第358話 2000年 5月26日

実家に帰らせていただきますだゾ1* ☆☆  
みさえが、唐突に「わたし、実家に帰らせていただきます!」とひろしに言った後荷物をまとめ始めました。どうやらひろしが約束を破ったのが原因らしいのです。その約束とは、今度の休みに家族みんなで旅行へ行こうってことだったのです。ひろしは、行けたらなと言っただけだと弁解しますが、みさえは聞いていません。ひろしは「勝手にしろ!」と言って座り込みます。みさえが「荷物は少なくね」と言ったので、本気ではないと考えるひろしですが、大きな荷物は後で宅急便で送ってもらうとのことです。冷たい態度のまま、みさえはしんのすけとひまわりを連れて「長い間お世話になりました」と言い、本当に家を出ていってしまったのでした。預金通帳とハンコがなくなっていて、宝石類も結婚指輪を除いてすべてなくなっていたのでした。Bパートに続く。 萩田寛子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
実家に帰らせていただきますだゾ2 ☆☆☆  
なんだかんだで空港まで手ぶら・サンダル姿で追いかけたひろしです。何とか同じ飛行機に乗らないと、熊本まで迎えに行ってあの頑固おやじにわびを入れなければならなくなってしまうと考えたひろしは搭乗券を買い、金属探知器は通り抜けたものの、係員に止められます。何せ手ぶらにサンダル姿ですからね。そんなわけで事情を話すことになり、係員に笑われるひろしでした。で、何とか同じ飛行機に乗ったひろしは、熊本に着くまでに説得しようとしたのですが、直接は言えず、しんのすけに伝言を頼みました。しかししんのすけは「悪かった、謝る」という簡単な伝言を正しく伝えられず、せっかく許そうかと思っていたみさえの怒りは増幅するのでした。「悪かった、謝れ」と伝えてしまったのです。そうこうしているうちに熊本空港に到着し、タクシーで行ってしまうのです。ひろしはタクシー代がありません。すると、みさえが1万円札を「もう返してくれなくていい」と言って渡したのです。そんなわけで実家に着いたみさえたちです。ひろしもすぐにやってきたのですが、入りにくいのです。そうして悩んでいたら、まさえのかぶり物におどかされます。そんなわけでようやく家の中に入ったひろしはよし治に謝ったのです。しかしよし治は、「そうやってすぐ謝るのは男らしくない!あんたは意地でも謝ったらいかんたい!」とひろしを説教するのでした。Cパートに続く。 萩田寛子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
よし治
ひさえ
まさえ
実家に帰らせていただきますだゾ3 ☆☆☆ げんこつ
そんなわけで、よし治はひろしを説教し、九州男児に鍛え直すべく、九州男児の手本を見せました。それは、ひさえ(よし治の妻)に細かいことはすべてさせて、男なら大きなことに目を向ける、ということだったのです。風呂の湯加減、背中流しなども全部させるということで、早速ひろしも実行しようとしたのですが、みさえのにらみにあっさり敗北(^^;そして、今度はしんのすけがひまわりに、よし治がやっていたようなマネをするのですが、ひまわりが持ってきたものはみさえのパンツでした。しんのすけはそれをかぶって遊んだためにみさえにげんこつを食らいました。で、よし治はひろしとしんのすけを二人とも九州男児として肉体から鍛え直すために、竹刀の素振り100回から始まる、九州男児のやせ我慢特訓フルコースが始まります。素振りの次は九州男児の神髄を極めるため、ふんどし姿で乾布摩擦です。そのころみさえはひさえやまさえから夫婦げんかの原因を聞かれたのだが、原因を聞いたひさえとまさえは笑ったのです。ひろしは約束を破ってない、ちゃんと家族で熊本に旅行に来ているっていうことで。ということで、その夜の食卓には馬刺し、からしレンコン、だご汁などの郷土料理が並んでいて、ほのぼのムードなのです。ちなみによし治がひさえに見せる態度についてですが、よし治はひさえがいないと何にもできないので、肝心なことはすべてひさえの思うままとのことなのです。ふーん。 萩田寛子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
よし治
ひさえ
まさえ
この日はAからCまで全部一続きのものでした。なお、タイトルの1,2,3はエンディングで表示されていましたが、実際には2,3ではタイトルコール自体がなかったです。