第297話 1998年11月20日

風間くんと焼きイモをするゾ ☆☆☆☆  
どこかの公園で、風間君と、塾の友達らしい女の子(名前はさりな)がいました。風間君は「枯れ葉舞う、秋かぁ。僕は、ちょっぴり寂しげな、秋の公園が好きなんだ。そんな公園のベンチで、純文学を読むことが、僕の楽しみなのさ」と言います。ところが、その時風間君の頭上に大量の枯れ葉が降ってきます。しんのすけが木の上から降らせたのです。さりなは、しんのすけのことを友達かと聞くと、しんのすけは「それ以上よ。彼うちに泊まったこともある」と言いました。まぁ事実なのですが、女の子はショックを受けました。さらに「しんのすけは「その時何があったかは、二人だけの秘密」と言い、さりなは去っていきました。そして、しんのすけは枯れ葉を見て、焼きイモ食べたいとつぶやくのです。せっかく枯れ葉がたくさんあるしってことで風間君も乗るのです。で、イモをどうするかなのですが、しんのすけがある場所を知っているとのことです。と言うことで、その場所に行きました。が、そこは八百屋です。で、しんのすけは八百屋の前で演技を始めるのです。「大親友の風間君がそこで生き倒れになっていて、何か食べささないといけない。エッ、焼きイモが食べたい?そんな、どこにイモがあるんだ・・・。おっ、ここは八百屋さんの前ではないか。きっと心優しい人ならイモをめぐんでくれるだろう。できれば2本。」といった感じです。が、我慢しきれなくなった風間君なのでした。すると、八百屋さんは、サツマイモ2本分のバイトをするかと言うのです。で、二人は呼び込みをします。すると大繁盛、バイト代はおまけしてサツマイモ4本でした。一方、その頃桜田家の前では、ネネちゃんとネネママが落ち葉を集めていました。こちらも焼きイモをしようとしていたようです。ネネちゃんたちがイモを取りに行っているうちに、しんのすけたちがそこを通りかかったので、捨てるつもりだろうから持っていって使っちゃおうということになりました。ということで、イモを持って家から出てきたネネちゃんたちはその後、そろってウサギのぬいぐるみを殴るのです。さて、しんのすけたちですが、火を使うから大人の人がいないといけない、ということになりました。ここから一番近くの知り合いは・・・と考えたら、ネネちゃんとこだったのです。その頃ネネちゃんたちは、それぞれぬいぐるみを1305発殴っていたのですが、最後は一緒に焼きイモを食べて笑っていたのでした。 中弘子
水島努
水島努
松山正彦
しんのすけ
風間君
ネネちゃん
ネネママ
さりな
ヨシリンが家出してきたゾ ☆☆  
しんのすけとひろしが表でキャッチボールを始めました。しんのすけはお尻でボールを受けたりするのでした。で、お尻は何で使うのとか話していると、みさえに怒られてしまったのです。ひろしは、怒られちゃっただろう、と速い球を投げました。その球をしんのすけは取ることができず、何とヨシリンの顔面を直撃するのでした。ヨシリンは泣き出してしまいます。そして、ヨシリンはひろしに向かって「もしあなたの目の前で、かわいいバンビが深い傷を負って苦しんでいたら、どうしますか」と言いました。するとひろしは「傷を治してあげたりとか」と答えました。するとヨシリンは「だったら、僕を野原さんちに入れて、紅茶でも飲ませてください」と言い出すのです。なぜなら、ヨシリンは心に深い傷を負ったバンビだからと言うのです。ってことで、なんだかんだでヨシリンは紅茶を飲みます。で、心の深い傷とは何かというと、ミッチーがひどいとのことなのです。「あれは、今から数十分前のブランチの時でした。僕は、ご飯にみそ汁をかけて食べるのが好きなのですが、ミッチーは、それは逆だと言うのです」とヨシリンが説明します。それで、ミッチーとけんかしたヨシリンは出ていったというわけだったのです。そして、ヨシリンは野原家にこのまま住み着こうとしたのです。で、みさえはひまわりを連れてミッチーの話を聞きに行きました。しんのすけもついてきていたのですが、ミッチーは「言いすぎて、後悔しています。できればヨシリンに戻ってきてほしい」とのことです。しかし、ミッチーは素直に言えないから悩んでいたのです。そこで、みさえはしんのすけに報告してきてもらうように頼んだのでしたが、これが失敗でした。ミッチーのいるアパートから野原家に帰る途中に、携帯電話で話をしている人がいて、「てめえのツラなんか、二度と見たくねぇや!」と叫んでいたのです。それを聞いたしんのすけは、ヨシリンに「ヨシリン、てめえのツラなんか二度と見たかねぇや」て言ってたと伝えてしまうのです。そこで、ヨシリンは「こうなったら何が何でも絶対に帰るもんか!ミッチーのバカヤロー!」と叫びます。それをしんのすけがミッチーに伝え、二人の溝は深まってしまいます。Cパートに続く。 萩田寛子
義野利幸
水島努
門脇孝一
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
ミッチー
ヨシリン
夫婦ゲンカのまきぞえだゾ ☆☆ げんこつ
というわけで、ヨシリンは野原家でひろしと、ミッチーはアパートでみさえと過ごすことに。ミッチーはみさえに泣きついています。一方、ヨシリンはまだ「バカヤロー」と叫んでいます。やがて、夕方になり、みさえが帰ろうとすると、ミッチーが帰らせてくれないのです。しんのすけは一人で野原家に帰りました。ということで、野原家ではひろしとヨシリン、そして、オラも男だってことでしんのすけが共同で夕食を作り始めました。一方、アパートではみさえとミッチーが料理を作ります。が、野原家ではひどい状況になってしまいます。しんのすけはその状況を見て、逃げ出します。一方、みさえとミッチーはスパゲッティーカルボナーラとエビグラタンを作っていました。しんのすけは、こっちはか弱い女性ばかりだからってことでアパートで食事をすることになります。そして、みさえはミッチーの両親のことを聞くのです。すると、ミッチーは顔を青ざめるのでした。まずいことをきいてしまったのかと思ったみさえでしたが、「私が3つの時に風邪を引いて以来・・・ずっと元気で、栃木でバリバリ農家してます」とのことです。野原家では、ひろしとヨシリンがビールを飲んでいます。そしてヨシリンは、「ミッチーと別れるから、ひろしさんも別れて、お互いの女房を交換しましょう」と言い出すのです。ところが、みさえの姿を頭に浮かべたヨシリンは「やだよあんな古女房!」と言い、泣き出します。その頃、ミッチーはワインを飲んでいい気分です。みさえはしんのすけに野原家の様子を見てきてと頼みます。すると、ひろしが「ああ、確かに古女房だ。でも、俺にとってはかけがえのない古女房なんだ!」と言っていました。そこで、しんのすけは「母ちゃんのこと古女房だとか言って盛り上がっていた」と報告します。それを聞いたみさえは当然怒り、そして、ミッチーも怒るのです。そしてミッチーは野原家に走っていきました。すると、ミッチーとヨシリンはお互いの顔を見たとたんによりが戻ったのでした。しかし、みさえはひろしに対して、古女房と言ったことでまだ怒っていました。やれやれ・・・。 萩田寛子
義野利幸
水島努
末吉裕一郎
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
ミッチー
ヨシリン