第427話 2002年 2月 8日

サボテンの花が見たいゾ ☆☆☆  
防衛隊のメンバーはバレーボールごっこで遊んでいます。ところがしんのすけがボールを蹴飛ばしてしまい、マサオ君の後方へと転がっていってしまいました。マサオ君が追いかけていくと、ボールは職員室の方向へ。すると、窓から園長が顔を出していたのですが、突然不気味に笑い出したのです。それを見たマサオ君は恐怖で身がすくんでしまうのでした。さて、職員室にはまつざか先生が入ってきました。まつざか先生は夏が似合う、寒いのが苦手らしいのですが、冷たい風が吹き込んできます。見ると、園長が窓を開けているのでした。まつざか先生は園長に窓を閉めるように言いましたが、園長はまたしても不気味に笑っていて妙に上機嫌なのです。まつざか先生は寒気がしてしまうのです。その後、マサオ君は防衛隊のみんなに、まつざか先生はよしなが先生や上尾先生にそのことを話すのでした。その頃園長は園庭を歩いていて、泣いている園児を見かけたので抱き上げて笑顔を見せましたが、園児は逆に大泣きしてしまいました。慌ててよしなが先生が抱きかかえ、そして「不用意に園児に笑顔を見せないでください、不気味なんだから」と言うのでした。自分の笑顔が不気味だと言われてショックな園長なのです。で、その後なぜ最近やたらと笑顔を見せるのかみんなに問いつめられ、園長は白状するのです。その理由は、大事に育てているサボテンがもうすぐ花が咲きそうで、それが楽しみだというのです。それから数日後、防衛隊のみんなは職員室にサボテンの様子を見に行きました。が、まだ咲いていません。その時しんのすけが風間君にちゃちゃを入れて、思わず風間君が窓枠に置いてあったサボテンを落としてしまいます。すると園長が猛然と走ってきて、間一髪床すれすれで受け止めるのでした。そして、サボテンを職員室に置いておくのは良くないですねと言い出したのです。と言っても、持って帰ってしまうわけではないのです、花壇に移して、みんなで観察できるようにしたのでした。それからまた数日後、前と同じように防衛隊のみんなはバレーボールをしていますが、またしてもしんのすけがボールを蹴ってしまい、今後は風間君がボールを追いかけるのでした。ボールは門をくぐり抜けて道路に出てしまい、風間君がボールに追いついたその時、1台のバイクが接近してきました。急なことでバイクのライダーも焦り、風間君も身動きがとれません。それを見た園長は、とっさにサボテンを持ち、それをライダーに向かって投げました。サボテンはライダーの手を直撃し、その痛みでライダーはブレーキをかけることができて事故にいたらずに済みました。が、サボテンはぐちゃぐちゃになってしまいました。それからまたしばらくして、風間君が園長に声をかけました。風間君がまだつぼみはないけれど、代わりのサボテンを用意して園長に渡したのです。すると園長は泣き出し、「みんなが私のつぼみです」と言うのでした。 もとひら了
義野利幸
ムトウユージ
門脇孝一
しんのすけ
防衛隊隊員
よしなが先生
まつざか先生
上尾先生
園長
試験の前は眠れないゾ ☆☆☆  
いよいよ明日は大学受験だということで気合いを入れる四郎です。窓から大声で叫んで大屋に怒られたりして、さらにしんのすけがからんでくるのです。でも合格すれば夢の大学生、憧れの女子大生と楽しいキャンパスライフだとウキウキする四郎です。そしてみさえも「明日は落ち着いて試験に臨んでね」と声をかけるのですが、四郎にとってそれが大きな問題らしいのです。その後、四郎がなぜ3浪したのかを野原一家に話すのですが、1年目はあまりの緊張で前夜眠れず、試験会場で熟睡してしまったというのです。さらに2年目は、あまりの緊張のため試験会場を間違えて競馬場に行ってしまい、しかもボロ負けだったというのです。3年目はあまりの緊張のためお腹の調子を悪くしてトイレ通いで試験どころじゃなかったそうなのです。ということで四郎は極度のあがり症で神経質だということなのです。さらに、壁に貼ってある「必勝」の文字が両方とも間違っていることを指摘され、ものすごく不安になってしまう四郎なのですが、とりあえずひろしやみさえに励まされ、今夜は早く寝ることにするのです。やがてニュースステーションの時間になります。静かだしもう寝たのかと思っていたら、突然悲鳴が聞こえてきます。四郎はやっぱり緊張して眠れないようなのです。そこで羊の数を数えるんだと言うひろしに対し、しんのすけはレースクイーンの数を数えるんだと言います。で、四郎はレースクイーンの数を数え出すのですが、レースクイーンたちが一斉に着替え始めたとか言い出してしまうのです。そこで、しんのすけの提案により今度はみさえの数を数えることに。しかし、気分が悪くなってしまったみたいです。そこでひろしが四郎の部屋に行き、寝酒をすすめるのでした。で翌朝になります。みさえが目を覚ますと、ひろしがいません。みさえが穴から四郎の部屋をのぞこうとすると、完全に精気の抜けきった顔の四郎がそこにいて、みさえは驚いてしまいます。飲み過ぎて一睡もできなかったらしいのです。一方ひろしは四郎の布団でぐっすりと眠っていたのですが・・・。その後四郎は野原家の部屋で朝食なのですが、食欲もないみたいです。とりあえずひろしが試験会場まで送ってやることとしますが、ちょうどその時またずれ荘にななこさんがやって来ました。ななこさんの姿を見てしんのすけは駆け寄りますが、そこにはすっかり元気になった四郎の姿もあるのでした。そして、ななこさんが女子大生だと知り、俄然四郎はやる気が出てくるのでした。「絶対に試験に受かって女子大生と仲良くなりたいです!」と宣言して、意気揚々と試験会場に向かっていくのでした。そして夕方、四郎が帰ってきました。とりあえずやれるだけのことはやったということで、とりあえず一段落です。野原家ではめで「たい」たい焼きが用意してありました。夕食も野原家で用意することにしたのですが、四郎は安心したのか、そのまま寝てしまいました。しんのすけが四郎の耳元で「女子大生が1人、女子大生が2人、女子大生が3人・・・」っとつぶやくと、四郎はものすごくうれしそうな顔をするのでした。 翁妙子
ムトウユージ
ムトウユージ
針金屋英郎
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
四郎
大屋主代
ななこ