第329話 1999年 8月20日

おつかいは疲れるゾ ☆☆☆☆  
しんのすけは段ボール箱を使って何か工作中です。みさえは、おつかいを頼もうと思っていたのだけど真剣にやっているし・・・と思っていると、作品が完成しました。するとしんのすけは顔に霧吹きで水をかけ、「蒸し風呂であと5分頑張ればビールがうまく飲めるおやじ」をするのでした。そんなことをしたら世間の笑いものになるってことで、みさえはしんのすけに「豚挽肉300g買ってきて」と頼みます。そういうわけで、しんのすけは「豚挽肉300g」と連呼しながら肉屋に向かいます。すると、途中にケイコとマナブというカップルがいて、「ケイコ」「マナブ」と言い合っているので、しんのすけが肉屋に着いたときには「ケイコ挽肉マナブグラム」となっていました。挽肉と言うこと以外はわからないってことで、肉屋さんは「何買うんだっけ」と聞いてきてもらうように頼みます。しんのすけは「何買うんだっけ」を連呼しますが、またケイコとマナブの影響でしんのすけは「愛してるんだっけ」とみさえに言ってしまい、しんのすけは肉屋さんに「母ちゃんはオラのこと愛してるって」と伝えるのでした。困った肉屋さんは、電話をしようと考えます。電話番号を教えるしんのすけでしたが、かかった先はなぜかネネちゃんの家でした。ネネママは、ネネちゃんには八百屋さんにおつかいを頼んだのにってことで不審に思い、うちの子と代わってもらうように言います。そして聞こえてきたのがしんのすけの声です。しかししんのすけは、あくまでも電話をかけた先は野原家だと思い込んでいて、ネネママはブチ切れてしまいます。しかたないからしんのすけはもう一度家に帰って聞いてくることにしました。途中でネネちゃんに会いますが、ネネちゃんは八百屋から帰るところでした。そして家に着いたネネちゃんは、電話の受話器を持ったままウサギのぬいぐるみに技をかけているネネママの姿に唖然とするのでした。さて、野原家では、何とひまわりが蒸し風呂ごっこをやっていたのです。みさえはひまわりに蒸し風呂ごっこをやめさせます。最近しんのすけに行動が似てきたってことで嘆くみさえは、段ボールを見て「こんなもののどこが面白いのかしら・・・」とつぶやいています。やがてしんのすけが帰ってくると、みさえは蒸し風呂ごっこをやっていたのでした。 中弘子
水島努
池端たかし
小川博司
しんのすけ
みさえ
ひまわり
ネネちゃん
ネネママ
写真を撮って10万円ゲットだゾ ☆☆☆ げんこつ
グリグリ
今月もすでにこづかいなし、家計も赤字。ってことで、「春我部家族の写真コンクール(賞金10万円)」に挑戦することに。去年のグランプリ作品も別に大したことなし、ってことで、すっかりその気のひろし&みさえです。しんのすけもやる気になりますが、カメラはおもちゃじゃないということです、でも、理解のない親のせいで才能が埋もれてしまうとしんのすけが嘆くので、ひろしは壊れてもいいように、いらないカメラをしんのすけに渡しました。で、その頃みさえは着替えていましたが、よそ行きの格好になっていました。家族の自然な格好を撮るべきと言うことなのですが、みさえの派手な格好を見たひまわりもネックレスやらを身につけていました。ひろしがひまわりをにらんだら、ひまわりは恐怖で泣き出してしまいます。で、いざ写真を撮ろうとしてもひろしが構えるカメラの前ではいい顔をしません。しかし、しんのすけが構えるカメラに対してはいい顔をします。ひろしはなかなか写真が撮れずに困り、落ち込んでしまいます。撮影はしばらく休むことにしますが、その時ひろしは何かを見つけます。一方しんのすけは、みさえにポーズを取らせますが、なんだかんだで「シェー」の格好をさせてしまうのでした。そんなわけでしんのすけはグリグリを受けることに。さて、ひろしは若い女性二人組を見つけていて、たくさん写真を撮っていたのでした。そんなわけで、ひろしはげんこつを食らいます。さて、ひまわりは芝生の上で遊んでいましたが、しんのすけが構えるカメラのレンズが光り、それを見たひまわりがカメラに近づいていきます。しんのすけは後ずさりしますが、ついに池にカメラを落としてしまいます。残念がるしんのすけです。で、とりあえずひろしが撮った写真を現像しようとカメラを写真屋に持っていきますが、店の前のショーケースにカメラが飾ってあって、そこにしんのすけが池に落としたのと同じカメラが展示してあったのです。そして、何とそのカメラには10万円の値札がついていました。そんなに値打ちがついていたのかってことで、ひろしは必死に池をあさるのでした。 小松崎康弘
義野利幸
池端たかし
松山正彦
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
まつざか先生プロポーズを待つゾ ☆☆☆  
ある夜、まつざか先生の部屋に電話がかかってきます。面倒だと思ったまつざか先生は留守番電話のふりをしますが、相手は徳郎先生でした。「明日の12時に公園で待っているから、話はその時に」という伝言です。で、気になって眠れなかったまつざか先生は、遅刻してしまいます。慌てて公園に行くと、そこにはかすかべ防衛隊の5人がいました。公園で活動があるとのことですが、今日は何もすることがないからと困っていました。その時、まつざか先生の携帯に電話が。徳郎先生からでした。友達のところでゴタゴタがあって、すんだらすぐ行くからとの話です。それをネネちゃんが盗み聞きしていて・・・。で、防衛隊の活動が決まったのです。まつざか先生のことを暖かく見守るってことになりました。で、男から女に大事な話と言えば、頭にプがつくやつだってことですがしんのすけは「プロパンガス」と言ってしまいます。じゃなくて、「プ、プロ、プロ・・・」するとマサオ君「プロレスだね」と言ってしまい、ネネちゃんからプロレス技をかけられてしまいます。大事な話と言えばプロポーズに決まっているってことです。その瞬間を想像するまつざか先生は緩みきった表情になり、みんなにジュースをおごったりして浮かれています。が、いい話とは限らないて風間君が言い出してしまい、もしかしたら別れ話かもとしんのすけが言ってしまいます。まつざか先生が別れる理由なんかない、と言いますが、もしかしたら徳郎先生に新しい彼女ができたかもしれないってことで暗い想像をしてしまいます。そして友達とゴタゴタってのは女の友達にまつざか先生のことがばれて、実はもう徳郎先生には子どもまでいたりして・・・。とか言っているうちに徳郎先生が公園にやってきます。そして、まつざか先生に向かって「実は、赤ちゃんができちゃったんだ」と言いました。それを聞いたまつざか先生は石化してしまいます。が、赤ちゃんとは近所の空き地に住み着いている野良猫の赤ちゃんだったのでした。友達の家で出産してしまって、あと2匹のもらい手が見つからなくて・・・と言いますが、まつざか先生には何も聞こえていないのでした。 もとひら了
池端たかし
池端たかし
大塚正実
しんのすけ
防衛隊隊員
まつざか先生
徳郎先生