トップ小説作成者・ユカさん


2010年、あの忌まわしい事件から3年。
ひろしとみさえ、ひま、シロはしんのすけの写真をみつめていた。
・・・話はさかのぼり、3年前、しんのすけ当時5歳。
幼稚園が終わり、風間君たち春日部防衛隊のさくせんかいぎちゅうだった。
風間君「春日部の平和を守るため、今日はパトロールだ!」
しんのすけ「トオルちゃん、たのもしいわ!ごほうびにママのおっぱいを・・・」
風間君「うん、ママありがとう〜・・・はっ」
ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん「・・・・・・・」
風間君「しんのすけー!!!!!!!」
しんのすけ「いやーん」
土管の外に出て、公園を出ようとしたそのとき、

ドンッ

マサオくんが後ろから誰かに押され、道路に出てしまった。
そこに猛スピードで車が走ってきた。
マサオくん「ひいいいいいい!」
車に乗っている男はにやついているように見えた。
ボーちゃん「マサオクン!
そこで、とんでもないことがおきた。

ドン!

だれもがマサオクン!と思ったそのとき、なんとマサオクンが立ち上がってきた。
ネネチャン「マサオクン!」
風間君「どうして・・・」
マサオクン「し・・・し・・・しんちゃんが・・・」
え?
でも・・・
まさか・・・・・
3人は恐る恐る事故現場の方を向いた。

そのまさかだった。

しんのすけが事故現場に倒れていた。
風間君「しんのすけ!」
ネネ「しんちゃん!」
ボー「ボー!」
マサオクン「しんちゃんが・・・しんちゃんが僕の前に出てきたんだぁ!
それで、ぼくのかわりに・・・うわーん!」
そこに、ちょうど仕事帰りのひろしが通りかかった。
ひろし「みんなどうしたんだ?」
ネネ「おじさん!しんちゃんが車に・・・」
ひろし「しんのすけ!」
ひろしは救急車を呼んだ。
しんのすけは救急車に運ばれた。

          つづく。

ピーポーピーポー・・・
しんのすけは救急車に乗っていた。
風間、ネネ、マサオ、ボー、野原一家も乗っている。
みさえ「しんのすけ・・・」
ひろし「しんのすけ・・・・・」
ひまわり「・・・・・」
マサオ「しんちゃん・・・僕のせいで・・・」
風間「マサオくんのせいじゃない。」
ネネ「そうよ、責めちゃだめ。今はしんちゃんの無事を祈りましょう・・・」
医師「酸素マスク!」
しんのすけの呼吸が止まった。

小説トップに戻る

トップページに戻る