第492話 2004年 1月31日

対決!剣道大会ヘンなわざ大集合(1) ☆☆☆  
いよいよ剣道大会の日がやってきました。しかし、しんのすけは竹刀と間違えてスキーを持ってきてしまい、出直しです。すると、そこで大会会場はどこかと聞いてくるおじさんに会いました。その人も剣道をやっていて、息子にも剣道を教えていたというのです。で、どうやらその人は武蔵野剣太の父親らしいようです…。それはともかく、大会の受付に向かいます。すると、極端流道場の非道外道が声をかけます。もし負けたら土下座するという約束を忘れるなということだったのです。さてその後は更衣室で着替えです。そこで幼年の部優勝候補、代々木と会うしんのすけです。さて、組み合わせの結果しんのすけはBブロック、代々木はAブロックにいるようで、勝ち進めば準決勝で対決することになるようです。野原一家も見つめる中(ちなみに後でななこさんも来るそうです)、いよいよ1回戦です。しんのすけの相手は極端流の北大宮という子です。しかし、北大宮がしんのすけのマイペースさで余計なことを考えているうちにしんのすけの面が決まります。2本目は北大宮が攻め込みますが、しんのすけが見事に胴を決めて勝ち上がりました。 中弘子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
武蔵野剣太
代々木
対決!剣道大会ヘンな技大集合(2) ☆☆☆  
今度はAブロックで代々木の試合が始まりました。すると、たった2秒で相手は竹刀を飛ばされてしまいます。刃崩しという必殺技のようです。かつてしんのすけもこれでやられたようです。さてしんのすけ2回戦の相手は大蛭田という子で、とても強そうなのです。剣太が見つめる横には剣太の父らしき人も来ていっしょに見つめています。1本目、大蛭田の必殺技「ナイアガラの滝」をやってきます。とにかく執拗に面を打ってきて、相手が疲れたところで決めるというものでした。これでしんのすけも1本取られてしまいます。しかししんのすけにも作戦がありました。「鯉の滝登り」、ジャンプして相手の面を打ちました。そして3本目、大蛭田はバカな技で必殺技が破られたと嘆いているのです。そんなうちにしんのすけの小手が決まってしまいます。しんのすけ3回戦の相手は極端流の名無(という名前)です。すると、極端流の非道が耳打ちします。どうせ勝てないだろうから反則して、後で対戦することになる代々木が有利になるようにしろと言うのです。名無も仕方なくしんのすけが防具をつけていない場所を狙ってくるのですが、しんのすけは偶然ながらもうまいこと攻撃をかわしていくのです。さらに、これまた偶然ながらしんのすけの面が決まってしまいます。2本目ですが、名無はやっぱり反則などできないと思っているうちにしんのすけの小手が決まってしまいます。その後非道は名無を責めて竹刀で殴ろうとするのですが、そこに剣太がやってきます。そこで、剣太と非道の1本勝負に。結果、あっけなく剣太が勝利、非道は泣きながら逃げていってしまいました。極端流の生徒たちも剣太の強さにあこがれるのです。 中弘子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
武蔵野剣太
非道外道
代々木
名無
対決!剣道大会ヘンなわざ大集合(3) ☆☆☆☆  
ついに準決勝、代々木との対決です。どうすればあの刃崩しを防げるのかと剣太に聞きますが、剣太も困ります。剣太の父らしき人は、上段に構えるといいとか言いますが、しんのすけは一度も上段の構えをしていないというのです…。いよいよ試合の時間が来ます。1本目、さっそく刃崩しをやってくる代々木です。すると、しんのすけの竹刀が消えました。実はわざと下に落とし、代々木が戸惑ったところですぐ拾い上げて小手を打つという作戦で、これが見事に決まります。2本目は代々木も違う技を使ってきました。今度は風車という技で、竹刀を高速回転させ、強い風を起こすのです。しんのすけは風に耐えるだけで精一杯、そのうちに代々木の面が決まります。しんのすけはそのまま倒れてしまい、動かなくなってしまいました。どうやら脳震盪を起こしたようで、5分間の休憩となります。やがてしんのすけは目を覚まします。そして、剣太からさっきの技について聞かされます。代々木が決めた風車、あの技のためにプールにこもり、水を割っていたのでした。さて、試合は続行可能なようですがしんのすけはおもらししてしまったようです。すると、剣太の父らしき人が袴を貸してくれました。しかし、それはやけに派手でぶかぶかなのでした。さて3本目、代々木は再び風車技をやってきました。ところが、しんのすけはぶかぶかの袴なので風に乗って舞い上がります。そして、上空から代々木の面を打ったのでした。こうしてしんのすけは代々木に勝利します。同じ頃、剣太は隣にいたおじさんのお面を取り、父だということを確認しました。あの派手な袴を見たところでピンと来たようです。さあしんのすけは決勝戦…と思ったら、アクション仮面スペシャルがあるってことでそのまま帰ってしまいました。でも剣太は笑いました。しんのすけにとっては優勝などどうでもよく、代々木に負けた時の自分を超えたかったわけで、その目標を達したのでもうそれでよいということのようです。おそらく、しんのすけはもう剣道をしないだろうと…。その後、自分流剣道場には元極端流道場の生徒も来ていましたが、剣太は初心に帰り修行の旅に出ることにしたようです。剣太がしばらく歩いていくと、しんのすけがいました。最後に勝負してとしんのすけが頼み、剣太も受けてたちます。で、結果は剣太の勝ち、やはり師匠は強いようです。お互いにお礼をいい、そして剣太は去っていきます。しんのすけは叫びますが、剣太は別れがつらくなるからと無視して足を進めますが、そのへん犬のウンコがあるとのことのようで…剣太は踏んでしまうのでした。
剣道シリーズ・完
中弘子
貞光紳也
貞光紳也
樋口善法
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
武蔵野剣太
剣太の父
代々木
名無
ショートストーリー。剣道大会の後、みさえはあそこまで勝ち進んだのにもったいないと言うのですが、しんのすけにとってはそんなことなどどうでもいいわけです。それより、なぜななこさんが来てくれなかったのかと嘆くのでした。