第112話 1994年 8月29日

ピーマンを育てるゾ ☆☆ グリグリ
アクションスーパーにて、ピーマンの苗を売っていました。ピーマン嫌いな子でも自分が育てたものなら好きになるということで、みさえは2本の苗を買ってくるのでした。そして、しんのすけにその苗が何の苗か教えずに、庭に畑を作ることにしました。庭の土を掘り、うねを作るのですが、しんのすけはおもちゃのブルドーザーやショベルカーを持ち出してきたりして、なかなか真剣に畑作りをしません。そんなわけで、結局プランターで育てることにしました。ここでしんのすけがこれは何の苗なのかと聞きますが、みさえは「しんちゃんの好きな・・・ピーマン」と言うのです。そして次の日、みさえはしんのすけに水を渡しました。ピーマンにあげるのですが、しんのすけはピーマンが嫌いなので水をあげたがりません。水をあげないと枯れてしまうということで、しんのすけは水をあげたつもりで自分で飲むのでした。が、みさえもお見通しで、しっかりその後自分で水をあげているのです。でもこれじゃしんのすけが育てていることにはならないなぁ。ま、家計が助かるからいいか、と思うみさえです。そしてしばらくして、ピーマンは順調に育って花をつけ始めます。しんのすけは、ちゃんと毎日水をあげなかったのに、と嘆くのですが、その後シロのせいにしてプランターを倒してしまうのです。シロが一緒に散歩に行きたいと言ったからとムチャクチャな言いわけをし、怒る気にもなれないみさえなのでした。それから2週間後、食卓にはピーマン料理がたくさん並んでいたのでした。シロが倒したピーマンが庭に根づいて、思ったよりもたくさん実ったからこれからしばらくはピーマン料理が続くということなのです。 阪口和久
横山広行
原恵一
松下佳弘
しんのすけ
みさえ
シロ
父ちゃんの禁煙だゾ ☆☆  
ひろしの夢から始まる話です。オフィスでたばこを吸っていたひろしですが、突然灰皿から大量の煙が吹き出してきます。そこでひろしが目を覚ますと、しんのすけがくすぶっている灰皿から昇る煙をひろしの方向に向けていたのでした。慌てたひろしは台所に灰皿を持っていき、流しにあった洗い物は灰だらけになってしまいました。どうやらひろしはたばこを吸いながらうたた寝していたようです。だいたいたばこを吸っていいことなんか一つもないとみさえは責めます。たばこは体に悪いから、もしひろしに先に死なれでもしたら・・・とか考え出すのです。そして、ひろしはみさえにたばことライター、灰皿を預けるのです。そして禁煙したと宣言します。そこで、みさえは温泉1泊旅行を賭けることにしました。禁煙に失敗したらひろしが一家を温泉旅行に連れていく、成功したらみさえがお金を払うということで、ひろしの禁煙が始まりました。しかし、テレビではたばこのCMが流れ、思わずたばこを探すひろしです。今度はしんのすけがアクション仮面のビデオを見るのですが、メケメケXがたばこを吸い出すのです。子ども番組も油断できないと思ったひろしは気を紛らわすためにクロスワードパズルを解くのですが、「南アメリカ原産でコロンブスにより世界中に広まった嗜好品」とのヒントに、たばこと答えますが、何やら気まずいムードになってしまいます。そこでひろしはシロの散歩に出かけました。途中でたばこの自動販売機の前を通りかかるのですが、思わずたばこを買おうとするひろしです。すると、シロが暴れ出しました。と思ったらいつの間にかしんのすけがいて、しんのすけがシロの首輪のひもを引っ張っていたのでした。慌てたひろしは、隣にあったジュースの自動販売機で缶コーヒーを買おうとしましたが、夏だってのに間違えて熱い甘酒を買ってしまうのでした。そしてその夜、食事が終わった後みさえはひろしにたばこを差し出しました。すると、思わずひろしはたばこを吸ってしまうのでした。「きったねえぞ!」と言うひろしですが、みさえは、ひろしが外で買おうとしていたことを知っていたのです。しんのすけがしゃべってしまったのですね。そんなわけでひろしの禁煙は失敗に終わりますが、みさえが「無理して禁煙しなくてもいいから、少しは本数を減らしてね」とひろしに言うのでした。するとしんのすけがみさえに「無理してダイエットしなくていいから、少しはおムネ増やしてね」と言います。みさえは「健康のため憎まれ口の言い過ぎに注意しましょう」とたばこの注意書きみたいなことを言いつつしんのすけを追いかけ回すのでした。 もとひら了
原恵一
原恵一
林静香
しんのすけ
みさえ
ひろし
シロ
まつざか先生とご一緒するゾ ☆☆☆  
8月31日。夏休みも今日で終わりということなのですが、まつざか先生はこの夏けっこういろんな場所に行ったけれど、失恋どころか出会いすらなかったようで、ラストチャンスにかけるつもりです。ということでまつざか先生は電車に乗り、どこかに出かけるのですが、いい男に声を掛けられそうな予感がするのでした。すると、まつざか先生に声が掛かりました。しかしまつざか先生が振り向くと、そこにはプールにいる時のような姿のしんのすけがいたのです。夏休みが名残惜しいとのことなのですが、しんのすけは一人で出かけていたのです。実は庭のビニールプールで遊んでいたのですが、いつの間にか抜け出していたのですね。しかしみさえは、おケイさんと長電話していて気がついていません。まつざか先生が越谷駅で野原家に電話しますが、おケイさんと話し中のために電話がつながりません。しかたなく、春我部に戻ろうとするのですが、しんのすけは戻りたがりません。裸じゃいやだとか言い出し、しかたなく近くのデパートに行くしんのすけとまつざか先生です。まつざか先生は半額セールになっている子供服を買おうとしますが、「まつざか先生がいつもこういう安物を買っているのだとみんなに言いふらしてやろう」としんのすけに言われ、ブランド物の服を買うことになってしまいました。その後昼食なのですが、その席でなぜまつざか先生が幼稚園の先生になったのかが明かされます。「子どもが好きだから、子どもは天使」というのが主な理由のようです。しかし、実際にやってみて子どもには天使と悪魔がいることがわかり、さらに給料も安いけどこの仕事をやめるつもりはないらしいです。子どもと心が通じ合えた時はとてもうれしいからとのことです。なるほど・・・。その後屋上で遊ぶしんのすけを見て、24歳の夏は終わったと嘆くまつざか先生でしたが、何をおっしゃる、今でも24歳じゃないの(笑) 萩田寛子
原恵一
原恵一
小川博司
しんのすけ
みさえ
まつざか先生