第417話 2001年11月 9日
小さな親切をお探しするゾ | ☆☆ | |
よしなが先生は園長から「ほめて子供を育てる ベタほめ教育論」という本を借りていて、それで感銘を受けたようなのです。そして、まつざか先生もこの本を読んでいたようなのですが、よしなが先生とまつざか先生は例のごとく口論となってしまいます。そんな中、上尾先生の様子がおかしいのです。何かうめいたりしているようで、何事なのかと思えば実は水虫にかかってしまい、足がかゆいらしいのです。そしてよしなが先生は職員室から出ます。すると、マサオ君がよしなが先生に「糸くずが付いてるよ」と言いました。ベタほめ教育論実践のチャンスと思ったよしなが先生はマサオ君をほめまくります。それを見ていた防衛隊のみんなも影響を受け、みんなで小さな親切運動をすることにします。でも、何をやったらいいのかよくわかりません。するとマサオ君が例を見せました。スカートの裾がめくれている女の子の裾をなおしてあげ、ズボンのチャックが開いたままの男の子のチャックを閉めてあげます。が、男の子からは殴られてしまうマサオ君なのでした。その後、恋に恵まれないまつざか先生にも小さな親切をということで、まつざか先生をほめようとしますが、どうも正直にほめることができず、逆に怒らせてしまうのでした。小さな親切って難しいと思っていたら、園長に声をかけられる防衛隊のメンバーです。動物小屋の修理をするから手伝ってほしいということのようです。その頃、水虫の上尾先生も職員室から出て、ちょうど動物小屋の近くで水虫のスプレーをかけていましたが、園長や防衛隊のメンバーが近づいてきたので小屋のかげに隠れました。しかし、その時水虫のスプレーを落としてしまいます。その後みんなで小屋の修理をするわけですが、上尾先生は水虫のかゆみにだんだん我慢ができなくなってきます。その時、マサオ君が水虫スプレーを拾うのでした。我慢の限界に達した上尾先生はかげから飛び出し、マサオ君から水虫スプレーを奪いました。マサオ君が「親切に拾ってあげたのに・・・」と言うと、上尾先生はかゆい足に涙を流しながらマサオ君の頭をなでて必死にほめるのですが、みんなはその異様さに引いているのでした。 | 萩田寛子 | |
高橋順 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ 防衛隊隊員 よしなが先生 まつざか先生 上尾先生 園長 |
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父ちゃんはついてないゾ | ☆☆ | げんこつ |
ある夜、ひろしが春我部駅に着くと、雨が降っていました。その時ひろしは傘を持っていませんでした。「残業で遅くならなけりゃ降り出す前に帰れたのに」とぼやき、タクシーは行列ということで仕方なく濡れながら走って帰りました。やっとのことで家に帰るのですが、食事の用意をしていないというのです。遅くなると言っていたから食べてくるのかと思ったらしいわけで、しかもその日の夕食は近くのスーパーでフェアをやっていたということで焼肉パーティーだったのです。当然ながらひろしは悔しがります。そんなわけでひろしの夕食はカップラーメンとなってしまいました。その後ひろしは銭湯に行くのですが、この日は休業日だったのです。そんなわけでとことんついてないひろしは落ち込んでしまいます。さらに、そこにしんのすけが「まだ家のローンが32年も残ってるのに爆発して建て直し中だし、いつまでたっても係長のままだし」と言ってさらに落ち込むひろしです。みさえが必死に取り繕い、「宝くじで3億円当たるとか、社長に昇進するかも」と励まします。で、ひろしも気持ちを切り替えて「そうだよな、悪いことばかり続くわけがない。俺が課長に昇進するのも夢ではないな」と言うのですが、しんのすけが「課長に昇進したとたん会社がつぶれたりして」と言ってしまい、またひろしは落ち込んでしまいます。そしてしんのすけはげんこつを食らうのでした。それからしばらくして、みさえがひろしにお銚子とひろしの好物、軽くあぶった明太子を持ってきました。そして、焼肉のことを謝りました。いい気分になったひろしは、みさえにも1杯すすめようとします。そしてひろしはおちょこを持ってきますが、落ちていたアクション仮面の人形を踏んでしまい、バランスを崩してお銚子に顔から突っ込んでしまいます。というわけでお銚子は倒れ、顔に明太子がくっついてしまいます。で、ひろしが倒れた振動で下の大屋がやっていた入れ歯パズルが崩れてしまいます。さらに、大屋の頭上にこぼれたお酒がポタポタと。そんなわけで大屋はものすごい剣幕で野原家に怒鳴り込んでくるのでした。で、ひろしはその後もう1本みさえに要求しますが、もうないとのことです。なぜならちょっとだけ残っていた料理酒だったからなのです。料理酒を飲まされようとしていたひろしは泣いてしまうのでした。しかし、みさえはそんなひろしに愛想を尽かして寝てしまうのです。そして翌朝、遅刻しそうなひろしが慌てて出かけようとしてみさえとぶつかってしまいます。また今日もついてないのかと思うひろしですが、みさえは「あなたの運と私の運が入れ替わったのよ」と励ますのでした。そんなわけで、ひろしは出社していきます。が、途中で昨晩の水たまりを車がはね、その水がひろしに飛んできます。その頃みさえはゴミ出しに行こうとしていたのですが、みさえにも車からはねた水がかかってずぶぬれになってしまうのでした。一方、ひろしにも水がかかったのかと思われましたが、何とちょうどそばを通り過ぎようとした自転車に水がかかるのでした。「本当に俺の不運がみさえに移ったんだ」と驚くひろし、そして「やだ、あれ冗談で言ったのに」とやっぱり驚くみさえなのでした。 | もとひら了 | |
貞光紳也 | ||
貞光紳也 | ||
樋口善法 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり 大屋主代 |