第471話 2003年 5月31日

かすかべ岳にモーレツアタックだゾ ☆☆☆  
しんのすけとひろしが奥かすかべ駅に降り立ちました。この後、2人だけでかすかべ岳に登山するようです。すがすがしい空気でまずはおにぎりを1個食べるしんのすけです。しかし、しんのすけは登山のよさをなかなか理解しないわけです。なぜ山に登るかとの問いに、「そこに山があるからさ」と言うわけですが、さらに「なぜキャバクラに行くの?」と聞かれてまじめに答えてしまうひろしでした。しかし今みさえはいないので一安心のひろしです。うるさい中年ブロイラーだとか言っていると、ちょうどみさえから電話がかかっていたわけで、それがみさえに聞こえてしまっていたのでした。というわけで、ひろしは登山前から足がガクガクに…。とにもかくにも登山開始です。でもしんのすけは1分後には疲れ果て、結局荷物(登山には関係ないおもちゃばかり…)のほとんどをひろしが持つことに。ひろしたちが今夜泊まる山小屋はリニューアルオープンしたばかりで、登山ギャルがいっぱいいるらしい…のです。そんなわけで張り切るしんのすけとひろしです。なぜか「精霊流し」を歌ったりするのですが、にぎやかに歌っていたら「マナーその1、山でバカ騒ぎしない」おじさんに怒られました。その後一休みしますが、ひろしがトイレに行っている間にしんのすけは美しい女性の姿を見かけてときめいています。しかし、その女性は彼のことで悩みがある様子です。もうしばらく歩いていると、ついに山小屋が見えてきました。続く。 翁妙子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
かすかべ岳にモーレツアタックだゾ(2) ☆☆☆  
山小屋に着いたしんのすけとひろしですが、この日は客が多くて相部屋になるとのことでした。一緒の部屋になる客がギャルたちなのかとときめきますが、実際にはおじさんばかりで、あの怒られたおじさんもいるのでした。しんのすけは山小屋の中をうろうろとしますが、男とおばさんばかりでした。一方、彼のことで複雑な気分の女性も山小屋の部屋にいたのです。しんのすけは、ギャルがいないし風呂もなく…と騒ぎますが、マナーおじさんに怒られてしまうのでした。やがて夕方、食堂での食事です。しんのすけは例の女性を見かけますが、結局は相部屋のおじさんたちと食事することに。そして夜になり、寝る支度を始めます。トイレに行く時はヘッドライトをつけるという説明をするひろしです。やがて消灯時間になりますが、しんのすけはなかなか眠れません。トイレに行こうというわけでヘッドライトをつけてトイレに向かうしんのすけですが、みんなの顔を踏んでしまうのでした。トイレに向かうしんのすけですが、真っ暗な廊下が続いていて…。やがてトイレに着きますが、その時太ったおばさんと鉢合わせ、しんのすけもおばさんも大声で叫んでしまい、静寂な山小屋に非常ベルがけたたましく鳴り響くこととなってしまうのでした。続く。 翁妙子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
ひろし
かすかべ岳にモーレツアタックだゾ(3) ☆☆  
翌朝、ひろしは前夜の騒ぎでひたすら謝ることとなってしまいますが、とにもかくにも再び登山開始です。すると、あのマナーおじさんが座り込んでいました。どうやら頭痛のようです。そこでひろしが頭痛薬を出すと「山では助け合うべし。そして助けられたらこう言うべし。ありがとう」というわけで、その後マナーおじさんと一緒に登山することになります。が、しんのすけはバテバテです。ひろしもかなり足にきているようなのです。しかし、登山道の途中で座り込んだりすると他の登山客に迷惑だからというわけで、一休みできそうな平坦な場所をマナーおじさんが指差すと、そこには例の女性の姿がありました。それを見たしんのすけはとたんに走り出して女性を追いかけたのでした。しかししんのすけが平坦になった場所に着いた頃には女性の姿はもうありませんでした。その後ひろしたちも到着し、ここで一休みすることに。しんのすけはトイレということで、崖のほうに行くのでした。すると、そこに例の女性もいました。1年前愛を誓い合ったのに、どうやら彼は別の女を好きになったようで、それならここから飛び降りて知らしめてやるとかつぶやいていたのです。その頃しんのすけは用を足そうとしたその時、突風にあおられたしんのすけは崖から落ちそうになってしまいます。女性が手を差し出しますが、しんのすけは崖の途中でしがみつくのがやっとで、女性の手には届きません。5年しか生きてないのにもう死ぬのかとか叫ぶしんのすけですが、女性はこの程度で死んでどうするの、生きなきゃとしんのすけに言うのです。しかし、それは自分にも言えることだったわけで…。しかし、引き続きしんのすけは崖から落ちそうだったわけで、さらに女性は手を差し出しますが、今度は女性も落ちそうになってしまうのでした。するとしんのすけはスイスイと崖を登り、逆に女性を助けようとする立場に。そこにひろしとマナーおじさんもやってきて、女性は助けられました。その後しんのすけは登るのを嫌がりますが、女性がおんぶしてくれるとのことでしんのすけは大満足なのです。やがて山頂に到着します。運良く富士山も見え、雲が下に見えました。頂上でコーヒーやジュースを飲んで、そして下山します。奥かすかべ駅に戻ったしんのすけは登山が好きになり、家に帰りたくなくなったようです。一方でひろしも、別の意味で家に帰りたくないわけでした。みさえのことですね…。 翁妙子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
ひろし