第414話 2001年10月19日
オーディションを応援するゾ | ☆☆☆ | げんこつ |
夕方、しんのすけが川の堤防を歌いながら駆け上がっていきます。すると、何やら声が聞こえてきます。よく見ると川岸で役津栗が演技の練習をしていました。明日劇団のオーディションを受けるから、課題の台詞を覚えようとしているわけです。役津栗曰く、夕方の川岸はステージにいる気分になって気持ちが引き締まるとのことです。流れる水が観客で、夕日がスポットライトということなのですね。あと、落ち込んだ時や寂しい時にここに来ると役津栗は落ち着くようなのです。しんのすけも、ウンチの出が悪くて落ち込んだり、ひまわりにおやつを食べられて寂しくなった時にここに来て川の流れを見ているとお尻がキューッと引き締まるらしいです(笑)。そしてアパートに帰るわけですが、役津栗は不安です。そこで、ひろしに練習相手になってもらえないかということをみさえに頼んだようです。しかし、会社から帰ってきたひろしは疲れていて乗り気ではなく、四郎に押しつけようとします。が浪人生だって暇じゃないと言われてしまいます。しんのすけもダラダラしないといけないから忙しいと言うのですが、そこに役津栗がやって来ます。役津栗はきれいに化粧をしていて、その顔を見たひろしは態度を豹変させます。しんのすけも四郎も練習相手になりたがるのですが、結局ジャンケンで誰が練習相手になるか決めることに。その結果、しんのすけが(あと出しだけど)勝ちます。そして練習スタートです。しんのすけは、役津栗を捨てる男の役ってことなのです。最初はしどろもどろながらもちゃんと台本通り進んでいきますが、途中で演技だってことを忘れてしまって「捨てるもんかぁー!君が好きだぁー!高い高いしてぇー!」と叫んでしまいます。本当は女の手をふりほどいて冷たく「あばよ」と言う場面なんですけどね。で、次はひろしが演じることになりました。気取った低い声で演技に臨むのですが、いきなり最初から「えっ・・・。俺がそんなこと言うはずないだろう。そんなもったいない。それより、俺とデートしない?」と言ってしまい、みさえのげんこつを食らうのでした。さらにひろしは「あまりにリアルだから芝居ってことを忘れて本音が」といいわけしますが、「デートしたい」のが本音だということでみさえから壮絶なおしおきを食らうこととなってしまいます。そんなわけで役津栗はほとんど練習になりませんでした。そして翌日、ついに本番です。ところが、役津栗はオーディションをする部屋に入ったところで転んでしまい、台詞を忘れてしまうのです。やがて夕方になります。またずれ荘では、野原一家や四郎が心配しています。そして、その後前日と同じ川岸に行ってみると、役津栗が川の水を見つめて泣いていました。どうしようかと悩んでいたらしんのすけが声をかけてしまい、しかたなく、ちょうどみんなでラーメンを食べに行こうとしていたら偶然に会ったとごまかすのです。ということで、みんなでラーメンを食べるのです。でも役津栗には、みんなが偶然通りかかったわけではないことがわかっていました。なぜならみんな演技が下手だからなのです。 | 中弘子 | |
ムトウユージ | ||
ムトウユージ | ||
末吉裕一郎 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり 四郎 役津栗優 |
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ギックリ腰母ちゃんだゾ | ☆☆☆ | |
朝、みさえが押し入れから段ボール箱を出してきて何かを探しています。ところが、やけに重い箱があり、それを持ち上げた時にみさえはぎっくり腰になってしまいました。その箱の中身は何かというと、しんのすけのコレクションの石だとのことです。「んなもん今すぐ捨てろー!」と怒鳴りつけるみさえなわけですが、腰の痛みは引かず、結局朝食も食べないままひろしがしんのすけを連れて幼稚園まで行くことになりました。二人が出かけた後みさえは洗濯機に洗濯物を入れようとしますが、その時向かいの屈底厚子がちょうど出てきました。そして事情を聞いた厚子は、いろいろとお世話にもなっているからてことで今日1日野原家の家事を引き受けるということになりました。まずは洗濯からですが、タオル類と下着や靴下を一緒に洗ってしまうのでした。みさえの大事にしていたシルクのブラウスも一緒くたに洗ってしまい、みさえは泣いてしまいます。その後朝食を作る厚子なのです。みさえは適当にトーストとミルクですまそうとしますが、厚子は「日本の朝ご飯は、やっぱ白いご飯と、おみおつけと、おしんこですよぉ。」とのことなのです。と言っても、実際にはそうではなけ、単にあこがれていただけなのですが。何だかんだでみそ汁を作りつつ洗濯物を干す厚子なのです。ところが、みそ汁が沸騰してしまいます。みそ汁は沸騰させるとみその風味が飛んでしまうからダメだってことを知らなかったようで、みさえにそう言われて慌てて台所に行く厚子です。そこに電話がかかってきます。何とか電話機をたぐり寄せてみさえが自力で電話に出ます。相手はひろしでした。調子が心配だったようですね。その時厚子が叫びます。アジの開きを焦がしてしまったのです。さらにひまわりとアツミがけんかを始めてしまい、洗濯物が風で飛ばされそうになってしまい、厚子が受け止めようとするものの逆に物干し竿ごと落としてしまい、焦がしてしまったアジの開きはまだ火にかけていたので煙がもうもうと・・・。そんな状況になってしまい、何やらすごいことになっているみたいだとひろしは感じるのでした。で、結局朝食は出前のラーメンとなってしまいます。ところが、その時しんのすけが帰ってきます。いつの間にやらお昼になってしまっていたのですね。しんのすけは、自分もラーメンを食べようとしますが、厚子から「帰ってきて最初にすることは」と聞かれます。テレビをつけるとか冷蔵庫を開けておやつのチェックだとか言いますが、正解は手を洗うことで、厚子がしんのすけを引っ張っていって手を洗わせるのです。その後も厚子はしんのすけにおもちゃを出しっぱなしにしないでちゃんと片づけるように言ったり、みさえよりもうるさいくらいにしつけるのでした。やがて夕方、ひろしが帰ってきます。その時、みさえは台所に立って洗い物をしていたのですが、どうやら痛みもおさまってきたようなのです。一方、しんのすけ・ひまわりや屈底親子は寝ていたのでした。いろいろとやってくれたから疲れてしまったのでしょう。 | もとひら了 | |
義野利幸 | ||
ムトウユージ | ||
松本朋之 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり 屈底厚子 屈底アツミ |