第463話 2003年 2月15日

幻のヨーグルトだゾ ☆☆☆☆ げんこつ
隣のおばさんがみさえに、タッパー入りのカスピ海ヨーグルトをくれました。最初はふーんという感じでしたが、便秘に効くと聞いたとたんにがぜんいい気分になるのでした。とりあえず一口試食してみると、まずまずの雰囲気のようです。早速牛乳で増やそうとします。そしておケイさんに電話してみると、雑菌に弱いからスプーンとかちゃんと消毒したものを使わないといけないそうです。さてその時しんのすけが帰ってきます。で、台所においてある牛乳パックを見つけました。半分に切って布をかぶせてあるのですが、しんのすけはマスクしていると思ってのぞきこもうとします。するとみさえがあわててやってきて牛乳パックを取り上げました。ヨーグルトのタネを入れたところだから汚い手が触っちゃダメだというわけなのですね。ところがその直後、みさえは久しぶりにお通じが来てトイレへ。パックに触れてはいけないと何度も釘をさしますが、それでもしんのすけはヨーグルトのタネというものが気になり、ボールにパックの中身をあけました。しかししんのすけがイメージしていたタネというものはなく、首をかしげながら元に戻そうとしましたが一部こぼしてしまいます。まずいと思ったしんのすけは、近くに落ちていたスカーフで拭き取ってパックの中に絞り、バンダナは流しに投げました。そこにみさえが戻ってきます。1週間ぶりのお通じでカスピ海ヨーグルトの便秘への効き目を実感したみさえなのですが、パックの様子が変わっていることにすぐ気がつきます。量が減っているし濡れたスカーフが流しにあるし、さらにパックの中を見るとゴミだらけ。結局そのヨーグルト入り牛乳はシロのえさに・・・。ヨーグルト作り直しです。タネをしんのすけに見せて説明すると、しんのすけもヨーグルトを食べたがります。少ししかないからちょっとだけと思うのですが、しんのすけはタッパーから直接食べようとしてしまい、みさえが取り上げた際に大部分をこぼしてしまいます。こぼれた分はもったいないから顔に塗ってパックへ、そしてあとはシロのえさ(笑)。ごくわずかに残ったタネ菌を使って、夜にはどうにかヨーグルトの形になってきます。しかし、みさえたちがお風呂に入っている最中にひろしが帰ってきて、腐った牛乳と間違えられ捨ててしまっていたのでした。 翁妙子
ムトウユージ
ムトウユージ
林静香
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
シロ
隣のおばさん
おケイ
応募券を交換するゾ ☆☆☆☆☆  
突然始まった「まほー少女もえP」なる特撮番組が流れます。で、もえPのビスケットについている応募券5枚で、先着1000名に等身大もえPのパネルが当たるというプレゼントをやっているのです。それをうれしそうに見ている風間君の姿がそこにはありました。翌日、幼稚園に行く風間君ですが、頭の中はもえPのことでいっぱいです。今手元に4枚の応募券があるけれど、もうおこづかいがないのであと1枚の応募券が手に入らない。1000人なんてあっという間だし・・・とそういうことばかり考えています。幼稚園に着いてからも、1日100通の応募があったとして今までに1週間で700通、ハガキを出して届くのに1日かかるから、遅くともあさってには出さないと間に合わないと考えます。しかし大きなお友達(笑)のこともあるし、明日には出さないと間に合わないと考えてあせります。その頃、しんのすけはなにやら悩んでいました。アクション仮面等身大パネルの懸賞が終わるのに、応募券が1枚足りない。みさえがひまわりにも買ってあげなさいってことでもえPビスケットを買うからとぼやくのでした。それを聞いた風間君、いらないアクション仮面の応募券が1枚あったはずだから・・・と考えるのです。そして帰り道、風間君はしんのすけに応募券交換の交渉をします。風間君がもえP好きなのかと問い詰められますが、こっちがもらうだけじゃ悪いからとごまかします。とりあえず交渉は成立し、風間君は家に帰ってウキウキするのです。しかし、風間君はアクション仮面の応募券を見つけることができません。部屋中ひっくり返して探しているうちにしんのすけがやってきてしまいます。で、しんのすけにも探すのを手伝うように言うものの風間君がゴチャゴチャと言うものだから途中しんのすけが怒り出してしまいます。なんとかなだめてようやくアクション仮面の応募券を見つけ出した風間君です。しかしいざ交換って時になり、またしてもしんのすけは、風間君がもえP好きなのかと言ってきて・・・。必死にごまかす風間君はそれでもついに応募券の交換を果たしました。ところが、風間君がもらった応募券はしんのすけの手作りだったのです。ビスケットの箱はひまわりが破いてしまったから捨ててしまっていたそうなのです。そして応募券がそろったしんのすけは帰っていきますが、一方でちゃんとした応募券が手に入らなかった風間君は落ち込んでしまいます。しかもその応募券には「おおぼけ」と書かれているのです・・・。 阪口和久
ムトウユージ
ムトウユージ
松下佳弘
しんのすけ
防衛隊隊員
よしなが先生
もえP
お上品に読書をするゾ ☆☆☆☆  
みさえや隣のおばさんたちが野原家前で立ち話をしていたら、上品な感じの女性(親乃工事)が通りかかりました。教養があって趣味は読書だってことで、みさえは優雅にハーブティーでも飲みながら文学作品を読んでいるのかと想像します。そこでみさえも、読書したら教養がついて今よりもっと美しくなるかと考え、さっそく本屋に行きます。そして「マルセイユの折りたたみ傘」なるラブロマンス小説を買ってくるのです。家に帰ってさっそく読み始め、物語に入り込んでいくみさえだったのですが、ひまわりが邪魔をしてくるのです。さらに、いいところでしんのすけも外から帰ってきてやっぱりみさえの優雅な読書を邪魔するのです。仕方なく場所を変えるみさえですが、しんのすけがそばに寄ってきてせんべいをバリバリと・・・。静かにしていてとみさえが言うと、しんのすけは去っていきました。しかしその後、しんのすけは傘や皿を回したりボールに乗ったりというものすごい芸を始めるのです。行動がうるさいってわけでやっぱり怒られるしんのすけなのです。仕方ないからしんのすけも読書をすることに。しかし読む本はえんぴつしんちゃんでした。結局はみさえもえんぴつしんちゃんを読み始めてしまい、やっぱりこっちの方が性に合っていると感じ、親乃工事のようにはいかないなと思うのでした。しかし実は、親乃工事も家ではごろ寝でギャグマンが雑誌「あいつンちっ」を読んで笑いまくっているのでした。 中弘子
ムトウユージ
ムトウユージ
針金屋英郎
しんのすけ
みさえ
ひまわり
隣のおばさん
親乃工事