第2話 1992年 4月20日

三輪車は楽しいゾ ☆☆☆  
アクションデパートの三輪車売り場にて、駄々をこねて買ってもらう子どもの姿がありました。それを見ていたしんのすけもほしがるのですが、みさえはそこらの甘い親とは違うから、駄々こねたって買わないときっぱり言い切ります。するとしんのすけはみさえのスカートをめくり、水玉だと大声で叫びます。さらには周囲の女性のパンツものぞこうとしてしまい…結局、三輪車を買うこととなりました。そして家に届き、さっそくしんのすけは外に行きます。が、直後車が急ブレーキをかけた音が。みさえが駆け寄ると、トラックが停まっていてその横にしんのすけの三輪車が倒れています。が、しんのすけはのんきに事故現場ごっこで遊んでいただけでした。ともかく、道路では危ないから公園に行こうということになります。が、しんのすけは先にどんどん行ってしまいます。やがて急な下り坂に差し掛かり、停まれなくなります。足で踏ん張って止めるのだとみさえは教えますが、しんのすけはサドルの上で踏ん張るので何にもならず…が、しんのすけはうまく三輪車から飛び降りましたが、三輪車はそのまま川へ飛び込んでしまいます。みさえが川に入って探しますが、見つかったのは一輪車でした。その後もしばらく探しますが、もう5時になるからあきらめて帰りましょうとみさえが言います。が、それを聞いたしんのすけは驚き、そのままどこかへ走り出してしまいました。しんのすけにとって三輪車は宝物なのに、それを簡単にあきらめようと言ってしまったことを深く反省し、みさえはその後も必死に探し続けるのでした。そして、一番星が輝く頃にようやくみさえは三輪車を見つけ出したのでした。ところが家に帰ったみさえを待っていたのは、アクション仮面を見て楽しそうに笑っているしんのすけだったのでした。あの時のしんのすけは、三輪車をあきらめるということにショックだったのではなくてアクション仮面が始まってしまうから、急いで家に帰っただけだったのでした。 西園悟
ささきひろゆき
寺東克己
小川博司
しんのすけ
みさえ
アクション仮面
お腹がパンパン痛いゾ ☆☆☆  
ふたば幼稚園ひまわり組、楽しく園歌を歌って1日のスタートです。が、しんのすけの姿がありません。トイレに行っていたようなのですが、どうも様子が変です。具合でも悪いのかとよしなが先生が聞くのですが、しんのすけは首を横に振るだけでした。その後かけっこをしますが、しんのすけは走り出さずにうなり、へたり込んでしまいます。慌てて職員室に駆け込むよしなが先生です。そこにはまつざか先生がいて、すぐに救急車を呼ぶと言ったのですが、しんのすけはそのとたんに治ったみたいだと…。が、しばらくするとまた苦しみだします。ここからはまつざか先生が相手をするのです。お腹の下の臀部(=お尻)が痛いと言ったり、どのように痛いのかとの問いには象が100頭ドンドンきたような感じと答え、キリキリとかシクシクとかどんな感じかと聞くと、アヘアヘ痛いと答えるわけで…まったくわからないのです。で、まともに答えないしんのすけを見て、まつざか先生がやっぱりひまわり組はダメねぇと言い、よしなが先生と口論になってしまいます。しかし今はそんなことしている場合ではないということで…。よしなが先生がお腹を触ってみると、パンパンになっていました。どうやら、ここ3日大便が出ていないようなのでした。そこで、嫌がるしんのすけに対してカンチョウをするのでした。というわけですっかり快復後、しんのすけはカンチョウの回数をみんなに自慢してヒーローになっているのでした。 桜井正明
寺東克己
寺東克己
堤規至
しんのすけ
風間君
ネネちゃん
マサオ君
よしなが先生
まつざか先生
父ちゃんだって大変だゾ ☆☆☆  
「会社」(「双葉商事」ではなく、本当にビルの外にこう書いてあるのです…)にて、ひろしは女子社員から抱きつかれています。が、その後悪臭が漂い始め、社員全員から臭がられ、自分でも臭いと感じるのでした。と、これはひろしの見ていた夢で、しんのすけがひろしの靴で起こしていたのでした。というわけで起きたひろしですが、実はこの日はみさえが高校の時のクラス会で出かけることになっていたのでした。というわけで、せっかくの日曜なのにこいつの面倒を見るということに。昼食はどこかで適当に済ませてと言い残してみさえは出かけていきました。やがて昼になり、しんのすけは駅前のアクションバーガーに行きたいと言います。わざわざ行くのは面倒だから出前にしようとひろしは言うのですが、美人の店員がいるとしんのすけに言われ、ひろしも行く気になったようです。そして、さっそく美人店員を発見します。しんのすけはひたすらメニューを言っていきますが、注文ではなくただ単に読んだだけでした。その後はメニューにないものばかり言ってしまい、店員を怒らせてしまいます。やっとこさ席に着きますが、しんのすけは母ちゃんが早く帰ってきたらいいねと寂しげにつぶやくのです。そんなことを言うと誤解されると思っていると、やっぱり隣の席にいたおじさんに誤解されてしまいます。さて店内は子どもたちが走り回り、しつけがなっていない、親の顔が見てみたいとひろしが言うのですが、しんのすけは近くの席の女性をナンパしようとしていて、親の顔が見たいと言われていました。さらにはゴミを整理していた女性店員のお尻を見ているのかとしんのすけから指摘されてしまい…そして夜、みさえが帰ってきます。ひろしはやっと帰ってきてくれたと感激してしまうのでした。 もとひら了
寺東克己
寺東克己
小川博司
しんのすけ
みさえ
ひろし