第418話 2001年11月16日

あいちゃんの発表会だゾ ☆☆☆  
野原家の郵便受けにまぶしく光り輝く怪しげな郵便物が届きました。しかし怖いので、マジックハンドで家の中に入れただけで近寄ることなく夜を待ちました。ひろしが帰ってきて、正体がただ光っているだけの箱だとわかりました。で、その箱の中に入っていたのはビデオテープでした。デッキに入れて再生してみると、貞子が登場・・・かと思いきやあいちゃんでした。今度あいちゃんがピアノの発表会をするからぜひ来てください、という招待ビデオだったのです。用事がなければ行けばいいわけなのですが、みさえは悩んでいます。何せピアノ発表会の招待にわざわざビデオを作るくらいの家なんだから、持っていく花束に値がはりそうだというわけなのです。別の日、みさえはサトーココノカドーで買い物をしています。すると、風間ママに会いました。どうやら風間君もあいちゃんのピアノ発表会に誘われたんだけど、行こうかどうか悩んでいるらしいのです。というのは、まだあいちゃんがしんのすけを追いかけていない頃、風間君はバイオリンの発表会に誘われて、その時おみやげに高級食器一式・高級焼き菓子・オリジナルワインをもらってきたと言うのです。風間君があいちゃんに渡した花束は二千円の物だったので申し訳ないやら恥ずかしいやら・・・。それを聞いたみさえはその夜、ひろしに相談します。仕方ないので用事があることにして行かないことにするしかないという結論に達しました。そして当日です。迎えが来ましたが、みさえは断るつもりで応対します。が、やって来たのは巨大なチョコビに仮装した黒磯でした。さらに黒磯はジャンボチョコビを出してきて、しんのすけをおびき出して行ってしまいました。しばらくあっけにとられていたみさえですが、手ぶらだということを思い出して慌てて花屋に走りました。三千円の・・・いや清水の舞台から飛び降りたつもりで、何と五千円の花束を買うのでした。しんのすけは会場に到着し、あいちゃんと会いますが、しんのすけはなぜ自分がここにいるのかよくわかっていないようです。そこにみさえがやって来て、しんのすけに花束を持たせてあいちゃんに渡させました。あいちゃんは「清水の舞台から飛び降りたような大奮発ですわね」と何気なく言っていたりします。やがて上手な前座の演奏が終わり、あいちゃんがステージに登場します。野原一家は一番前の特等席を用意されていました。で、あいちゃんがピアノを弾きますが、これがものすごい低レベルだったのです。しんのすけは「これならオラが弾いた方が」と言ってしまいます。するとあいちゃんは喜び、しんのすけにピアノを譲るのでした。しんのすけはステージに上がり、「柔道一直線」の結城真吾みたく足で「ネコ踏んじゃった」を弾いて見せたのです。さらにお尻でもピアノを弾き始め、さすがにみさえは止めに入り、会場から逃走しました。が、おみやげをもらい損ねたことに気がついてがっかりするみさえなのでした。 中弘子
ムトウユージ
ムトウユージ
針金屋英郎
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
あいちゃん
黒磯
風間ママ
消えたシロだゾ ☆☆☆ げんこつ
隣のおばさんの家で預かってもらっているシロですが、シロの首輪を留めている杭がだいぶん緩んでいるようです。隣のおばさんは杭を打ち直そうと金槌を探します。その時、しんのすけと風間君が隣のおばさんの家の前を通りかかりました。で、しんのすけはシロにあいさつしますが、一言だけで去ってしまいます。シロはもっと話ししたいようで、去っていくしんのすけを追いかけようと暴れました。すると杭が地面から抜けてしまいます。シロは首輪のヒモから杭を外し、しんのすけを追いかけて街に出ていきます。その頃しんのすけはまたずれ荘に帰ってきますが、ちょうど電話でみさえにはシロがいなくなったことが伝えられ、そんなわけでみんなでシロを探しにいくことになりました。道路を挟んで野原一家とシロがニアミスし、ひまわりがシロに気づくのですが、しんのすけやみさえが振り向いた時にはシロは車のかげに隠れてしまいました。なお、シロはトラックの排気ガスを吸ってしまい、この時には鼻があまり利かなくなっています。その後、シロは野原一家の背後まで迫りますが、赤信号で止められてしまいます。その際、押しボタン信号を操作して老女を助けてやったりもしますが、シロが横断歩道を渡った時には野原一家の姿は見えず、またシロは当てもなく街をさまようこととなってしまいます。途中で凶暴そうな野良猫に出会いますが、「わたあめ」芸で撃退し、やがて川沿いにやってきます。すると、向こう岸に野原一家の姿が。シロは懸命に吠えますが、その時上空を航空機が飛び、エンジン音でシロの鳴き声はかき消されてしまいます。それでもシロは野原一家を追いかけます。すると散歩中のメス犬の姿が目に入ります。シロは思わずメス犬に近づき、楽しそうにするのでした。その頃しんのすけやみさえは、シロはきっと迷子になってしまってかわいそうだなぁ、と思っていたのですが、実際にはメス犬の前でとっても楽しそうだたわけなのですね。しかし、シロはしんのすけたちのことを思い出し、また追いかけ始めますが、すでにその姿を見失っていて、さらに夕方になってしまいました。そして隣のおばさんもシロを探していたわけで、帰ってみるとシロは隣のおばさんの家に戻っていたのです。しんのすけやみさえもまたずれ荘に帰り、みさえは明日は朝早くから探そうとしんのすけに言いますが、しんのすけはのんきに遊んでいます。しんのすけはシロのことが心配じゃないのかと思っていると、そこにシロが帰ってきたという隣のおばさんからの電話が入ります。すると、しんのすけが「シロをしかってくる」と言って出かけていってしまいました。やっぱり心配だったみたいですね。ところが、夜になってもしんのすけが帰ってきません。みさえは隣のおばさんに、しんのすけが早く帰るよう言ってもらおうと電話しますが、しんのすけは隣のおばさんに家に行っていないらしいのです。今度はしんのすけが迷子ってことで、隣のおばさんはシロと一緒にしんのすけを探しに行こうとします。が、シロの犬小屋の中でしんのすけはシロと一緒に寝ていたのでした。 阪口和久
義野利幸
ムトウユージ
大森孝敏
しんのすけ
みさえ
ひまわり
シロ
風間君
隣のおばさん