第581話 2006年10月20日
しんちゃん2歳児シリーズ オラ、ラッキーボーイだゾ | ☆☆☆ | |
ある朝の光景です。野原家では先祖代々、納豆にはねぎを入れるタイプらしく、それはどうやらしんのすけにも受け継がれそうです。みさえもねぎを入れるほうが好きなようです。それはともかく、しんのすけがなかなかひろしやみさえのことを呼び捨てばかりしていて、パパと呼ばせようとしてもパンダと呼んでしまうことを心配したりします。そんな心配をしていると、しんのすけがふすまに頭突きして遊んでいました。どうやら、アパートが狭いのでハエがふすまに当たるのを見ていたしんのすけが面白がってまねしているようです。そんなしんのすけを不憫に思い、ひろしやみさえは早く広い家に住みたいものだと思うわけです。ちょうど朝刊には一戸建ての広告がたくさん入っていたので、見てみることにします。広くて素敵で妄想を膨らませるのはいいですが、何しろ5800万円という値段ではもちろん手が届かず、頭金100万円すら準備できません。宝くじでも当たれば別ですけれども。と、そこに宅配物が届きました。なぜかしんのすけ宛てになっているのですが、どうやら育児雑誌の懸賞で当たったようで、タオルが入っていました。しんのすけはけっこうくじ運が強く、ケーキ屋でのスピードくじでもみさえが何度引いても当たらなかったのに、しんのすけが初めて引いたら500円お買い物券が当たったのでした。その後ひろしは競馬中継を見ます。しんのすけはハラノタルミという、見るからにダメっぽい馬が気に入ります。ところがレースが始まってみると、ハラノタルミが1着になるのでした。そんなこともあり、しんのすけはラッキーボーイかもと思うようになります。さらには、数字のカードを適当にしんのすけに並ばせてみると、何とその数字が宝くじの1等1億円の番号と一致していました。もうすっかり1億円を手にしたつもりでいるひろしやみさえです。これならば豪華な家が買えるし、あるいは家はそこそこにして、後はパーッと使うのもありだと妄想を膨らませました。しかし、1年後に野原ひろしは35年ローンをかかえることになるのでした。 | 中弘子 | |
義野利幸 | ||
ささきひろゆき | ||
若松孝思 | ||
しんのすけ みさえ ひろし | ||
イモ掘り対決だゾ | ☆☆☆ | |
今日はふたば幼稚園のイモ掘り大会です。バラ組はみんな上手だから、もたもたしていたら全部取ってしまうと自慢を始めるまつざか先生です。特に、夏休みに転入してきたという加門豊作という園児は作物の収穫に命をかけ、趣味はガーデニングだとかいうことで…。そんな中、チータが対決しようとひまわり組の園児たちを挑発してきました。マサオ君はただのイモ掘り会なのだからとのことでしたが、風間君やネネちゃんは対決をやる気満々なようです。イモ掘りくらいのんびりしたいとしんのすけも言うのですが、しんのすけはあいちゃんに捕まってしまいます。一方でマサオ君はあっけなくあいちゃんに振られてしまうのです。と、もしもマサオ君が一番多くのイモを掘ったらあいちゃんも見直してくれると考えたマサオ君は、とたんにイモ掘り対決マジ参加を表明するのでした。上尾先生のほら貝の合図とともに、イモ掘りが始まりました。よしなが先生はたかがイモ掘りなのだから気楽にすればいいと笑っているのですが、まつざか先生は「たかがイモ掘り、されどイモ掘り」で、うまく掘って売り物にするにはコツがいると農家出身らしいコメントをします。が、よしなが先生たちからプロっぽい言い回しを指摘されると、相変わらず六本木生まれ六本木育ちとごまかすのでした。さて、バラ組の加門豊作はなかなかイモ掘りを始めません。しかし、土をじっくりと見た豊作は一気に太い茎を見つけ出し、大量に掘り出しました。チータがこつを教えてほしいと豊作に頼みますが、素人がやってもイモを傷めるだけだとのことで、対決は豊作一人でやってやるのだと…。ひまわり組は必死に掘り返しますが、茎がちぎれたりしてうまくいきません。豊作は次々とイモを掘っていきますが、そんな様子を見ていたまつざか先生は農家の血が騒ぎ、自分も参加したいようです。でも都会的イメージを崩したくないので我慢しなければ。その頃、しんのすけはイモ掘りではなく畑に山を作って遊んでいました。あいちゃんから、そろそろイモ掘りをしないと取られてしまうと言われ、ようやくイモ掘りに転じます。すると、しんのすけは山を作る時に削った土の部分をもう少し掘ってみることに。すると、ありえないほどの太い茎のようなものが現れました。引っ張ってみますが、なかなか抜けません。防衛隊の4人もそこそこ取っていたのですが、しんのすけの巨大茎は太刀打ちできないということで防衛隊のみんなも協力して引っ張ってみます。その先には、小さなイモが1個だけ…と思ったらその後ろに恐ろしく巨大なイモがくっついていました。これは豊作によれば100年に1度できるという幻の大サツマイモ・卑弥呼らしく、これを掘り当てたひまわり組がイモ掘り対決に勝利しました。その頃、まつざか先生は一人離れた畑でイモ掘りに興じているのでした。 | 田村安彦 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
間々田益男 | ||
しんのすけ 風間君 ネネちゃん マサオ君 ボーちゃん あいちゃん チータ よしなが先生 まつざか先生 上尾先生 園長 加門豊作 | ||
この日は15周年の宣伝のため、しんのすけがFM西東京ラジオ局へ行きました。スタジオでは放送中で、しんのすけは中に入れません。とりあえずカンペのようなものを作ってアピールしますが、通じませんでした。その後どうにかDJのおねいさんとの交渉がまとまったようです。 |