第398話 2001年 6月 1日

プロローグ* ☆☆☆  
ある日、野原家に爆弾が仕掛けられた。それを処理すべく現れたアクション仮面・・・にコスプレしたしんのすけが、タンスから爆弾を発見します。しかし、それは黒ひげゲームで、飛び出すのが黒ひげではなくぶりぶりざえもんだったりします(笑)。そして、最初にひまわりが剣を刺しました。結果はセーフ。次はしんのすけの番でしたが、ぶりぶりざえもんが飛び上がり、しんのすけの頭に当たってしまいます。あほらしいということでみさえは台所に行き、やかんでお茶でも沸かそうとします。とその時アクション仮面は思い出します。本当の爆弾はやかんに仕掛けられているのだ。アクション仮面は必死に走った!はずなのに、なぜかひまわりのハイハイより遅く、間に合わずに爆弾が爆発、かくして野原家は撤退を余儀なくされたのだった--というのはしんのすけが見ていた夢なのでした。 萩田寛子
原恵一
原恵一
大森孝敏
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
アパートの朝だゾ ☆☆☆☆ げんこつ
引っ越した翌朝、しんのすけがトイレに行こうとします。しかし、トイレの場所が変わっているので、しんのすけにはどこにあるのかわかりません。その様子に気づいたみさえがトイレにしんのすけを連れていきますが、しんのすけは残念ながら漏らしてしまいます。着替えはどこにしまったっけと段ボール箱をあさります。するとひろしが怒り出しました。朝っぱらからガサガサと、しかも人の足は踏むし、ってことですが、ふとみさえが時計を見たところ、大変です。もう遅刻になってしまうような時間のようです。慌てて起きるひろしでしたが、その際腰を痛めてしまいます。引っ越し作業を頑張りすぎたためなのですが、今日は大事な会議があって休めないため、そのまま出社することに。さらに背広は段ボールに押し込んだままだったため、しわくちゃです。散々なひろしですが、新しい家のためにもしっかり働かねばなりません。ということでひろしが出かけた後は一瞬の静寂に包まれますが、しんのすけも幼稚園に行かなくてはなりません。しかし幼稚園バスは、まだ場所を教えていないために来ません。自転車で送っていくことになるのですが、自転車はまだ隣のおばさんの家に預けたままだったのです。前の家からよりも遠いので歩いて行くわけにもいかず、引っ越しのお疲れ休みってことにしちゃいました。幼稚園に電話して、その後みさえはこれからやるべきことを紙に書き出しました。いろいろとやるべきことがあります。と、「アクションかめんすぺさるせと(スペシャルセットのことかな)をかう」というしんのすけが書いたメモが紛れ込んでいたりします(笑)。とりあえずみさえは、今日はこれだけということで「かたづけ」と「ひっこしのハガキ」というのだけやることに決めます。まずは部屋の片づけですが、押し入れに入らない布団がみっともないということで、布団の上に毛布をかぶせてソファーにしました。これならテレビを見るのもいいし、お昼寝にもぴったりってことで。しんのすけも即席ソファーの上でくつろいでいましたが、結局ひまわりに取られてしまいました。みさえがその後ゴミを出しに行っているうちに、しんのすけは部屋に残っている段ボール箱を動かして壁にし、「オラのお城」を作ってしまうのでした。そこにみさえが帰ってきて、何なのよこれ!と怒り、お城の中に入ろうとしますが、合い言葉が必要なようです。合い言葉「野原みさえは」→みさえ「若くて美人」と言いますが、不正解です。次に「優しくスマート」と言いますが、これも違うようです。みさえはいやいや「三段腹」と言うと、しんのすけは「あぁ惜しい、三段腹のケチケチおばば」と正解を言いました。さすがに怒ったみさえはしんのすけを追いかけます。ところが、みさえが段ボールに足を乗せたところ段ボールがつぶれて、みさえは転倒してしまいます。その時、段ボールがひっくり返り、中からしんのすけのおもちゃが出てきました。喜ぶしんのすけと、また仕事が増えたと嘆くみさえです。 翁妙子
義野利幸
原恵一
松本朋之
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
引っ越しの挨拶だゾ ☆☆☆☆  
みさえは、紙袋を持ってどこかに行こうとしました。引っ越しの挨拶をしてくるとのことですが、しんのすけは「そんなこと言って、オラたちをここに捨てる気だな!引っ越したのも、初めからここに捨てる陰謀だったんだなぁ」と泣くのです。どっからそんなことを覚えるんでしょうね。みさえは「これからもずっと一緒だからね」と言います。するとしんのすけ「ずっと一緒?それもちょっとなぁ」と言ったりします。しんのすけも挨拶についていくことにしようとしますが、余計なことを言いそうな感じなので結局置いていくことに。するとしんのすけはバットを渡しました。「そうね、何が出てくるかわからないから、これで」と乗るみさえですが、そんなわけないでしょってことです。まずは隣の201号室からってことで、結局はしんのすけもついてきています。そして201号室から出てきたのは男性でした。タオルを渡しましたが、無表情でドアを閉めてしまいます。やな感じがするみさえですが、しんのすけがいません。いつの間にか201号室に入り込んでいたのですね。そのあげく「少しは部屋を片づけろよ」ですと。実は、201号室の男性は受験生で、これまで三浪していて、名前が四郎(よんろう)と言うので、今度失敗すると名前と一緒になってしまうので、もう失敗するわけにいきません。ということでとにかく静かにしてくれってことなのです。さて、その後しんのすけは部屋に戻ります。さて、しんのすけたちが住む202号室の真下にはまたずれ荘大家さんの部屋があります。大家の名前は大屋主代と言います。この人は現在、立体パズル入れ歯タワー中級編に15日も挑戦していて、やっとあと一歩で完成というところまでこぎつけていました。しかし上でしんのすけが暴れたので、タワーが崩れてしまいました。そこで、大屋主代は、しんのすけが音を立てるごとにほうきで天井をつつきました。みさえが部屋に帰ってくると、大屋主代が202号室に注意しに来ました。そんなわけで、みさえは「歩くときもゆっくりと宇宙遊泳しているみたいに歩けばいい」と言いますが、しんのすけは「宇宙行ったことないからわからない」。確かに。で、みさえが夕食の準備をしようとしたのですが、しんのすけがよろけてみさえにぶつかり、みさえはお尻から転び、大きな音と振動がアパート中に伝わり、大屋主代から、そして四郎から抗議が来るのでした。 翁妙子
横山広行
原恵一
大森孝敏
しんのすけ
みさえ
ひまわり
四郎
大屋主代
この日からエンディングテーマが「全体的に大好きです。」(歌・シェキドル)に変わりました。