スペシャル 1998年12月25日

石像の恩返しだゾ ☆☆☆  
昔々、ある村はずれに4体の石像(姿はしんのすけ、風間君、マサオ君、ボーちゃん)が立っていました。そして、そこからそう遠くないところに貧乏な夫婦が住んでいました。夫はひろぞう、妻はおみさと言い、おみさは重い病気で寝込んでいました。ひろぞうは、下着を売りに町に出かけましたが、あまりにも時代を先取りしすぎたため、当時の人々に笑われ、まったく売れなかったのです。重い足取りで家路につくひろぞうでしたが、やがて雪が降り出します。そして、ひろぞうは雪をかぶった4体の石像を見かけ、売れなかった下着を石像に着けていきました。するとどうでしょう、夜、月が出るとともに石像が動けるようになったのです。ともかく、ひろぞうに恩返しをすることにしました。やがて、石像たちはひろぞうの家らしい一軒のあばら屋を発見します。そこからは騒がしい声が聞こえてきます。借金の取り立てのようです。しかし、借金を払うことができず、取り立て屋は借金のほんの一部分のかたにおみさを奪っていきました。石像たちは、おみさを助けて恩返ししようと決めます。が、夜が明けてしまい、動けなくなってしまいました。次の夜、取り立て屋の屋敷に着いた石像たちは、屋根から行くことにしましたが、重みで屋根が壊れてしまいました。ということで刀や銃で攻撃を受けますが、石ですから効きません。逆に石像たちが抱っこして攻撃を仕掛けます。重みでやっつけようということですね。取り立て屋の親分は必死に逃げます。そのすきに、おみさは脱出し、ひろぞうと再会します。一方、取り立て屋の親分を追っていた石像たちは、朝が来てしまい動けなくなりました。それを知った親分は、石像を海に捨てました。やがて、石像に着けていた下着が外れ、海面に浮きました。そこへ外国の船が接近してきました。その船には王女が乗っていて、その下着を気に入りました。これがきっかけで、ひろぞうは外国相手に商売をするようになり、安定した収入を得るようになりました。そしておみさの病気も治ったようです。数百年後、ひろぞうが作っていた下着は、ブラジャーやパンティーと呼ばれるようになりましたとさ。そして、沈められた石像たちは自力ではい上がり、親分にしつこく抱っこを要求しました。何度海に落としてもその晩には復活するので、ついに親分は悪事をやめてしまったとのことです。親分が悪事をやめると、石像たちは元の場所で動かなくなったそうです。その後、これらの石像は「幸せの石像」と呼ばれたそうな、でめたしでめたし。・・・しかし、苦言をひとつ。何日たっても月の形が同じ、いつも満月なのはどうしてなんでしょ。 水島努
水島努
水島努
大塚正実
しんのすけ
みさえ
ひろし
風間君
マサオ君
ボーちゃん
ビールは大人の味だゾ ☆☆☆ げんこつ
夜、お風呂から上がったしんのすけ・ひまわり・ひろしは、それぞれ飲み物を楽しみます。しんのすけはG.Gレモン、ひまわりはミルク。で、ひろしはビールをおいしそうに飲みます。しんのすけ・ひまわりは「あれってそんなにうまいのか?」と考えて、飲みたがります。でも、15年早いってわけで飲ませてもらえません。ひろしは本当においしそうに飲むので、しんのすけ・ひまわりは「いつかビールを飲んでみような!」と無言で誓い合います。翌日、しんのすけとひまわりは作戦を考えるのですが、しんのすけが「特に1日中働いたあとに飲むビールは最高だねぇ」とひろしが言っていたのを思いだし、1日中いろいろなことをします。買い物(チョコビ1個だけ買う)とか、おもちゃをわざと散らかしてかたづけるとか。で、夜しんのすけは訴えるのですが、やっぱり飲ませてもらえません。しかし、ひろしがビールビンを倒してしまい、テーブルにビールが流れ出します。ひろしがふきんを取りに台所に行ったすきに、しんのすけとひまわりは流れ出たビールをすするのですが、とってもまずかったようです。良い子の皆さん、お酒のおいしさがわかるのは、大人になってからですよ。 中弘子
釘宮洋
水島努
原勝徳
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
交通渋滞にまきこまれたゾ ☆☆  
アクションランドで1日楽しんだ野原一家です。で、夕方になって車で帰るわけですが、帰り道は大渋滞です。みさえは疲れて寝てしまいます。ちなみに、この日はしんのすけが助手席に座っていますが、小さな子どもを助手席に乗せると計器類をいたずらして危ないのでは。シートベルトしているから大丈夫かな?やがて、しんのすけ・ひまわりが空腹のため騒ぎます。しかし、みさえは寝ています。仕方なくひろしはコンビニに寄ってお菓子を買います。で、車に戻って来たら、みさえは起きていました。そこで、ひろしはみさえに運転をさせます。が、みさえ「あたし、渋滞で運転するの苦手な人なんだけどなぁー」。ひろし「渋滞じゃなくても苦手なんだろう」。まったくその通りですね(笑)。ともかく、みさえの運転で道に戻ろうとしますが、渋滞の列に入り込めず反対車線を走ってしまいます。やがてダンプカーが向こうからやって来て、危うく正面衝突するところでした。ともかく列に入り、運転を続けるのですが、みんな疲れて寝てしまいました。みさえも眠くなり、ひとりでしりとりしていましたが、ウトウト状態に。またまた危うく事故になるところでした。結局、運転はひろしに交替し、みんなでしりとりをすることとなりました。 もとひら了
義野利幸
水島努
堤規至
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
クレヨン大忠臣蔵 桜の巻 ☆☆☆☆  
まず園長から、忠臣蔵についての説明がありますが、この話は、その忠臣蔵を元に好き勝手に面白くしちゃった物語です。場所はえど城、そこで行われる大事な催し物に出席するために、春我部藩の殿様、風間内匠頭トオル殿もやってきていました。そこに、せこくて底意地が悪いことで有名な吉良上野の介ぶりぶりざえもんが現れます。そのぶりぶりざえもんが、風間君の袴のすそを踏んだために、風間君が転んでしまいます。しかし、ぶりぶりざえもんは全く悪気が無く、風間君が一方的に悪いと言います。風間君も反論しますが、するとぶりぶりざえもんが腰の刀を抜きます。負けじと風間君も刀を抜きますが、殿中ということで止められます。が、ぶりぶりざえもんがだしたのは千歳飴でした。さらにぶりぶりざえもんは風間君をバカにする発言を連発、最後には風間君に向けておならをします。完全にキレた風間君は、ぶりぶりざえもんに斬りかかりますが、袴を守衛の者に踏まれていて、風間君はぞうさんを丸出しになってしまいました。その罪で、風間君は切腹することに、一方ぶりぶりざえもんはおとがめ無しという不公平な決着になってしまいました。さて、風間内匠頭トオルの家来に、大石しんのすけという者がおりました。風間君が切腹になったニュースがしんのすけの元にも流れますが、しんのすけたちは風間君が殿様だってことを忘れていました。で、家来たちの結論は、風間内匠頭トオルとは隣で飼っている犬ということになったのですが、そこに本人が現れます。ようやく思い出した家来たちですが、なぜ風間君がここにいるのかというと、幽霊だから・・・。ま、ともかくぶりぶりざえもんに敵討ちをしに行くように言いますが、家来たちは全くその気はありません。一方吉良屋敷では、ぶりぶりざえもんがスポーツ新聞で敵討ち必至との記事を読んで激怒していました。で、ぶりぶりざえもんは家来のアクション仮面の介およびカンタムロボの進を呼び出します。そして、春我部浪士たちは京都で敵討ちの計画を立てているから、その計画をつぶしてくるよう命じました。しかし、経費の前借りを願うわけですが、ぶりぶりざえもんは聞き入れません。なんと一度も給料をもらったこともないそうです。さて、2人は仕方なく費用をもらえないままで京都に行くことに。京都には新幹線で行くのが手っ取り早いが、手持ちは80円しかありません。そこで、ロケット(?)で飛んでいきました。さて、京都高級料亭で食事中の春我部浪士たち。食事が終わったら敵討ちに行くとのことなのですが・・・。と、そこに舞妓さん(名前はななこ)がやって来ます。しかし、舞妓さんは、敵討ちなんてやめなさいと言います。結局は仕返しだしとのことです。とそこに、アクション仮面とカンタムロボが舞妓のふりをしてやって来ます。で、ななこさんが言うからということでしんのすけは、敵討ちをやめると言います。で、アクション仮面とカンタムロボは帰っていきました。果たして、本当に敵討ちはされないのでしょうか?答えは、CMの後で・・・。 阪口和久
水島努
水島努
松山正彦
しんのすけ
防衛隊隊員
よしなが先生
まつざか先生
ぶりぶりざえもん
アクション仮面
カンタムロボ
ななこ
クレヨン大忠臣蔵 雪の巻 ☆☆☆☆  
さて、吉良屋敷にて敵討ちをやめるとの報告を受けたぶりぶりざえもんですが、やっぱり家来に給料はあげません。怒りがつのるカンタムロボです。この場はアクション仮面がなんとか止めます。で、ぶりぶりざえもんがテレビをつけると、ぶりぶりざえもんが制定した消費税85%に怒り狂う市民が映し出されましたが、そこに臨時ニュースが。討ち入りをやめたはずの大石しんのすけが討ち入りを行うとのことです。東京駅では、ぶりぶりざえもんの悪政を憎む人々によってしんのすけがすっかりその気にされていました。で、いよいよ討ち入りに出発です。派手な鳴り物の音とともに、しんのすけたちが吉良屋敷までやって来ました。ぶりぶりざえもんは、どこかに隠れました。みんなで探しますが、見つかりません。やがてしんのすけが豚小屋を見つけます。ぶりぶりざえもんたちはごまかしますが、バレバレです。ということで春我部浪士vsぶりぶりざえもんとその部下が向かい合います。ぶりぶりざえもんの家来が必死に止めますが、市民の応援の後押しもあり、しんのすけたちは攻撃しようとします。ここでぶりぶりざえもんは、「へっぽこ改造人間やポンコツロボ」と言い、アクション仮面やカンタムロボも春我部浪士側に寝返ります。すると、ぶりぶりざえもんも例のごとく寝返ります(笑)。が、ぶりぶりざえもんは全員から追われ、ついに敵討ちは成功します。かくして、風間内匠頭トオルの無念は晴らされたわけです。 阪口和久
水島努
水島努
間々田益男
しんのすけ
防衛隊隊員
よしなが先生
まつざか先生
ぶりぶりざえもん
アクション仮面
カンタムロボ
この日は「300回だゾ!クレヨンしんちゃんスペシャル」として放送されました。最後に、来年の映画の紹介および原作22巻・「ブタのヒヅメ」のビデオ・放映300回記念バッジのプレゼントがありました。が、この時の映画紹介だと、あんまり見たくないような内容でした・・・。また、エンディングテーマは「てゆーかハリケーン」(唄:C-chang&のはらしんのすけ)でした。