第30話 1992年12月 7日

母ちゃんと銀行だゾ ☆☆☆  
酒屋にお金を払ったら、財布の中がピンチになってしまったみさえです。晩ご飯の買い物にも足りなくなるほどだったのですが、銀行はまだ間に合う時間でした。しんのすけに留守番させて自転車で出かけます。珍しくしんのすけも聞き分けがよかったかと思っていましたが、いつの間にかしんのすけは自転車の後部に乗っているのでした。仕方なくしんのすけも連れて行くこととなります。ATM終了12分前に銀行に到着しますが、かなり大勢の人が並んでいます。しかも、前のおばさんが操作を間違えてもたついたりして、みさえはイライラ…。ようやく順番が回ってきますが、新型でタッチパネル式でした。緊張してしまうみさえです。それでもどうにかカードを入れ、暗証番号を入力するところでしんのすけが、勝手に番号を押してしまいます。もう一度入れ直しますが、みさえの腕にしんのすけがしがみついたりしてなかなか進みません。後ろの人からも「早くしてくれ、おばさん」と言われてしまいます。それもそのはず、あと2分しかありません。しかしみさえは、いくらおろそうか悩んでしまいます。3万円にしようとしますが、またしんのすけが勝手に操作してしまい、3億円を指定してしまいます。そんなお金あるわけないでしょうと怒鳴っているうちに、カードが出てきてしまいました。5時になり、営業終了となってしまいます。結局お金をおろせなかったわけで、その後新聞の集金が来ても居留守を使う羽目になってしまいます。そして夜、ひろしが酔っ払ってタクシーで帰ってきますが、ひろしは持ち合わせがないためにみさえに出してもらおうとするのです。が、みさえはここでも居留守作戦を使ってしまい、タクシードライバーが困ってしまいます。 もとひら了
寺東克己
寺東克己
小川博司
しんのすけ
みさえ
ひろし
婦警さんと一緒だゾ ☆☆☆ げんこつ
ふたば幼稚園にサイレンを鳴らしたパトカーが到着します。それを見たしんのすけは、園長に向かって組長を逮捕しに来たと叫びます。園長やよしなが先生も思わずその気になってしまいます…。園長もよしなが先生も我に返るのですが、そこにやってきた2人の婦警さんに、やっぱり園長は誤解されてしまい…。で、今日はなぜふたば幼稚園に婦警さんが来たのかというと、幼稚園のみんなに交通安全指導のためだったのでした。花園巡査部長という人に対して、しんのすけがなぜスカートをはいているのかと聞いたり(そういう顔だったから…)、もう一人の岩田巡査に対してピストルを持っているのか聞いてきたりもしますが、交通関係だから持っていないようです。まずは信号の見方からです。赤信号を示し、どんな意味かと聞くと風間君が得意気に答えます。青信号も正しく説明する風間君ですが、なんでも風間パパが春我部交通安全運動協会の役員をやっているのだとか…。次は横断歩道の渡り方です。ここも風間君がしっかり左右確認をして、手を挙げて横断します。岩田巡査にほめてもらいますが、これくらい基本だと風間君は冷めています。しんのすけもやってみますが、しんのすけはいつまでも左右確認をし続けながら渡ります。その後、岩田巡査が車役になってみますが、しんのすけはその車にひかれたのだといって倒れてみたりして…。その後しんのすけは、どこからか荷物運搬用の台車を持ってきて暴走を始めます。岩田巡査が追いかけますが、はずみで岩田巡査が勢いのついた台車に乗っかってしまい、そのまま岩田巡査は幼稚園の外まで滑走し、ほとんど気絶状態のまま街へと走っていってしまい、花園部長が必死に追いかけて笛を鳴らし、周囲に注意を呼びかけることとなってしまうのでした。 もとひら了
原恵一
寺東克己
高倉佳彦
しんのすけ
風間君
よしなが先生
園長
父ちゃんと風呂に入るゾ ☆☆☆ げんこつ
ひろしが帰ってきます。みさえがやけにやさしく接してくれるのですが、しんのすけを風呂に入れてほしいようで…。ひろしは疲れて帰ってきているわけで、しんのすけと一緒に入るとさらに疲れるからと嫌がっるのですが、しんのすけがちょっと落ち込んでいます。でも、しんのすけは本当は岡本夏生と入りたいのだと…。ひろしも、やっぱり一緒に入るなら岡本夏生…ってところで両者ともげんこつとなります。やっと浴室へ行きますが、しんのすけは山のようにおもちゃを持ってきてしまいます。結局アクション仮面の人形だけになってしまいますが。ひろしは入浴剤を入れます。すると、オレンジ色になったお湯をしんのすけが飲んでしまいます。おいしそうだったのにまずかったのでした。その意地汚さは誰に似たんだろうとひろしはつぶやきますが、しんのすけはひろしを指さすのでした。ともかく、やっとお湯につかります。ひろしは、子どもと一緒に入るのもいいものだ、幸せってこういうことなのかな…と考えていましたが、その間にしんのすけが栓を抜いてしまっていたのです。かくしてお湯が減ってしまい、お湯を補充する間に体を洗うことに。しんのすけがひろしの背中を洗ってあげるということで、しんのすけも日々成長しているのだと感激するひろしなのでしたが、しんのすけはタワシでひろしの背中をこすりだしました。みさえはいつもこれで洗っているとのことですが…。その後は20まで数えて上がろうというところでしたが、しんのすけは16あたりまで数えたあたりでわからなくなってしまいます。このまま出られなくなったら、水を吸って体が膨れ上がってしまうと言われ、しんのすけは16から先がわからないまま、20と叫んで慌てて飛び出します。その後体を拭くのですが、しんのすけは例のごとくゾーさん芸を始めます。さらに、それを見たひろしもマンモス芸をしてしまい、その格好のままで食事の準備をしていたみさえのもとへと行ってしまうのでした。 西園悟
寺東克己
寺東克己
林静香
しんのすけ
みさえ
ひろし