第107話 1994年 7月25日
夏休みキャンプだゾ | ☆☆☆ | |
ふたば幼稚園で、夏休みキャンプが行われました。山に出かけて、まずは班ごとにテントを張る作業をします。班の名前は、ネネちゃんたちのグループは「ウサギさんチーム」といった感じなのですが、しんのすけは「夜の銀ギツネチーム」と言います。本当はパンダさんチームなんだけど、そういう子どもっぽいのは飽きてしまったらしいのです。とは言え、夜の銀ギツネって(笑)。さて、そのパンダさんチームのメンバーは、しんのすけ・風間君・マサオ君・ボーちゃんです。まずはリーダーから決めるのですが、キャンプ経験のある人がやるべきだと風間君が言います。すると、しんのすけが手を挙げています。風間君が回数を聞くと、しんのすけは1回のようです。風間君は2回あるので、とりあえず風間君がリーダーと決まりました。が、しんのすけは不満があるようです。そこで風間君は、他にリーダーをやりたい人はいるかと聞きますが、しんのすけは隊長、マサオ君はキャプテン、ボーちゃんはボスをやりたいようです。やれやれ・・・。とりあえず、テントを張ります。まずは支柱をつなぐのですが、しんのすけは邪魔してます。とりあえず支柱の組み立ては終わりました。ドーム型テントなので幼児だけでもちゃんと張ることができました。他の班もテントを張り終わり、いよいよ晩ご飯作りです。メニューはカレーライスです。パンダさんチームのみんなはお米係、野菜を洗って皮をむく係、それを見ながら踊る係(笑)に分かれます。で、風間君としんのすけは野菜係で、皮むき器でニンジンやジャガイモの皮をむいていきます。しかし、しんのすけはニンジンの皮をむきすぎてしまいます。で、皮をむいたら包丁で切るのはよしなが先生とまつざか先生の仕事です。しかし、包丁を持ったまつざか先生にしんのすけが「独身妖怪包丁女」と言ったので、まつざか先生は包丁を持ったまま暴れます。大変危険なのでマネしないようにしましょう。一段落ついて、よしなが先生が大きく野菜を切っていくのを見てしんのすけが、「もっと細かく切れないの?」と言いました。さてはできないのではの言われたよしなが先生は、千切りやみじん切りなど、ものすごく細かく野菜を切ってしまうのでした。そんなわけで、「ゴミみたいな野菜が入ってる」(まつざか先生談)カレーになってしまいましたが、「野菜を細かく切ったのが良かったのねうまみが出て」(副園長談)ということで、「がけのとうにょう」・・・じゃなく、「けがのこうみょう」となったのでした。 | 翁妙子 | |
原恵一 | ||
原恵一 | ||
小川博司 | ||
しんのすけ 防衛隊隊員 よしなが先生 まつざか先生 園長 副園長 | ||
キャンプで肝だめしだゾ | ☆☆☆ | |
さて、夜になりました。キャンプファイヤーが行われているのですが、園長が怖そうに話を始めるのです。ということで、班ごとに出発して奥の大きな木まで行き、木の下に置いているスタンプを紙に押して帰ってくるという内容で肝試しをすることとなりました。そこに2体のお化けが出没しました。驚く園児たちですが、そのお化けの正体はシーツをかぶったよしなが先生とまつざか先生でした。そして、パンダさんチームも出発です。リーダーの風間君が先頭を歩くことになりました。その後ろにしんのすけ、ボーちゃんで、マサオ君はボーちゃんの背中にしがみついています。風間君は怖くない、怖くないと強がっています。すると、しんのすけが風間君の耳元で「おしっこしたい」とつぶやきました。驚いた風間君は叫びながら走り出してしまいます。一息ついて、再び歩き出したところ、前方からお化けがやって来ます。するとしんのすけがお化けに「恋人は石倉三郎に似てる?」と聞きました。するとお化けは「石田純一だよ!」と言います。中身はよしなが先生ですね。後ろにはもう1体のお化けが。しんのすけが「24歳にもなってこんなことして楽しい?」と聞くと「楽しかないわよ!」とまつざか先生の声が。すると、まつざか先生が突然叫びました。しんのすけが背後からまつざか先生に飛びついたので驚いたのです。そして、また歩き出しますが、誰かが後ろからつけてくるような音がします。みんな走って逃げようとしますが、その音はしんのすけがお尻を叩いている音でした。さっき蚊に刺されたけれどかいちゃダメということで叩いていたようです。走っているうちに大きな木の場所に着きましたが、先頭にいた風間君は気づかずにそのまま走りすぎていってしまいました。そして一人きりになってしまった風間君はみんなを探しますが、その時木から露が落ちてきて、風間君はまた走り出します。すると木にぶつかってしまいました。その時木からカブトムシが風間君の頭上に落ちてきて、またまた風間君は走り出します。途中でクモの巣にも突っ込んでしまい、みじめな姿で泣きながら走っていく風間君です。みんなの元に帰ってきたのですが、しんのすけが抱きつこうとしたために風間君は少し蛇行しました。するとちょうどスタンプを押そうとしていたマサオ君に向かって走ってくることになり、スタンプは風間君の顔に押されることとなりました。顔にスタンプを押され、泣きながら「大して怖くなかったなぁ」とまだ強がる風間君なのでした。 | 翁妙子 | |
原恵一 | ||
原恵一 | ||
林静香 | ||
しんのすけ 防衛隊隊員 よしなが先生 まつざか先生 園長 | ||
メロンで悩んじゃうゾ | ☆☆☆☆ | ペンペン |
みさえとしんのすけは買い物に出かけました。そして、そこで福引きをやっていたのです。そして夜、ひろしが帰ってくると、みさえが妙にうれしそうなのです。というのは、昼間の福引きでメロンが当たったのです。しかも本場の夕張メロンで8千円くらいするようです。アクション仮面変身セット3つ分に相当するらしいです。そして翌日、みさえが回覧板を届けに出かけました。しんのすけはテレビを見ていたのですが、そこにメロンが登場したので、しんのすけはメロンのことを思い出しました。ちょうど3時になり、おやつの時間になりました。おやつを探すしんのすけは、冷蔵庫からメロンを取り出して包丁で半分に切り、食べてしまいました。スプーンに3杯ほど食べたのですが、昨晩みさえが「せっかくだからうんと冷やして明日の晩に食べましょ、めったに食べられる物じゃないし」と言っていたのを思い出すしんのすけです。勝手に食べたことがばれたらおしおきされると思ったしんのすけでしたが、その時みさえが帰ってきます。しんのすけはメロンを背中の後ろに隠し、2階に上がります。そして、セロテープで切ったメロンをくっつけたのですが、これじゃすぐばれてしまうので、のりを探しだし、これでくっつけました。しかし、うまくくっつきません。今度は強力ボンドを見つけましたが、しんのすけはそれが何かわからないようなので、ボンドを机に出し、手で触れてみました。すると、強力に手がくっついたのです。その力を確認したしんのすけは、ボンドで切ったメロンをくっつけました。しっかりとくっついたのですが、メロンはしんのすけの左手にもくっついていました。確認した時にボンドが手についていたのですね。何とか振り払おうとしたしんのすけでしたが、今度はメロンが急に手から離れて、窓にぶつかってグチャグチャになってしまうのでした。その時、みさえが買い物に出かけました。メロンをどうしようかと思ったしんのすけは、シロの仕業にしてしまおうと考えて、シロの足形を玄関から冷蔵庫までつけて、メロンをシロの小屋に入れました。やがてみさえが帰ってきて、足形を見て驚きます。しんのすけはわざとらしく驚き、メロンがないからシロを叱ってこなくちゃと言いましたが、みさえは感づきました。そして、みさえはしんのすけをお尻ペンペンしたのでした。 | 阪口和久 | |
横山広行 | ||
原恵一 | ||
高倉佳彦 | ||
しんのすけ みさえ ひろし シロ |