第23話 1992年10月19日

合言葉はみさえだゾ ☆☆☆☆ げんこつ
ペンペン
突然、みさえが羊となりしんのすけが子羊(5匹)になっているお話が始まります。みさえが買い物に出かけたのを見計らって、オオカミがやってきました。オオカミがみさえになりすまして家に入ろうとしますが、しんのすけは用心深くドアを開けません。その時、近くで縛られていたみさえが騒ぐのでオオカミがみさえのほうに行った隙にしんのすけがドアを開けると、みさえがオオカミに襲われそうになっており、しんのすけは戦車を出動させます。オオカミは逃げていきましたが、結局戦車はみさえを轢いていった…というのは、みさえが見ていた夢でした。ちょうど現実でもしんのすけのおもちゃの戦車がみさえの顔の上を通過して、その時みさえが目覚めます。そしてテレビをつけると、団さんのニュースが始まっていました。30分したら起こしてとしんのすけに頼んでいたらしいですが、しんのすけが言うにはみさえの寝顔がかわいくて起こせなかったとのことです。が、いつも寝ていればとの言葉にみさえはげんこつを食らわせるのでした。さて、ニュースでは幼児を人質に取った事件が発生しているということを報じていました。みさえは八百屋に買い物に行くから留守番をしていてとのことです。しんのすけはみさえが化粧もしておらず、アクセサリーもなく普通のおパンツをはいているからそう遠くには行かないと察したようです。というわけでみさえが出かけますが、物騒だから誰が来ても開けてはいけないとしんのすけに伝えます。みさえが帰ってきたときだけ開けるというわけで、判別のために合言葉を決めることに。「ママです、ただいま」にしようかとみさえは言いますが、しんのすけは「スケスケおパンツのみさえです、ただいま」のほうがいいと言い返しました。とにかくみさえが出かけた後、シロウマ宅配便がやってきました。しんのすけは新聞受けから外を見て、合言葉を要求しました。当然宅配の人は合言葉を知らないのですが、しんのすけが合言葉を言ってしまいます。変なうちに来てしまったと思いつつも合言葉を言ったのでしんのすけがドアを開けますが、みさえじゃないからだましたなと言いがかりを…。ハンコを押すのですが、しんのすけが持ってきたハンコはアクション仮面でした。そんなものを押されては困るので宅配の人も抵抗しますが、ちょっとした隙に眉間に押されてしまいます。切れた宅配の人が怒鳴りつけたところにみさえが帰ってきて、強盗と思ったみさえがほうきを持って殴りこみに行きますが…。で、合言葉によりスケスケおパンツだと知られたみさえは顔を真っ赤にし、後でしんのすけはお尻たたきということに。 翁妙子
原恵一
原恵一
林静香
しんのすけ
みさえ
シロ
団羅座也
竹馬で競走するゾ ☆☆☆☆  
幼稚園で、よしなが先生が竹馬を持ってきました。しかしマサオ君は物干し竿と間違えてしまいます。風間君はちゃんと竹馬だとわかっていました。風間君からバカにされたマサオ君は、竹でできていないのに…と嘆くのです。竹製ではなくプラスチックの竹馬だったのですね。さっそくみんなで竹馬を持ってみることに。しんのすけは一人で4本も持ってしまいます。なぜなら、馬の足は4本だから…。竹馬2本としんのすけの足2本で、合わせて4本だとよしなが先生が説明しますが、子どもだましと感じたしんのすけでした。まずはよしなが先生が竹馬の乗り方を実演して見せます。とはいえ、マサオ君やネネちゃんはなかなか乗れません。そんな中、風間君はかなりふらつきながらもどうにか竹馬に乗れています。その後、みんなも少しずつ乗れるようになってきたのですが、風間君は足を乗せる位置が低すぎるとよしなが先生に訴えかけ、もっと高くする許可を得ました。ところが、しんのすけがかなりの高さに挑戦しておりふらつきながらしんのすけが風間君についてきました。止まれなくなったとのことで、よしなが先生が体を張って止めようとしますがよしなが先生の体では不満なのか、しんのすけも風間君もよしなが先生をよけてしまいます。とにかく危ないから、高くするのはやめましょうということに。しかししんのすけは、竹馬を逆さまにして高い竹馬に乗ろうとしていました。低い竹馬はつまらないとの風間君でしたが、実はボーちゃんはずっと長いこと、竹馬に乗ったまままったく動いていないのです。これはこれで難しいとのことで、みんなも工夫して遊んでみることに。マサオ君は頭の後ろで竹馬を交差させて鹿の角を表現していたのですが、よしなが先生からはお箸とおにぎりだと言われて泣いてしまいます。ネネちゃんは1本の竹馬にしがみついてアイスキャンディーになっていました。風間君は何をしているのかよしなが先生が当ててみようと、ウナギの蒲焼だと言うのですが、風間君は単に疲れていたから休んでいただけでした。しんのすけは竹馬を口にくわえていて、棒を飲んでいるところ…そんな様子を見たまつざか先生が、変な遊び方をするものだと笑ってきました。さらに、チータはかなり高い竹馬も見事に乗りこなしていました。しかし竹馬を普通に乗るのではなく、みんな想像性が高いからいろいろな遊びができるとよしなが先生が反論します。とにかく、これからはマニュアル通りの教育ではダメなのだとよしなが先生が言うと、まつざか先生も負けじと竹馬でいろいろな遊びを始めてしまいます。なお、ずっと動いていないと思っていたボーちゃんでしたが、実は少しずつ動いていたことが判明します。しんのすけは最後には、器用に両手両足4本の竹馬を乗りこなすまでになっているのでした。 もとひら了
原恵一
原恵一
(小川博司)
しんのすけ
風間君
ネネちゃん
マサオ君
ボーちゃん
チータ
よしなが先生
まつざか先生
とーちゃんのオムカエだゾ ☆☆☆  
雨の夜、電話がかかってきました。みさえは手が放せないからというわけで、しんのすけが電話に出ました。電話の相手はひろしで、春我部駅からかけてきていたようです。しかし、「もしもし」と言っても「もしもしかめよ」と歌い出してしまいます。ついには踊っているうちに電話機を棚から落としてしまって電話が切れてしまいます。その時、公衆電話は2台中1台が故障しており、ひろしは行列に並びなおしとなってしまいました。一方、しんのすけは誰からの電話かを覚えていませんでした。何と言っていたのかと聞いても「もしもし」としか言っていないと答えるしんのすけです。信用していないような顔のみさえですが、とにかく今度電話に出たら「どなたですか」と聞くのだと教えられます。その後、ひろしから再び電話が。教えられたとおりにどなたですかと聞くと、「お前を作ったパパだよ」と答えるひろしです。みさえに代わってほしいとのことで、本当にひろしだったらアクション仮面の物まねをやってくれと要求されるひろしです。仕方なくアクション仮面の物まねをしますが、駅の人からは思いっきり引かれてしまいます。で、ようやくみさえが電話に出ました。傘を持っていないから駅まで迎えに来てほしいという電話だったようです。そこで迎えに行くのですが、しんのすけはわざわざ下着を着替えようとしたり、雨が降っているからやめようと言い出したり…。家を出ると、しんのすけはわざと水溜りに入ろうとしたりして、ついには本当に転んでしまいました。しんのすけは水溜りに怒鳴りつけますが、汚い言葉遣いをしてはいけないとみさえが注意します。その直後、通りかかった車に水をはねられてみさえはずぶぬれになってしまいました。するとみさえは車に対してものすごい勢いで怒鳴りつけるのでした。やがて途中まで来たところで、ひろしが走ってきました。待ちきれずに走ってきたようですが、もはやびしょぬれになってしまっています。せっかく傘を持ってきてもらってももはや意味がなく、またみさえもずぶぬれになっています。しんのすけがここでもアクション仮面ごっこを始めてしまい、ひろしは水溜りに倒れこみます。もう傘などいらないということで、みんな傘をたたんで濡れて帰ることにするのでした。かくして、家の廊下は玄関から浴室まで汚れてしまうことになりますが、一家はゆっくりとお風呂につかるのでした。 もとひら了
原恵一
原恵一
堤規至
しんのすけ
みさえ
ひろし