第9話 1992年 6月 8日
父ちゃんのジャマはしないゾ | ☆☆☆ | |
ついにひろしが課長に昇進しました。と思ったら、なぜか突然肩にのしかかる責任の重さを感じるのでした。と思ったら、例のごとくこれは夢で、しんのすけが寝ていたひろしの体に本を大量に乗せていたのでした。ともかく今日は日曜日、しかし明日までに企画書を1本仕上げないといけないようです。この仕事いかんでは課長に昇進というチャンスもあるとのことで、ひろしは会社からワープロを借りてきていたのでした。しかし、しんのすけがいたずらしようとして大変です。みさえに目を離すなと言いつけるひろしなのですが、しんのすけはみさえがトイレに入っているうちにおもちゃのラッパを鳴らしたりして気を散らしてしまいます。大切な仕事なのだからとみさえが言い聞かせると、しんのすけは素直にひろしに謝り、これから静かにしていると言うのです。が、静かにはしているもののひろしの背後をウロウロしていてうっとうしいのです。たがて、しんのすけはワープロのコンセントを抜いてしまいました。かくしてせっかく打ち込んだ文書が消えてしまいます。その後しんのすけは庭で遊ぶことになりますが、シロとヘビーメタルごっこをしてやかましくするのです。シロの散歩に行くように言いますが、しんのすけは行きたがりません。さらにはタイミング悪く、大雨が降り出してしまいます。しばらくして、斬新な企画は出なかったもののとりあえず企画をまとめるひろしです。というわけでしんのすけと遊んでやろうと思ったひろしでしたが、しんのすけは昼寝中でした。夜になり、ひろしはしんのすけとお風呂に入ります。ところが、なんとしんのすけが、いつの間にか企画書を保存したフロッピーディスクを持ち込んで湯船につけていたのでした…。 | もとひら了 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
小川博司 | ||
しんのすけ みさえ ひろし シロ | ||
粘土で遊んじゃうゾ | ☆☆☆ | |
ふたば幼稚園ひまわり組では、みんな席に着いたかと思ったらしんのすけが遊んでいるうちにうんていの上で寝てしまっておりました。しんのすけを起こし、これから粘土で遊ぶ時間となります。しかし、しんのすけは粘土をこねながら眠ってしまいました。みんな粘土で思い思いのものを形作っていきます。寝てしまったしんのすけは顔を粘土に突っ込んでしまって苦しそうになりますが、なんとかよしなが先生が外して事なきを得ました。さてみんなは何を作っているのかというと、風間君は猫です。マサオ君は牛…ではなくて犬のつもりでした。ボーちゃんは何かよしなが先生も想像がつきませんでしたが、宇宙人のようです。ネネちゃんは団子を作っていました。しんのすけはというと、ケツネを作っているのだとか。それを言うならキツネでしょうと思ったら、顔がしんのすけのおケツのようになっていて、キツネとおケツの合体生物なのだと…。さすがにそういうのはよろしくないわけで、それならとしんのすけは、まつざか先生をモデルにしようとバラ組に行ってしまいます。当然まつざか先生からクレームがつきますが、なんと入ってきていきなりお尻のモデルになってほしいと頼んだようなのです。で、よしなが先生もしんのすけにもっと他のものを作ればというのです。それならぞうちんを作るとのしんのすけです。が、ぞうちんといえば…普通の象さんを作りなさいとのことですが、ぞうちんと違ってお手本がないから作りにくいようです。そこでよしなが先生が絵を描きますが、かなりお下手なようで…。しんのすけはキリンを作ることにしますが、首の部分の粘土が足りなくなってしまいます。風間君から顔の部分をもらおうとするしんのすけですが、結局よしなが先生の分の粘土をあげることで解決しました。その頃、マサオ君はトラに作品を変えていたのですが、よしなが先生はブタなのかと思ってしまいました。そこでマサオ君は泣いてしまいます。結局、胴体に「とら」と彫りこむことに…。そして作品が完成し、持ち帰ります。しんのすけの作品は首が異様に長いキリンで、しんのすけがずっと支えていないといけないようです。 | 西園悟 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
小川博司 | ||
しんのすけ 風間君 ネネちゃん マサオ君 ボーちゃん よしなが先生 まつざか先生 | ||
本屋で立ち読みだゾ | ☆☆☆ | |
カスカベ書店、数多くの立ち読み客が雑誌コーナーに集まっていました。中村の阻止作戦により退散しますが、そこに紛れ込んでいたしんのすけだけは立ち読みをやめませんでした。立ち読みはやめようねと注意すると座り込み、寝転んで…結局、どんな形であれここで漫画を読むのはやめようねということに。苦戦している中村に店長が早く追い出せとブロックサインを送ります。みさえのパーマが終わるのを待っているようなのですが…。時計を見ると、ちょうど3時前でした。中村は近くにアイスクリーム屋があってとってもおいしいからと言い聞かせます。するとしんのすけは、喜んで店を出て行きました。大成功と喜ぶ店長と中村でしたが、すぐにしんのすけがアイスを手に持ってカスカベ書店に戻ってきてしまいました。しんのすけは絵本を買うのだというわけで、アイスを持ったまま絵本コーナーに行きます。しかし、やはり立ち読みしているのです。店長は本を買うまで我慢するよう中村に合図しますが、中村はしんのすけが持っている4段重ねのアイスクリームが本につきそうで大慌てです。しかもしんのすけはなかなか本を買わないままアイスクリームを完食します。が、手が汚れているのでちゃんと手をきれいにしてからにしてと注意します。その後もまだしんのすけはハートを揺さぶる本がないのだからと引き続き物色しています。すると中村はアクション仮面の絵本を持ち出してきます。しんのすけがアクション仮面ごっこを始め、つい中村が乗ってしまって恥をさらします。しかも、アクション仮面はテレビで見るから買わないと言い出します。と、しんのすけは本棚の上のほうに置いてあった絵本を取ってくれと中村に頼むのでした。中村が脚立に乗って本を取りますが、それはしんのすけがもう持っているのと同じだと…。中村は気が抜けて脚立に乗ったままずっこけてしまい、はずみで本棚が将棋倒しになってしまうのでした。 | 西園悟 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
高倉佳彦 | ||
しんのすけ みさえ 店長 中村 |