第110話 1994年 8月15日

夏休みの絵日記だゾ ☆☆☆ グリグリ
風間君が英語塾のユカという友達と楽しく話をしながら歩いていると、しんのすけが接近してきました。しかも蚊ごっこをしながら。そんなわけで、その異様な様子にユカは「お友達?」と聞くのです。風間君は「同じ幼稚園に通っているだけ」言うのですが、しんのすけが「風間君も蚊ごっこしよう、いつものようにやってよ」と言ったので、ユカは去っていきました。風間君はその後書道教室に行くところなのですが、しんのすけも夏休みだからとダラダラ過ごすんじゃなくて、絵日記でもつけてみればと言われたのでしんのすけは家に帰り、早速絵日記を書き始めることにしました。でも、どのように書けばいいのかわからないのでみさえに書き方を聞きました。すると、自分が思ったように書けばいいとのことなので、しんのすけは「オラんちの母ちゃんは胸がないのにケツでかい。ああやれやれ」と口に出しながら言うので、みさえはイライラします。その後、しんのすけはみさえにおやつを要求します。優しい母ちゃんがおやつをたくさんくれたと書くつもりですが、みさえはその手には乗りません。だいたい日記のために何かするんじゃ話が逆だから、今日あったことを書けばと言われたので、しんのすけは風間君に会った時のことを書きました。「今日風間君が女の子に振られた。オラは泣いている風間君をおなぐさめしてあげた。」と書きますが、風間君は書道教室でくしゃみ連発です。風間君、なかなか敏感ですね。さて、みさえにほめられたので、しんのすけはもっと書くことにしました。「今日の朝おねしょした。おパンツはタンスに隠した。みさえにはまだばれてない。ワハハハハハ」と書いたのですが、口に出しながら書いたのでみさえにばれ、グリグリ攻撃されてしまいました。さて、その頃みさえはトウモロコシをゆでていました。ゆであがって、おやつに食べるのですが、そのことも日記に書くようです。「今日オラはとうころもしをアメリカみたいに食べました。とうころもしのおひげでカツラを作りました。それから、とうころもしのおひげをつけておじいさんになりました」と、ここまでは良かったのですが、「最後に、おまたのおひげにしました。オラのぞうさんは、立派な白髪マンモスになりました」ということで、調子に乗るなとみさえに叱られるのでした。 萩田寛子
ささきひろゆき
ささきひろゆき
間々田益男
しんのすけ
みさえ
風間君
ユカ
市民プールは楽しいゾ ☆☆  
場所は春我部市民プールです。しばらく女性の水着姿が紹介された後、男子更衣室に場面が移ります。女子更衣室で着替えたかったと嘆くしんのすけです。とにかく着替えるのですが、しんのすけは水着をうまくはけずによろめき、そのはずみでひろしもよろめいて、女子更衣室につながるドアにもたれかかってしまい、そのドアが開いてしまうハプニングが発生してしまいます。そして着替え終わり、プールサイドに場所を取ります。そして準備体操をして、いざプールに入ろうとしますが、監視員から「小さな子どもは子ども用プールに」と注意されてしまいました。そんなわけで、しんのすけは子ども用プールで泳ぐのです。しかし、やはりしんのすけは他の子どもの面倒を見ている女性の方に行ってしまいます。そしてひろしとみさえも泳ごうとしますが、ちょうど10分間の休憩時間になってしまいました。暑い中プールサイドで待つのはつらく、ジュースを買ってくるわけですが、買ってきた帰りにしんのすけは女性の水着姿を見てオーオー騒ぐのでした。その頃、監視員は暇そうです。バイトなのですが、いい男がいないと嘆いていました。すると、そこにしんのすけがからんできました。そして、恋人がいないのかと言われて相当いらつく監視員です。そしてまた10分間の休憩なのですが、しんのすけがいなくなってしまいました。すると、プールの中でうつぶせになって倒れていました。慌てて飛び込む監視員ですが、しんのすけは水死体ごっこをしていただけなのでした。急にしんのすけが動き出したので、あせった監視員は溺れてしまいました。その騒ぎに野原一家は撤収せざるを得なくなってしまいました。その後、監視員は助け出され、かっこいい男性に声をかけられます。ちょっとうれしい監視員でしたが、中年のおやじに抱きかかえられてしまうのでした。「私の夏は終わった・・・」と泣く監視員なのでした。 阪口和久
義野利幸
ささきひろゆき
門脇孝一
しんのすけ
みさえ
ひろし
お引っ越しを手伝うゾ ☆☆ グリグリ
おケイさんがアルマジロマンションから、中古の一戸建てに引っ越すことになり、その準備をしているところでした。そこに野原一家が手伝いに来たというわけです。しかししんのすけは「家賃が払えないから夜逃げするんだ」と言いますが、正解は「もうすぐ赤ちゃんが産まれるから、もっと広いところに引っ越す」です。するとしんのすけは「(赤ちゃんを)どうやって作ったの?」と聞くので、みんな困ってしまいます。とりあえず無視して片づけを続けます。が、しんのすけは段ボール箱の中に入ってくつろいだりして邪魔しているのでした。そして、トラックを持ってきたおケイさんの夫、悟史も合流して片づけが続きます。悟史が、おケイさんの学生時代のアルバムを見つけます。そこには若い頃のみさえとおケイさんが写っていました。しかし、ひろしと悟史としんのすけは、それ以外に写っている女の子でどの子がかわいいとかそんなことを言いだしたのです。見かねたみさえとおケイさんが「働け、お前ら」と言いますが、みさえもコートを見つけます。おケイさんが「いくらと思う?」と言い、19800円だと言ったらみさえもどこで売ってたのか聞いたりします。ひろし・悟史は「君らも働こうね」とのことです。そして、トラックに荷物を積んで新居に到着、荷物を運び出すのですが、しんのすけが近所の人にいろいろと話をするのです。「おケイさんは年下の男をうまくだまして結婚し、赤ちゃんができたから夜逃げしてきた」と言うので、近所の人は完全に誤解してしまうのです。しかしいつまでも落ち込んではいられません。荷物の搬入を続けますが、すると本棚をどこに置くかで、おケイさんと悟史は意見が分かれます。口論となってしまい、ひろしが仲裁を、というところでしたがしんのすけが行きました。案外子どもが言ったほうがいいかも、ということでしたが、しんのすけはかえって話をややこしくしてしまうのでした。完全にけんかとなってしまうおケイさんと悟史ですが、しんのすけがふと「お腹の赤ちゃんも夫婦げんかを聞いているのかな」と言ったので、けんかしていた二人は仲直りしたのです。「子はかすづけだな」と言うしんのすけです。もちろん「子はかすがい」の間違いですが。そして、全て運び終わって寿司(特上)を出前します。楽しいムードですが、しんのすけがまた「赤ちゃんってどうしてできるの?」と聞いてきました。それに対してみさえは「キャベツ畑から拾ってくる」と答えるのでした。 中弘子
ささきひろゆき
ささきひろゆき
大塚正実
しんのすけ
みさえ
ひろし
おケイ
悟史