第401話 2001年 6月22日

プロローグ* ☆☆  
いきなり「渡辺馬丈のおうち訪問」という番組が始まり、そしてものすごい豪邸の野原家が映し出されます。玄関からずっと家の中を紹介していく番組ですが、「いやぁー、それほどでもぉー」を連発する一家です。とにかく広くて、中庭まであって、立派な寝室、そして広々とした子ども部屋と、次々に豪華さが紹介されます。そんな中しんのすけは「ローンのことを考えると夜も眠れません。」と渡辺馬丈のインタビューに冷静に答えていたりします。そしてみさえ自慢の台所にやって来ます。そこには万能調理器があり、ボタン一つで何でもできてしまうとボタンを押したところ、突然大爆発が起こります。そこで慌てて目を覚ますみさえ、すべてはみさえが見ていた夢だったのです。 中弘子
ささきひろゆき
ささきひろゆき
末吉裕一郎
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
シロ
渡辺馬丈
夢の豪邸だゾ ☆☆☆  
ある日、ティッシュとトイレットペーパーを同時に大安売りしていたので、みさえは両方とも買ったのですが、重いので文句を言っています。すると、空き缶を踏んづけてみさえはバランスを崩します。すると、そこに青年が現れて助けてくれました。そして青年は荷物を持ってくれ、家まで送ってくれるとのことでしたが、家はボロアパートのまたずれ荘ということで、まずいと思ったみさえは家の手前で荷物を受け取って逃げました。そして家に着いたみさえは、せめてマンションにでも住んでいたら・・・と考え、豪華なマンションに青年を誘う想像をします。しかし、その豪華な想像はしんのすけがトイレの水を流す音によってかき消されます。その後みさえは「渡辺馬丈のおうち訪問」を見ますが、敷地は野原家と同じくらいだけど収納スペースに工夫したという家が紹介されました。これを見たみさえは夜、ひろしに早速相談します。で、みさえはフローリングの床の洋風の家にしたいと主張します。しかしひろしは逆に、和風の家を希望します。いずれにせよ保険金はそんなにはおりないし、敷地も限られているわけで、現実的に間取りを考えることにします。みんなそれぞれ希望を出します。台所を広くとかゴロゴロできる広い部屋が欲しいとか(笑)、しかし落ち着いたところは前の家とまるっきり同じ間取りとなってしまいました。ま、いっかと妥協するひろしとみさえです。さて、別の日にまたみさえは両手にたくさんの荷物を持っています。何で野菜と牛乳の大安売りを一緒にやるかなぁ、とぼやきつつ歩いていると、また空き缶を踏んづけてしまいます。そこを助けてくれたのが以前と同じ青年でした。青年はリサイクルショップでバイトをしていて、今回みさえが転びそうになったのがその店の前だったのです。ということでみさえは店の中を見てみることに。すると、素敵な食器セットを見つけます。なかなかの掘り出し物とのことですが、今は手が出ないからまた今度と店を出ますが、新しい家が建ったら新しい食器が欲しい、ということでついつい買ってしまうのでした。その夜「金もないのに、まだ家も建っていないのに」とあきれるひろしなのでした。 中弘子
ささきひろゆき
ささきひろゆき
大森孝敏
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
渡辺馬丈
内職はおいしいゾ ☆☆☆  
梅雨まっただ中、ひろしが出勤です。今日はしんのすけは休園日だそうです。ということで、ひろしが出かけたあとは3人で広告チラシチェックを始めます。しんのすけは発売されたばかりの「アクション仮面なりきりセット」がもう安くなっているから、買うしかないでしょうと言います。しかしそんな余裕はないわけで、みさえは却下します。しんのすけは「母ちゃんだってウキウキとチラシのお洋服を見てる」と反論します。するとみさえは、チラシを見て買ったつもりになりたいとのことです。しかし、たまにはパァーッと買い物したいと思うみさえは、パートやアルバイトのチラシを見かけます。で、前みたいにスーパーでバイトをするのかとしんのすけが聞くと、みさえはファミレスのバイトをしてみたいと言います。が、しんのすけはみさえの性格上接客の仕事は向いていないと指摘します。するとみさえは事務職を考えますが、今時はパソコンが使えないとダメってことで断念です。チラシ配りも考えますが、雨の日や風の日のことを考えると大変そうだってことでなかなか決まりません。夜、ひろしにも相談します。でもしんのすけやひまわりをどうするかってことですが、しんのすけは留守番で、ひまわりも保育所つきのところで働くから大丈夫だとみさえは言います。でも、しんのすけもひまわりも嫌がります。するとみさえは、内職を思いつきます。翌日、みさえは電車に乗ってハローワークまで出かけますが、ハローワークで内職は扱っていないのです。すると隣のおばさんに会います。そして隣のおばさんが内職を紹介してくれました。そしていよいよみさえの内職開始です。野原家に大きな箱が運び込まれます。箱の中身は、3種類のチョコレートでした。これらを1つずつプラスチック容器に詰めてシールを貼るというものでした。そんなわけで、しんのすけやひまわりが邪魔さえしなければ楽勝な内職です。が、みさえはとりあえずチョコを台所に置いてしまいます。まだ午前中だし、明日までにやればいいんだから楽勝だということですね。掃除して、昼食を食べて、ワイドショーを見て、お昼寝して・・・。ところがお昼寝中に雨が上がり、晴れ間が広がってきました。そして、いつしか部屋の中は蒸し風呂状態になってしまいます。その暑さで目を覚ましたみさえは、しんのすけの言葉でようやく内職を始めようとします。が、台所もものすごい熱気で、みさえが箱を開けたら何だか急に涼しくなった感じがしました。チョコは溶けてしまい、弁償のためにお金が必要だってことでクーラーのない住宅事情に向いている内職がないかどうか、泣きながら隣のおばさんに電話するみさえなのでした。 中弘子
ささきひろゆき
ささきひろゆき
門脇孝一
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
隣のおばさん