第105話 1994年 7月11日
お気楽母ちゃんだゾ | ☆☆☆☆ | |
朝8時20分、またしんのすけは幼稚園バスに乗り遅れました。みさえは自転車でしんのすけを送っていこうとします。なぜに免許を取ったのに車を使わないのかとしんのすけに言われますが、門にぶつけるのが怖いから、だそうです(口には出さなかったけれど、しんのすけはお見通しのようでした)。そして8時40分、みさえが帰ってきます。結局これで今月は幼稚園バスに乗れるかどうかについての勝敗が2勝5敗となりました。先月は5勝18敗という結果だったと言うことで、今月は何としても15勝目指して頑張るぞ!と気合いを入れるみさえですが、そこに隣のおばさんが回覧板を持ってきていたのでした。隣のおばさんはしっかりと「先月5勝、今月の目標は15勝」とメモしていました。そんな物をメモして役に立つのかいな。そして9時になりました。みさえは冷蔵庫を開けますが、冷蔵庫には白クマとペンギンのぬいぐるみがたくさん入っていました。それをかき出し、そしてみさえはコーヒーとクロワッサンの朝食です。新聞折り込みチラシで安売り品をチェックしつつ朝食を取り、ワイドショーもチェックしますが、シロがエサを要求していることに気がつきます。そしてシロのエサを探しますが、すでになくなっていました。買い置きがあったはずということで戸棚を探しますが、しんのすけがぐちゃぐちゃにお菓子を詰め込んでいたのでそれを整理して、シロのエサのことを忘れてしまうのです。10時7分、洗濯機を回すみさえです。10時20分には洗濯物を干し始めるのですが、その時町内の人が話しかけてきて、そのままみさえは立ち話を始めてしまいます。そんなことをしているうちに12時10分となり、みさえはテレビを見ながらカップラーメンの昼食を取ります。が、シロが空腹で突っ立っているのに気がつき、ようやくシロも12時55分にエサにありつくことができたのです。そして昼食後のみさえは30分だけということにして昼寝をしますが、みさえが起きないうちにしんのすけが幼稚園から帰ってきてしまうのです。 | 萩田寛子 | |
義野利幸 | ||
寺東克己 | ||
大塚正実 | ||
しんのすけ みさえ シロ よしなが先生 | ||
迷子の子ネコちゃんだゾ | ☆☆☆ | |
ネネちゃんが道ばたで泣いています。そこにしんのすけが通りかかりました。しんのすけは簡単にあいさつだけして通りすぎましたが、ネネちゃんが呼び止めます。で、ネネちゃんは半ば強引に泣いているわけを聞かせるのです。そのわけは、ネネちゃんのペットのネコがいなくなってしまったとのことでした。そして、これまた半ば強引にしんのすけを一緒に探させたのです。とりあえずしんのすけはネコの名前が「ミミ」だと教えてもらい、道行く人に尋ねるのですが、名前だけではわからないですね。ネネちゃんが特徴を言います。全体に白くて顔の右側にぶちがあって、小さくてかわいいとのことですと。しかししんのすけは「身長300メートル、体重50万トンで、口から火を吐く」とか言ったりします(笑)。そして二人は公園を探しますが、そこにはいないようです。するとしんのすけが何かを見つけて走り出しました。それは風間君でした。風間君のズボンの中を調べ出すしんのすけですが、そんなところにいるはずないですね。かわいそうな風間君です。やがてしんのすけが「ミミちゃんの行きそうな所を探そう」と提案しますが、しんのすけが探し出したのは居酒屋、タバコの自販機などでした・・・。次にしんのすけは、交番に行って犬のお巡りさんがいるかどうかを聞くのですが、いるはずないですね。他に手がかりはないのかというと、ミミは魚が好きだとのことです。そこで二人は魚屋の前で見張ることにしました。しかし、なかなかミミは見つかりません。あきらめムードのネネちゃんですが、しんのすけが「きっと来る、あきらめないで」と励ますのです。そんな一面もあるのですね。すると、しんのすけが突然走り出します。しかし、ミミちゃんではなく魚屋に美人の女性が来たからでした。やれやれ、と思ったら、ネネちゃんの足下にミミがやって来たのでした。こうして無事にネネちゃんはミミと帰っていきましたが、すでに夕方になっていて、しんのすけは玄関先でみさえに説教されることになってしまいました。 | 萩田寛子 | |
寺東克己 | ||
寺東克己 | ||
松下佳弘 | ||
しんのすけ みさえ ネネちゃん | ||
新車を見に行くゾ | ☆☆☆ | |
ひろしが新車の広告を見て「いいなぁ」と言います。ひろしはしんのすけを誘って見に行こうかと言いますが、うちに車を買い替える余裕なんか無いということでみさえに却下されます。見るだけだからと言ったらみさえも着いてきました。見るだけだったらタダだからという理由で。そして、「ふたばCULUMA」に着きました。そこの販売員、来間宇理男が案内を始めました。まずは後部トランクの収容能力を紹介する来間です。ハッチバックが便利でいいとひろしが言いますが、しんのすけはハチバックは刺されそうで怖いから、どうせならTバックがいいと言いました。しかし、ひろしもみさえも完全無視です。そして次は車内を見るのですが、しんのすけがズボンを脱いで座席に座ってしまうのです。みさえのげんこつを食らい、そしてその後試乗することになります。そこでは、サンルーフをしんのすけに紹介する来間です。サンルーフから顔を出して道行く女性に次々声をかけるしんのすけでしたが、ニューハーフに声をかけてしまい、気分が悪くなってしまうのでした。そうして試乗は終了しました。そして来間は見積もりを始めるのです。さらにコーヒーやジュースも出てきて、買わないで帰りづらくなってくるのです。これも売り込みの一つだし、気にすることはないとひろしは言いますが、みさえは少々心配になっています。さて、見積もりですが、本体価格248万円のところをセール期間中なので20万円割引してくれるとのことです。しかし、ひろしは冷静で、今ではそれくらい普通だと言うのです。するとみさえは、「きりのいいところで200万にならない?」と言うのですが、店の儲けがなくなってしまうようです。しんのすけは「きりのいいところで10円」と言います。まだこのあたりまでは来間も笑っているのですが・・・。次にオプションの希望を聞く来間です。ひろしは、サンルーフ・ABSを希望します。どさくさに紛れてしんのすけはカンタムロボ発信基地を希望したりします。さすがにそれはないと答える来間に対し、しんのすけはアクションミサイル・アクションジェット・アクションキャノンなどを次々と要求し、来間は相当頭に血がのぼってしまいます。気を取り直し、電卓を叩く来間です。本体にオプション価格を加えて、出血大サービスで267万3000円でいかがでしょうとひろしに見せます。するとひろしは、CDプレーヤーをつけてくれと言います。来間はサービスしましょうと答えましたが、それに対してみさえが、CDプレーヤーいらないからその分引いてと言い、さらに「サンルーフなんていらないんじゃない」、とか「ABSって何?」とか言い出し、ついに来間は我慢の限界を超えてしまったようです。それを見たひろしとみさえは、もっとよく相談してからまた来ると言うことで店を去りました。そして、野原一家が去ったあとにはすっかり落ち込んだ来間がいたのでした。 | 中弘子 | |
寺東克己 | ||
寺東克己 | ||
小川博司 | ||
しんのすけ みさえ ひろし 来間宇理男 |