第12話 1992年 7月 6日

床屋さんに行くゾ ☆☆☆ げんこつ
しんのすけの髪が伸びてきたようです。そこで、前回はみさえが連れて行ったのだからと今度はひろしが床屋に連れて行くことにします。しんのすけは嫌がりますが、いいところだからということで店に連れ込みました。すると、店員の中に若い女性がいたためにしんのすけはとたんに嫌がらなくなるのでした。とりあえず、順番が来るのを待つのですが、しんのすけが女性店員の周りをうろちょろとして危険な予感が。ようやく順番が来て、おばさんが呼んだのですがしんのすけは寝たふりをしていました。そこでひろしが代わりに切ってもらうことに。直後に若い女性が声をかけたので、しんのすけはすぐに起き上がって席に向かい、自己紹介を始めるのでした。どんな頭がいいのかと聞かれ、江口洋介と答えるしんのすけでしたがそれは無理なので、ただのクリクリ頭でいいとひろしが答えます。切ってもらいますが、しんのすけは女性店員の胸が大きいことを指摘します。すかさず、珍しくひろしがげんこつを食らわせました。さて、ひろしは顔そりの段階に入りますが、しんのすけもやってほしがります。まだヒゲもないのでそれはしなくてもいいのですが、次は頭を洗うこととなります。ところがしんのすけは服を全部脱いでしまいました。店員が顔そり中のひろしを呼び、ひろしがしんのすけを押さえ込もうとしますが、いすの上に倒れこんでしまい、店員もろともいすの上で回転してしまいました。その結果店員は早退を申し出て、明日以降来てくれという店長の呼びかけにも答えてくれませんでした。これまでも新入店員がすぐに辞めてしまって困っていたため、店長は激怒、ひろしは疲れて寝てしまったしんのすけを背負って逃げ出すこととなってしまうのでした。 もとひら了
義野利幸
市野文隆
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
宝物はオラが守るゾ ☆☆☆  
ひまわり組、みんなの宝物は何なのかとよしなが先生が聞きました。ボーちゃんが「ロボッター」と答えます。それを聞いた風間君は、いつまで人形ごっこをしているのかと子どもっぽいのが気に食わないようです。そこでよしなが先生が風間君にも聞いてみると、32ビットカラーディスプレイのパソコン、ハードディスク内蔵でシステムソフトウェアも豊富なのだと…。しんのすけの宝物は何なのかというと、アクション仮面が宝物だと言ってアクション仮面ごっこを始めました。聞かなきゃよかったと後悔するよしなが先生は、次にマサオ君にも聞きますが、答えることができません。すると、しんのすけがマサオ君の宝物を守ってあげようと勝手に言い出すのでした。その後の休み時間、マサオ君は園庭の隅っこに行って宝物を取り出しました。それは、現金でした。そこにしんのすけが現れ、マサオ君がやらないと言っているのに、勝手にしんのすけが相撲ごっこを始めてマサオ君に突進してきました。そこから逃げようとして、マサオ君は転んで宝物を落としてしまいます。騒ぎを駆けつけたよしなが先生や風間君、ネネちゃんが協力してお金を拾ってくれたのですが、500円玉が1枚足りないようです。しんのすけが別の場所にあるのではと言って歩くのですが、左足を引きずるような不自然な動きでした。もちろん、500円玉を左足で踏みつけていたわけで、宝物は無事にマサオ君の元に戻りました。しかし、普段から持ってきてはいけないと言われているはずのお金をなぜ持ってきたのかというと、家に置いておくとマサオママに使われてしまうからだとのことです。風間君は預金すべきだと言うのですが、しんのすけの場合はパーッと使ってしまうタイプのようです。とにかく、落としたりなくしたりすると大変だから大事にしまっておくようにしなくてはいけません。すると、しんのすけがマサオ君のボディーガードル(1文字余計ですが)になってやると言い出し、その後マサオ君がトイレに入る時にも帰りもマサオ君にべったりと張り付いているのでした。こうして、無事にマサオ君は家までたどり着きました。マサオママが出迎えますが、ここもしっかりしんのすけがガードです。しかし、細かいお金がなかったからちょっと借りただけと、マサオママはマサオ君に返してくれたのです。マサオ君はしんのすけにお礼として100円を渡そうとしますが、しんのすけは断ります。帰り道に、自らをかっこいいと思うものの、でも損したとしんのすけは後悔するのでした。 桜井正明
義野利幸
市野文隆
樋口善法
しんのすけ
風間君
ネネちゃん
マサオ君
ボーちゃん
よしなが先生
マサオママ
ビデオで撮影するゾ ☆☆☆ げんこつ
GREAT DENKIという電気屋にやってきた野原一家です。ビデオカメラコーナーの前を通りかかった時、テレビに自分の姿が映るのに気がついたしんのすけは、カメラの前でアクション仮面ごっこを始めました。ひろしとみさえが他の買い物をしていると、しんのすけはカメラにお尻を映していました。それを見たみさえがげんこつ(「げんこつ」画面は出ませんでしたが)をかまします。と、ひろしがかなり安い(42800円)ビデオカメラを見つけて、買いたがります。しかし、以前にもろくに使わないうちに壊してしまったからとみさえは消極的です。ただ、壊したのはしんのすけで、水着女性を撮影しようとプールの中に沈めてしまったからなのですが。しんのすけの入園以来撮っていないし、これから運動会などのイベントもあるし、みさえも若いうちに撮っておきたいしとどうにかみさえをなだめて買うことに成功しました。帰宅後、さっそく撮影を始めることに。まずはしんのすけが野原家の記録を録画してみることに。しんのすけは、テーブルを映しました。できれば人を撮ってほしいというところで、みさえがファインダーに映りました。するとみさえはあわてて化粧を始めるのでした。さて、次はひろしがしんのすけを撮影することにします。しかし、しんのすけは動こうとしません。動かないと意味がないと言われてもぎこちない動きしかできないしんのすけです。いつも通り、自然な振る舞いをしてくれればいいとのことなのですが、やはりダメなようです。そこで、シロと一緒ならばいいだろうという作戦を使います。それでもしんのすけは動こうとしませんでした…。今度はみさえが派手なドレスを着て撮影に臨んでいました。するとそこに、しんのすけが「いいケツしてんな」と声をかけてきました。しかしカメラの前なので怒るもんですかとみさえは我慢します。これもまた不自然だというひろしでしたが、しんのすけのお下品芸によって、ようやくしんのすけとみさえの追いかけあいが始まり、これを撮影するひろしでした。 中弘子
市野文隆
市野文隆
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
シロ