゴォォォォォォーーーー
「ほーい、風間君、ネネちゃん、マサオ君、ボーちゃん!オラだぞ〜!」
「しんちゃ〜ん!」
「みんなに会えてよかったゾ。」
「当たり前でしょ。春日部の人がみんな乗ってるんだから。」
「でもこのロケットは広いから、しんちゃんに会えてよかったよ〜」
「さぁ、ロケットにも乗ったことだし、リアルおままごとでもしましょ、今日の設 定は・・・。」
「ぼ、僕、ママとパパが待ってるから〜」
「オ、オラもみんなが心配するから〜」
「ぼくも戻る」
「ぼっ、ぼくも・・・。」
「マ〜サ〜オ〜く〜ぅ〜ん」
「ひぃ〜」
サササササッ (みんなが逃げる音)
 
   続く。(次はカスカベ星に着いた話です!)

〜カスカベ星〜

「長旅だったなあ。」
「丸一日、ロケットの中だったものね。」
「さあ、オレらの家はどこかな・・・っと、あれ?地図、落としたかな?」
「も〜、どーすんのよー!」
「ここに全体マップがあるゾ。」
「どれどれ〜、ここを右に曲がってずーっとまっすぐ行ったとこにあるみたい。」
「じゃあ、行くぞ〜!」

〜野原家〜
「ふぅー、やっと着いたな〜」
「でも、荷物片づけてないわよ。」
「そっか、じゃ、荷物片づけるか。」
「母ちゃん、オラ、ハラへったゾ〜」
「でも、食べるものがないわ。」
「せっかくだから、外食しないか?」
「でも、給料日前だったからお金ないわよ。」
「ジャジャーン!これを見ろ!」
『今日限り カスカベ星にあるすべての飲食店での食事 すべて無料券』
「キャー!行きましょ、早く〜!」
「行こうよ父ちゃん!」
「たった〜い!」
「車で行くか!」


しかし、この『食事無料券』が『ワナ』だということは誰も知らなかった─────


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