スペシャル 2001年10月 5日
魔法使いしんちゃんだゾ(前編) | ☆☆☆☆ | |
ひまわりが家の中でかっこいい男性とボール遊びしています。しかし、そこにみさえがやってきて魔法をかけると、男性がシロに変わってしまいました。実はみんな魔法使いになっていて、ひまわりがシロを魔法で変身させていただけなのですが。というわけで、ここは魔法の国、春我部市・越谷市・草加市が合併してできたヘナヘナーサという町らしいのです。一方外ではひろしが釣りをしていました。と言っても魚釣りではなく、鳥釣りなのですが。その横でしんのすけは優香写真集を見ているのでした。そして、人間界に行って会ってみたいと思うのです。魔法界のルールでは、5歳になったら自由に人間界に修業に行けることになっていて、しんのすけが行きたがっているんだしとみさえに相談します。でもみさえは「まだ速すぎる」と反対します。それでもしんのすけの必死の訴えによりみさえも人間界行きを許可します。ただし、魔法で悪さをしようとしたらおしおきが行く、そして魔法界のルールはちゃんと守ること、としんのすけに注意します。そしていよいよしんのすけは人間界に向けて出発です。掃除機に乗り、みんなに見送られて人間界へと向かっていきました。さて、人間界では風間君が塾に行こうとしていました。すると、上空から妙な趣味の悪い歌が聞こえてきます。誰だと思っていると、そこにしんのすけの乗った掃除機が直撃します。その結果、風間君は顔にケガをしてしまいます。そこでしんのすけは、魔法で風間君のケガを治そうとしました。が、魔法をかけると風間君は包帯だらけ、よけい重傷になってしまったのです。しんのすけはただ包帯を巻く練習をしていただけだったのですが、もちろん風間君は怒り、ちゃんと元に戻せとしんのすけに言いました。しかたなくしんのすけがもう一度魔法をかけると、風間君のケガはきれいに治りました。ところが、塾が始まるまであと5分しかないのです。しんのすけがまた魔法をかけると、風間君の腕時計は30分戻りました。これで安心と風間君はしんのすけと魔法って本当にあるんだとか話をしながらゆっくり歩いていきます。が、しばらくして風間君の腕時計だけ時間が戻っても意味がないことに気がつく風間君だったのです。しんのすけと別れて塾に急ぐ風間君なのでした。が、結局塾には遅刻してしまうのでした。風間君は「もうあいつの顔は二度と見たくない」と言いながら家に帰ると、出迎えたのは何としんのすけなのでした。しんのすけは風間ママに、風間君のケガを治してやったり塾に遅れそうなのを助けてやったと話していたようで、風間君の家に泊めてもらうこととなるのでした。Bパートに続く。 | 中弘子 | |
横山広行 | ||
横山広行 | ||
大森孝敏 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり シロ 風間君 風間ママ |
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魔法使いしんちゃんだゾ(後編) | ☆☆☆☆ | |
その夜、しんのすけは風間君のベッドで一緒に寝るのでした、そこでしんのすけは魔法界のルールを話します。もしも風間君以外の人に魔法使いだと知られたら魔法界に帰らなければならないこと、その時はしんのすけのことを知った人からしんのすけに関する全ての記憶を消さなければならないこと、この2点を話すのでした。そして翌朝、風間君は幼稚園に行きます。しんのすけも行きたいと言いますが、絶対来るなと言い返されるのでした。が、しんのすけは結局幼稚園までやって来て、窓に張りついて風間君のことをずっと見つめているのです。ずっと見られていてイライラが募った風間君はつい力が入り、ちょっと醜態をさらけ出してしまったりもします。しんのすけは幼稚園を離れ、もっといろいろ人間界のことを勉強しようと思っていたのでした。すると、病院の窓越しに美人の女医の姿を見つけるのでした。ということでしんのすけは病院に入っていきます。すると、待合室にはマサオ君がいました。熱が出たから幼稚園を休んで病院に来ていたようです。しんのすけは、今ここで暮らしてるんだとマサオ君に名刺を渡しました。さて、幼稚園は帰る時間となり、ネネちゃんやボーちゃんが風間君に遊びに行ってもいいか聞きました。風間君は一度はOKしますが、しんのすけがいることを思い出し、慌てて断りました。そして風間君が家に帰ると、そこにはしんのすけとマサオ君の姿がありました。マサオ君は熱が下がったので遊びに来ていたのでした。とそこへ、不自然な断り方をされて不審に思ったネネちゃんとボーちゃんがやって来てしまうのです。ネネちゃんはマサオ君の姿を見て激怒してしまうのでした。そんなわけで風間君はしんのすけのことをうっとうしく思っていましたが、それでも一緒に生活しているうちに親近感がわいてきたようで、次第に仲良くボール遊びをするようになっていました。風間君がいないときにしんのすけはそばを通りかかった女性のスカートを魔法でめくろうとしてみさえからのおしおきが来るのですが、実際にそんなことになったら即死じゃないかと思われるようなものです(ゾーッ)。その後風間君を見つけて遊ぼうと言いますが、風間君は塾の女の子とデートの約束があるからってことで断ります。その後風間君が横断歩道を歩いていましたが、そこに大型トラックが。ちょうどトラックは角を左折してきたところで、風間君の姿は死角になっているのでしょう。トラックは減速することなく風間君に向かってきます。すると、それを見たしんのすけが呪文を唱え、大型トラックをおもちゃのトラックに変えました。ということで風間君は助かったわけですが、通行人に魔法使いだということがばれてしまいました。というわけで、しんのすけは魔法界へと帰らなければなりません。風間君は別れを惜しみますが、しんのすけは次第に魔法界に向かって空高く登っていってしまいます。そして、記憶を消さないでくれと涙を浮かべて叫ぶ風間君でしたが、魔法界のルールなのでしんのすけのことを知った全ての人の記憶からしんのすけのことが消されました。普通の生活に戻った風間君は塾の女の子と一緒に歩いていましたが、風間君にとっては涙が出てしまうあの曲が聞こえてきたのです。女の子は「趣味悪ぅー」と言って逃げてしまいますが、風間君は感激している様子なのです。で、また掃除機に乗ったしんのすけが風間君を直撃します。実は、ルールを破ってしまっても、一度魔法界に帰れば何度でもやり直しが効くらしいからまたやって来たとのことなのでした。 | 中弘子 | |
横山広行 | ||
横山広行 | ||
大塚正実 | ||
しんのすけ みさえ ひろし 防衛隊隊員 よしなが先生 |
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お家がなかなか建たないゾ(1) | ☆☆ | |
またずれ荘で、みさえが役津栗にひまわりを預けています。が、役津栗は変な格好をしています。いったい何の役作りなのか聞くと、円形脱毛症に悩む狼の役だと言うのです。ともかくひまわりを預けて、みさえとしんのすけはどこかに向かいます。どこかと言えと、再建中の家です。今日はお茶の時間用の差し入れを持って行くわけですが、まずは隣のおばさんの家に寄ります。隣のおばさんにもシロのことでお世話になっているからですね。そしてシロとの再会もあり、その後野原家建設現場に行きますが、どうやら前に見に来た時とほとんど変わっていないようなのです。作業をしていたのは(有)鬼瓦リフォームの社員、八根浦工事でした。みさえが八根浦に、なぜなかなか作業が進まないのかを聞くと、突然女性が謝るのでした。その女性は(有)鬼瓦リフォームの社長の娘、鬼瓦カンナで、カンナによると社長の鬼瓦築造は気分が乗らないと仕事をしないようなのです。例えば、朝食で出された納豆のタレがうまく入れられなかったから今日は仕事しないと言い出したりするのです。この日も築造の姿はありません。今日は茶柱が斜めに立っていたから1時間遅れて行くと言っていたようです。そんなわけでなかなか作業が進まないのです。しばらくして、ようやく築造が姿を現しました。どうやら機嫌がいいようで、挨拶を終えたら早速作業に取りかかります。しんのすけが興味深そうに見つめています。そして大工仕事が好きということで、将来はうちで働かせると言う築造なのでした。さて、カンナと八根浦は何か話をしています。今日は築造の機嫌がいいから、あのことを宣言してとカンナが八根浦に言います。でも言い出せずにいると、しんのすけが「カンナちゃんと結婚を前提にした付き合いをしたいの?」と言うのです。それは図星だったわけですが、そのことを聞いた築造は激怒してしまい、作業は中断してしまうのでした。Dパートに続く。 | 萩田寛子 | |
高橋順 | ||
貞光紳也 | ||
小村方宏治 | ||
しんのすけ みさえ ひまわり シロ 隣のおばさん 役津栗優 鬼瓦築造 鬼瓦カンナ 八根浦工事 |
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お家がなかなか建たないゾ(2) | ☆☆☆ | |
別の日、またひまわりを役津栗に預けます。が、今回はひろしも現場に行くところが前回とは違っていました。みさえがいくら言っても女だからってことでなめられるから、ひろしに作業を早くしてほしいと築造に対して言うように説得していたわけです。ところが、現場に着くとこの日は順調に作業が進んでいるのです。でも、順調に進むためには条件があるらしいのです。それは、八根浦がカンナに3メートル以内に近づかないことなのでした。それはともかく、この日の築造は快便だったらしくて非常に機嫌がいいので、順調に作業が進んでいるわけですね。安心するひろしですが、みさえはそう安心してはいませんでした。そして、みさえの不安が的中してしまいます。それは、カンナが大きな箱を持ち運んでいる時に地面に落ちていた木ぎれを踏んでしまい、バランスを崩してしまいます。そこに八根浦がやってきてカンナを支えたのでした。すると、八根浦がカンナに触ったと言うことで築造が怒り狂い、「今日はもう仕事しねー!」となってしまうのでした。そこで、ひろしが築造にビシッと言うことになります。なにせカンナと八根浦のことが解決しない限り家は建たないからで、ひろし(としんのすけ)は隅っこに座り込んでいる築造のもとへ行きます。すると築造は「ご主人、あっしのことを大人げねえやつだとお思いなんでしょう。」と言い、そして「あっしもねぇ、工事には一目置いてはいるんですよ。しかしやつには足りないもんがある。カンナはねぇ、女房に死なれて以来12年間、男手一つで育ててきた可愛い娘、なんですわ。そう簡単にその辺の男にはやれませんで。」とひろしに説明します。するとひろしは、自分にもひまわりという娘がいるわけで、築造の気持ちがよくわかるということになり、築造にビシッと言いに行ったはずが築造と意気投合してしまうのでした。やれやれ・・・。Eパートに続く。 | 萩田寛子 | |
高橋順 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり 役津栗優 鬼瓦築造 鬼瓦カンナ 八根浦工事 |
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お家がなかなか建たないゾ(3) | ☆☆☆ | |
また別の日、みさえが差し入れを持って現場に行きました。すると金槌の音が聞こえます。ちゃんとやっているのかと思ったのですが、金槌で釘を打っていたのはしんのすけでした。木ぎれで遊んでいただけだったわけですね。でもカンナや八根浦はちゃんといるわけです。しかし、今日は築造がいないと作業が進められないのですが、築造がまだ来ていないらしいのです。今日は何があったのかと言えば、朝食時生卵をご飯にかけようとしたら卵が茶碗からこぼれて流れ出してしまったから機嫌が悪くなって「今日はもう仕事しねぇ!」となってしまったとのことです。しかし、その後テレビで田中麗奈が映って築造は機嫌を幾分直し、昼頃から仕事する気になったようなのです。そして、ようやく築造がやってきました。するとカンナが築造をずいぶんおだてているのです。築造はおだてるとどんどん仕事をするということらしく、そのことを知ったみさえも築造をおだてまくります。その結果築造はサービスとか言って窓の部分にまで板を張ってしまったりしますが、とにかく作業はどんどん進んでいきます。ところが、八根浦が仕上げた部分をほめてしまったり、築造が阪神ファンだと知らず、巨人阪神戦で巨人がサヨナラ勝ちしたことを言ってしまったり、さらにはしんのすけが築造のおやつ用に置いてあった飴を食べてしまったりしたので、「もう仕事しねぇ!」となってしまいます。しかしカンナも反論します。そして、「私と工事だけでやる」とまで言ってしまいます。そう言われた築造はカンナをビンタし、それを見た八根浦が築造にからんでしまい・・・ついに築造は、カンナも八根浦もクビだと言ってしまいました。そんなわけで、野原家再建はストップしてしまいます。Fパートに続く。 | 翁妙子 | |
貞光紳也 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ 鬼瓦築造 鬼瓦カンナ 八根浦工事 |
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お家がなかなか建たないゾ(4) | ☆☆☆☆ | |
その翌日、築造は何気なく歩いていたら野原家の現場に来てしまいます。でもカンナと八根浦でやるんだと言っていたんだし放っておこうと思ったのですが、のぞいてみると作業をしていたのはしんのすけだったのです。築造はしんのすけに金槌の持ち方から指導してやり、しんのすけがシロの犬小屋を作りたいと言ったので、その辺の半端な材木なら使ってもいいと言うのでした。その後、しんのすけと築造は飴をなめ、しんのすけは築造に対して、カンナや八根浦をクビにしないようにお願いします。すると築造は、しんのすけを連れてアパート「メゾンミズブクレ」に行きました。そこには八根浦が住んでいて、八根浦は築造の姿を見たとたんに土下座して謝りました。その後築造は「俺と勝負だ!俺に勝ったら、娘との交際を許可してやる。」と言うのでした。その勝負とは、もちろん大工の腕で競うというものなのです。さて、そんなわけで築造と八根浦としんのすけは野原家の建築現場に移動します。その後カンナが八根浦を訪ねたところ、ドアに「野原邸現場にて親方と勝負します コージ」と書かれた紙が貼ってあったのです。というわけでカンナも野原家現場へと向かって行くところでみさえと会います。みさえも現場へと急ぎます。そして、みさえやカンナが到着した頃にはすでに勝負は始まっていました。どんな勝負かと言うと、壁一面に板を釘100本で早く打ちつけた方が勝ちというものでした。築造と八根浦の勝負の行方は、やや築造リードで進んでいました。その時八根浦が金槌で指を叩いてしまいます。これで八根浦の勝ちはなくなったかと思われましたが、築造も手をすべらせて金槌を落としてしまいます(これはわざとなんですが・・・)。そして終盤、次第に八根浦が追いついてきました。そして、両者同時に最後の釘を打ち終わったのです。ということで、結果は引き分けでした。八根浦は「勝てなかったのは負けと同じ」ということで、カンナとの付き合いはしばらくやめて修業すると築造に言いました。すると築造が笑いながら釘を1本取り出しました。実は築造は釘を1本ごまかしていたのです。というわけで、この勝負は八根浦が勝ったのです。ということで、約束通り八根浦はカンナとの交際を認めてもらえることとなりました。これで一件落着、やっと家が建つと喜ぶみさえだったのですが、せっかく手に入れたいい材が変な形に切られてしまっているのです。いったいどうしたのかと思えば、しんのすけが犬小屋作りに使ってしまっていたのです。自分が悪いと感じる築造でしたが、結局「新しい材が入るまで仕事はやめだ!」となってしまうのでした。「また遅れるのぉ」と嘆くみさえでした。 | 翁妙子 | |
貞光紳也 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ 鬼瓦築造 鬼瓦カンナ 八根浦工事 |
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原作30巻のプレゼントがありました。 |