第415話 2001年10月26日
園長先生が心配だゾ | ☆☆☆☆ | げんこつ |
防衛隊の5人が園庭でボール遊びをしていたのですが、ボールが転がっていってしまいました。マサオ君が追いかけます。ボールは幼稚園バスのところまで転がっていき、マサオ君がボールに追いついたところ、咳が聞こえてきました。すぐそばに園長の家があり、風邪で現在療養中の園長が庭を見つめていたのでした。マサオ君はとりあえず園長にあいさつをしますが、園長はだんだん葉が落ちていく庭の柿の木を見つめて、「あの葉が全部落ちる頃、私はもう・・・」と言うのです。その後園長は副園長によって家の中に戻されます。マサオ君もみんなのもとに戻りますが、園長が言った言葉が気になるようで、そのことを防衛隊のみんなに話します。すると風間君が、何かそんな話を聞いたことがあるらしいのです。その話は、どこかの重い病気の人が窓から見える木に最後に残った1枚の葉っぱを見て、あの葉っぱが散ってしまった時私はもう死んでしまうの、と言っていた話です。それで、防衛隊のみんなは葉っぱが全部落ちたら園長が死んでしまうと思い、何とかしようと考えるわけです。そして園長の家の庭に潜入します。とは言っても、葉っぱを散らさないようにするなんてできっこないとみんな困ってしまうのでした。そこでボーちゃんが思いつきます。その手とは、葉っぱを糊で貼り付けるというものでした。というわけで肩車や脚立を持ち出したりして、下の方に残っている葉っぱについては糊付けできました。しかし上の方は木に登らなければ手が届きません。でも木に登ったりすると怒られるからってことで困ってしまいます。するとしんのすけがカバンからサルの着ぐるみを取り出してきます。早速着替えて木に登っていくしんのすけですが、やたらと糊をたくさん付けたりしてみんなを心配させます。さらに、糊が手について木から離れなくなってしまったふりまでしたりします。とにもかくにもしんのすけは次々と残っている葉っぱを糊付けし、さらに途中で柿の実を1個失敬してしまうのです。そうして防衛隊の落葉防止大作戦は終了し、みんなは帰っていきました。そして副園長が園長に、みんなが帰ったことを報告します。今日はかなり風が強いようで、葉っぱがだいぶん落ちたと思った園長は「あの葉が全部散ってしまったら・・・、そろそろ柿も食べ頃なんですけどねぇ。私はもぉーう食べたくて食べたくて。」と言うのです。死んでしまうわけではなかったのですね。しかし、そこの柿は渋柿なのです。それでもそのままガブッといってみたいらしく、しかも毎年そのことを話しているようなのです。そして柿の木を見ますが、園長&副園長が見た柿の木は、まだ乾いていなかった糊によって、風で飛んできたゴミが大量にくっついた状態で2人とも固まってしまいます。そうとは知らない防衛隊のみんなは帰りのバスの中で楽しそうに話をしていました。そんな中、しんのすけはさっき取ってきた柿にかぶりつきますが、「渋ーっ!」い顔になってしまいます。 | 阪口和久 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
松下浩美 | ||
しんのすけ 防衛隊隊員 園長 副園長 |
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熱出し母ちゃんだゾ | ☆☆☆ | グリグリ げんこつ |
みさえが38度の熱を出しました。ということでみさえは布団を敷いてその上に倒れ込んでしまいます。しんのすけが心配しますが、心配するのはみさえの体のことじゃなくて昼食のことなのです。今日は日曜日なのですが、ひろしは日曜出勤、いつもひまわりの子守などを任せる役津栗はオーディションに出かけてしまい、四郎も模擬試験のため不在、厚子はこっちが面倒を見ることになりかねない・・・ということで、結局しんのすけがひまわりの面倒を見ることになりました。昼食はある物を適当に食べることとなりました。ということでしんのすけは流しの下をあさります。そしてカップ焼きそばを見つけます。でも自分だけ食べるわけにはいきません。ひまわりにもベビーフードを食べさせてやらなくてはならないわけで、みさえはオレンジ色でかわいい絵のついた缶に入ったベビーフードを食べさせるようにしんのすけに指示します。そしてしんのすけはそれらしき缶を見つけました。そして開けようとしますが、なかなか開きません。そこでみさえが開けてあげるとやって来ますが、ちょうどその時缶が開きました。ところが、その缶を見たみさえは「あーっ!」と声を上げます。なぜなら、その缶はベビーフードではなく、カニ足だけをたっぷり詰めた高級カニ缶で、正月までとっておくつもりのものだったからです。確かにその缶もオレンジ色をしていてカニの絵が描いてはありましたが、しんのすけは自分が食べたいからわざと間違えたような感じなのです。仕方ないので、カニ缶はその日の夕食に使われることとなりました。そして今度はみさえがベビーフードの缶を開けます。そして、ちゃんとお皿に移してスプーンで食べさせるようにしんのすけに言います(が、しんのすけはその時自分ばっかり焼きそばを食べまくっていてグリグリ攻撃となります)。そしてまたみさえは布団に戻ります。そしてしんのすけがひまわりに食べさせようとしますが、何やらおいしそうな感じなのです。そこで、しんのすけはひまわりに一口食べさせているうちに自分でも試食してしまいます。結構おいしいようですが、ひまわりは怒るわけでベビーフードの取り合いになってしまいます。するとはずみでベビーフードがみさえの顔に飛んでしまい、みさえもちょっと食べてみます。みさえもおいしいと感じたようですが、だからと言ってひまわりのご飯を取るな、としんのすけをげんこつします。結局はみさえがもう1個缶を開けてひまわりに食べさせることになってしまいます。その後、しんのすけとひまわりはボール遊びをしていましたが、家の中でボール遊びはちょっとまずいので、おままごとに変わりました。内容は「おケチな母親が病気になったので、親孝行な息子が看病するっていうお話」で、おケチな母親がひまわりという配役でスタートしますが、何とも情けないおままごとなのです。お米も買えないとかいう話なのですが、それを聞いてみさえは思い出します。本当にお米を買うのを忘れていたようなのです。今夜の分くらいはあるそうですが。さて、その時来客が。しんのすけが出ます。来たのは新聞集金のおばさんでしたが、しんのすけは「母ちゃんは病気で寝ていて、しかももうお米がない」と言うのです。すると集金のおばさんはそんなに苦しいのかと心配し、その後みさえも玄関に出てきますが集金はまた今度でいいと言って帰ってしまいます。それからしばらくして、いつの間にかみさえの頭には氷を詰めた袋が、そしてしんのすけは洗い物をしているのでした。そんなわけで、しんのすけにはこんないいところもあるということを改めて教えてくれるような終わり方となりました。 | 萩田寛子 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
間々田益男 | ||
しんのすけ みさえ ひまわり |
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この日より2002年カレンダープレゼントの告知が始まりました。 |