第15話 1992年 7月27日

電車に乗るゾ ☆☆☆  
デパートに行くため、春我部駅にやってきたしんのすけとみさえです。しかし切符売り場は大混雑でなかなか買えそうにない…と思っていたら、しんのすけが勝手にタクシーに乗り込んでしまいました。結局、途中まで並んでいたみさえでしたが並び直しになってしまいます。離れてはいけないと言われたしんのすけでしたが、駅に張ってあったポスターの人はみさえよりも胸が大きいと大声で言い出し、離れてちょうだいと言われてしまいました。というわけでしんのすけは再びみさえから離れて、有人窓口でデパートまでの切符を買おうとしていました。幼児は無料というわけで、みさえの切符だけで改札へ、と思ったらしんのすけが売店でお菓子を買おうとしていました。みさえが引っ張りますが、その時に棚を倒してしまい風船ガムを買う羽目になってしまいました。そしてみさえが自動改札機に切符を入れて通りますが、直後に改札機からブザーが鳴りました。みさえが振り返ると、しんのすけが改札機に閉ざされていました。みさえと同じことをしたというわけで、切符投入口にガムを入れてしまったのでした。ようやくホームに出ました。しんのすけが切符を持ちたがりますが、なくしてしまうからダメだと言い張ります。自主性を育てるためには持たせたほうがいいけれど、今回はデパートに行くのが目的だから、なくしたらその時間がなくなってしまう…と考えていると、しんのすけがみさえのスカートをずらしてしまい、よそ行きのおパンツが丸見えになってしました。で、結局持たせてやることとなります。が、しんのすけはゴミ箱の下に切符を片づけようとしてしまいます。降りる時に切符を渡すからということで、ポケットに入れておくことに。まもなく電車が到着しました。ところが、しんのすけはここで突然便意をもよおします。かなり切迫しているようで、結局電車に乗らず駅のトイレへ駆け込みます。が…ちょびっともれたようで、タクシーで帰宅、出直しになってしまいました。 西園悟
義野利幸
原恵一
大塚正実
しんのすけ
みさえ
電車に乗ったゾ ☆☆☆☆ げんこつ
というわけでAパートの続きです。ようやくしんのすけとみさえは電車に乗り込みました。しかし、駆け込み乗車だったためにみさえは左足ハイヒールのかかとと髪の毛をドアに挟まれた状態になってしまっていました。しかも、次の駅からは反対側のドアが開くようで…。なぜ片足を上げているのかと聞かれたみさえは、バランス感覚を養っているのだとごまかします。しんのすけもまねして片足を上げてみますが、バランスが取れずにふらついていました。が、女性が座っているほうに倒れこんで事なきを得ました。とその時、電車が揺れてみさえの靴が脱げてしまいました。反動でみさえは片足ケンケン状態となってしまいます。すると前方には若い男とおじさんの姿がありました。みさえは若い男のほうへとよろめいていきますが、直前で男に身をかわされ、ドアにぶつかってしまったうえにおばさん呼ばわりされてしまいます。その後、挟まったままのハイヒールは車掌を呼んで取ってもらいます。こんなことになったのは誰のせいなのかとしんのすけを責めますが、しんのすけはAパートのドタバタを覚えていなかったようです。さて、みさえの目の前に座っていた親子ですが子どもがつり革にぶら下がったりして遊んでいました。しつけがなっていないとつぶやくみさえでしたが、横にいるはずのしんのすけの姿が見えません。返事は聞こえるのですが…と、しんのすけは網棚の上に乗っていました。しかも、網棚の上に置いてあった新聞にすごい裸の写真が載っていると叫びます。が、それはプロレスの写真でした。その後もしんのすけは網棚の上を這い回ったり転がったりして暴れてしまい、つり革で遊んでいた子どももあっけにとられてしまいます。ようやく網棚から下ろしたのですが、今度は外を見たがります。靴を脱げばいいとのことでしたが、車内から笑い声が聞こえてきました。靴だけではなくおパンツまで脱いでいたからで、げんこつとなりました。その後しんのすけは、車窓に広がるおもちゃ屋などの看板を読み上げていました。ほのぼの…とおもったら、パチンコやらキャバレーやら言い出したため、中止に。さて、今度は携帯電話で大声でしゃべるサラリーマンの姿がありました。しんのすけは興味深く近づきますが、独り言をしゃべっているのかとか、電話なのにコードがないとか邪魔するので、部長相手に話していたサラリーマンはその後どうなったのやら…。と、下車駅に着いて電車を降りますが、しんのすけもみさえも靴を脱いでおり(みさえは停車時によろめいて靴が脱げたようです)、二人とも靴を電車に忘れてしまうのでした。 西園悟
義野利幸
原恵一
堤規至
しんのすけ
みさえ
銭湯で遊んじゃうゾ ☆☆☆  
夕方、汗をたらしてひろしが帰ってきました。しんのすけが冷たいおしぼりを差し出しますが、実態は雑巾でした。すぐに風呂の支度を…とのことですが、配水管が詰まったらしく修理に3,4日かかるとのことです。原因はしんのすけがいろいろなおもちゃを持ち込むために、おもちゃが詰まったらしいです。で、お風呂が使えないならとのことで一家そろって銭湯に出かけることに。銭湯とは大勢で入るお風呂だという説明を受けますが、若い女性に囲まれる想像をするしんのすけでした。やがて「春我部湯」に到着します。みさえは40分後に待ち合わせと言い残して逃げるように女子風呂へ消えていきました。しんのすけはひろしと男風呂に…ですが、しんのすけは他の女性客についていこうとしてしまいます。結局ひろしが引きとめて面倒を見ることに。ロッカーの鍵を持っていたいというしんのすけでしたが、しんのすけに預けたら絶対になくすということで渡しがりません。が、結局はしんのすけに預けることに、手首にしっかりとつけて浴室に入りますが、しんのすけはさっそく滑りやすい床でバランスを崩してしまいました。ひろしが駆け寄りますが、しんのすけはアクション仮面の技を真似していただけで、転んだのはひろしのほうでした。笑いが起き、それを聞いたみさえは早速おバカなことをやっているなと…。まずは体を洗ってから、ようやく広い湯船につかります。その後電気風呂を見つけ、しんのすけが手を入れてみます。が、ビリビリと変な感覚がします。それでもしんのすけはそのまま入ってしまい、声が震えながらもそれなりに極楽なようでした。その後、石鹸で体を洗うところでしたが石鹸が飛んでしまい、しんのすけが追いかけますが、その時に手首につけていたロッカーの鍵も飛んでいってしまいます。結果、石鹸は湯船の中に、鍵は排水溝に入ってしまい、ロッカーはドライバーでこじ開けてもらうこととなるのでした。その結果遅延してしまい、みさえを待たせることとなってしまうのでした。 もとひら了
ささきひろゆき
原恵一
堤規至
しんのすけ
みさえ
ひろし