第395話 2001年 5月11日
オラの素行を調査だゾ | ☆☆☆ | |
幼稚園にて、あいちゃんはいつものようにしんのすけを追いかけています。が、しんのすけは通りかかった女性に声をかけるなど、あいちゃんには関心がなさそうなのです。ということで、あいちゃんはボーちゃん探偵局に依頼を出します。幼稚園から帰った後のしんのすけの行動を調査して報告して欲しいということなのでした。その時探偵局には風間君とマサオ君しかいなかったわけで、風間君はあまり乗り気ではなかったのですが、マサオ君があいちゃんからの依頼なら何でも引き受けると言い、引き受けることになりました。ということで放課後、風間君とマサオ君はしんのすけの家に向かいました。風間君は「仲間の行動を調査するなんて、何だか引っかかるなぁ」とつぶやいています。そして家に着きますが、しんのすけは留守のようです。風間君は帰ろうとしますが、マサオ君が引き止めます。そしてマサオ君は、しんのすけがななこさんと出かけたとか、駅前のケーキ屋にでも行ったんじゃないとかいうみさえの情報を手帳にメモします。そして野原家から出た二人は駅前に向かいました。そして駅前のケーキ屋にしんのすけがななこさんと神田鳥忍と一緒にケーキを食べているのを見つけます。すると、風間君がパパから借りてきたというデジカメを取り出し、しんのすけたちの様子を撮影しました。そして次の日、幼稚園で風間君があいちゃんを待っていると、車に乗ってやって来ました。するとマサオ君が風間君を押しのけてあいちゃんに昨日のことを報告しました。その結果、あいちゃんはショックを受けたようで、ななこさんの顔が見てみたいと言いました。すると風間君が、デジカメで撮った画像を印刷したものをあいちゃんに渡しました。それを見たあいちゃんは怒り、写真を丸めて地面に投げつけました。そして黒磯を呼び、車に乗ってどこかへ行ってしまいました。その後マサオ君は、「僕たち、しんちゃんを裏切っちゃったのかなぁ。もしかして、今回のことでしんちゃんとあいちゃんの仲がうまく行かなくなるんじゃないかなと期待してしまった」と反省し、風間君も「思わずフォーカスしちゃった」と落ち込むのです。そこにしんのすけがやって来ました。二人はしんのすけにすべてを話し、そして謝りました。するとしんのすけは、写真が見たいと言いました。風間君が写真を渡すと、しんのすけは写っているななこさんの顔に頬ずりして、この写真を宝物にすると言ってどこかに行ってしまうのでした。あっけにとられる風間君とマサオ君です。さて、あいちゃんはというと、どこかのスポーツジムを貸し切りにして体を鍛えているのでした。あいちゃんは、神田鳥のことをななこさんと勘違いしていて、自分も神田鳥に負けないたくましい体になって、しんのすけを奪い返してみせると頑張っているのでした。 | もとひら了 | |
貞光紳也 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ 風間君 マサオ君 あいちゃん 黒磯 ななこ 神田鳥 |
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突然家が大変だゾ | ☆☆ | |
しんのすけが庭でサッカーボールを使って遊んでいます。すると、ボールが壁にめり込んでしまいました。驚愕するみさえですが、しんのすけは逃げ出してしまいます。ボールを引き抜くと、壁はへこんだだけで穴までは開いていませんでした。とりあえずセーフかな、と一安心するみさえは寝室に行き、押し入れを開けようとしますがなかなか開きません。たてつけがだいぶん悪くなってきているようですね。やがてみさえは羽布団を2階のベランダに干しますが、風で飛ばされて庭の木に引っかかってしまいました。そこでみさえは物干し竿で布団を取りました。しかし、いつの間にか帰ってきていたしんのすけが布団を縁側に置いたものの落ちそうになり、みさえが押さえに行きました。すると、持っていた物干し竿がボールでできた壁のくぼみを直撃し、ついに壁に穴が開いてしまいました。というわけで、ひろしが穴を塞ぐことになりました。下準備を終え、板で塞ごうとするのですが、しんのすけが手伝いたがります。危ないからということでひろしはしんのすけを部屋に入れようとしますが、しんのすけは「父ちゃん!オラは立派な男になりたいんだぁ!そのためにはこういうお仕事も覚えないとダメなんだぁー!」のように言い、感激したひろしはしんのすけの手伝いを許可します。そして、しんのすけが板を押さえてひろしが釘で打ちつけることとなります。しかし、ひろしがしんのすけから釘をもらおうとしたら、火をつける道具(チャッカマン?)を渡されるのです。ようやく釘を手にしたひろしが板に打ちつけようとしたその時、しんのすけの近くに蝶が飛んできました。しんのすけは板から手を離し、蝶を捕まえたために、板がずれてひろしの金槌は壁の穴を直撃してしまいます。「やれやれ、また初めからやり直しか・・・」とつぶやくひろしです。一方その頃、みさえはおしるこでも作ってあげようということで台所のコンロの火をつけようとします。しかし、なかなか火がつきません。コンロまでボロくなってしまってといらつくみさえです。すると、鏡台にいたひまわりが化粧水を飲もうとしているのに気づき、慌ててひまわりに駆け寄ろうとしたみさえですが、いすにつまづいて転んでしまいます。その音でしんのすけとひろしが台所にやってきました。と、何かガス臭いことにひろしが気づきます。コンロの栓をひねったままになっていたわけで、みさえが「いけない、火」と叫びます。するとしんのすけがチャッカマンを出し、「ほい、火」と言い火をつけました。その結果、家はガス爆発により吹っ飛んでしまいました。爆発の後、そこには家および家財道具の残骸と、黒こげになった野原一家がいるだけでした。 | 中弘子 | |
高橋順 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり シロ |
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エピローグ* | ☆ | グリグリ |
そんなわけでガス爆発の結果、家はなくなってしまいました。ともかく全員無事だし、ご近所にも迷惑をかけずにすんだみたいだし、と一安心しますが、さすがにここで生活はできません。これからのことを考えなければならないのですが、実家は遠いし、都会の冷たい人間関係ではご近所も当てにならない、ってことで、しんのすけが最後の手段を出します。「完」と書かれた札を出し、「長い間のご声援ありがとうございました。クレヨンしんちゃんは今回を持って終了させていただきます」と言ったのです。が、それは冗談で、ちゃんと今後も続きます。 | 中弘子 | |
高橋順 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり シロ |