第4話 1992年 5月 4日

任侠ひまわり組だゾ ☆☆  
ある日の幼稚園、よしなが先生がなかなかやってきません。すると、そこに怖そうな顔をしたおじさんが入ってきました。しんのすけは地上げ屋だと言うのです。とそこに副園長先生もやってきて説明を始めます。で、実はこの怖そうな人は園長先生だというのです。園長と言うより組長だと最初に言ったのは、なんと風間君でした。しかし組長と思われるのも無理はないわけで、パンチパーマなどかけているから…これは天然パーマのようですが。さて、今日はよしなが先生が都合で遅れるから代わりに園長がやってきたというものでした。しかし園長は、なかなか話を切り出せずにいます。しんのすけは、きっともてあそんだ末に捨てられるとネネちゃんに話しかけ、ネネちゃんは涙を浮かべてしまいます。園長が話しかけるとネネちゃんは大泣きしてしまうのでした。本当の園長を知ってもらうために何でも質問してと言うのですが、しんのすけから「東京湾に誰か沈めたことがあるのか」「沈められたことがあるか」「どんな入れ墨をしているのか」と次々質問が飛びます。シロクマとかパンダとか、いくらしてないと言ってもどんな入れ墨をしているのかしつこく聞いてくるわけで、結局園長は服を脱いで証明する羽目になります。その時、やっとこさよしなが先生がひまわり組にやってきました。が、裸の園長を見たよしなが先生は叫んでしまいました。その後休憩時間、しんのすけは空き缶で遊んでいました。缶で遊んでいたら危ないからゴミ箱に捨てる…と言いながら、幼稚園の外へ蹴り出してしまいます。そして、停めてあった車を直撃してしまいます。車から怖そうな人が出てきましたが、しんのすけはかまわず車の上に乗って缶を取り、その後ボンネットをへこましてしまいました。運転手は怒ってしんのすけに殴りかかろうとしますが、その時園長がにらみをきかせてきます。その顔を見た運転手は慌てて逃げていくのでした。その後、園長は逆に組長と呼ばれたほうが自然な感じに? でめたしでめたし。 もとひら了
市野文隆
市野文隆
樋口善法
しんのすけ
風間君
ネネちゃん
マサオ君
ボーちゃん
よしなが先生
園長
副園長
ピクニックに行くゾ その1 ☆☆☆☆ げんこつ
グリグリ
朝早くから野原家では料理を作るみさえの姿がありました。その匂いに誘われ、しんのすけは夢の中でお菓子の家へとやってきます。が、その中にはしんのすけが嫌いなピーマンが…。ピーマンに追いかけられ、取り囲まれる悪夢へと変わり、しんのすけは起きるのでした。今日はピクニックだから、お弁当に入れて持っていくための食材を準備していたのでした。みさえとすれば、支度ができるまで寝ていてくれたらよかったよ感じるのですが、ともかくしんのすけが手伝いたがるので、おにぎりを作ることに。みさえからコツを教えてもらってしんのすけも握りますが、中の具にチョコレートを入れてしまったりします。梅干みたいに種が入っているから大丈夫だと主張するのですが、それはアーモンドですから…。確かにアーモンドも桃の種なのですけれども。で、なかなかきれいな三角形にならないとその場で食べてしまったり、落としたらひろしの分にしようとしたりしてとなかなか進みません。そうこうしているうちに車の準備はもうできたのですが、朝食はどうなっているのかということですが、そんな暇はないわけで弁当のから揚げを少々つまみ食いです。その後しんのすけは着替えをして、その後しんのすけはお菓子の入った袋を持ち出してきます。そんなにお菓子はいらないと思うのですが、食べさせておけば静かになると思ったみさえはお菓子を許可し、とりあえず弁当を車に乗せておくように言うのでした。さて、ようやく準備が整って発進です。ところが…弁当の入った包みは車のトランクルームの上に乗せてあっただけで無防備な状態になっていたのでした。続く。 翁妙子
義野利幸
市野文隆
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ピクニックに行くゾ その2 ☆☆☆☆ グリグリ
ペンペン
しんのすけはのんきに歌ってはしゃいでいるのですが、車の中で騒いだら急ブレーキをかけた時に危ないとみさえは説明します。が、今度はでんぐり返しで遊んでいたりして、集中できないとひろしが叫んでしまいます。ただでさえ腹が減ってイライラしている状態の中なのに…。やっと静かになったかと思ったその直後、ひろしの視界が真っ暗になります。しんのすけがひろしの目を隠してしまいます。みさえが目の代わりになって右とか左とか指示をするのですが、それよりもしんのすけをどかせればいいだけの話なのですが…。そんなこんなで危なっかしいドライブの後、ようやくピクニックの目的地に到着します。さあ、場所を決めて弁当を食べようということにするのですが…弁当が見つかりません。車の後ろに乗せておいた弁当の包みは、まあ当然ながら消えてなくなっていたのでした。かくしてしんのすけはお尻ペンペンとなります。結局、しんのすけが持ってきたお菓子を食べるしかないわけで、ひろしもみさえもすっかり元気をなくしてしまいます。こんなことなら家でゆっくり寝ていればよかったと嘆くひろしですが、まあいい景色とおいしい空気を吸えただけでもよかったと思うしかないわけで…。その後しんのすけはどこかへ遊びに行きます。そして、若い女性グループの集合へ行き、ちゃっかりそのグループに入り込んでいろいろと食べて、さらにおみやげに果物なども大量にもらってくるのでした。が、戻ってくるとひろしもみさえも寝ていました。それを見たしんのすけは、ひろしとみさえの顔にハンカチをかけて、もらってきた果物を周りに散らしていたのです。そんな状態ですから、それを見た通りがかりの人に心中したと思われてしまうのでした。 翁妙子
義野利幸
市野文隆
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし