第591話 2007年 2月 2日

父ちゃんの出張をおいかけるゾ1 ☆☆☆ グリグリ
ある夜、ビールを切らしてしまったようです。しかしひろしは、明日から1泊2日の出張だから休肝日にすると言いました。ところが、みさえは出張のことを聞かされていませんでした。で、ひろしは何やらうれしそうです。出張先は、三重県鳥羽のようです。鳥羽と言えば真珠を連想するみさえとむさえです。さらにはイセエビとか松坂牛とかまつざか先生とかご当地限定イセエビ味チョコビ(あるの?)といった、お土産をひろしに要求する一家なのです。ひろしは取引先との契約を交わすために行くので遊びに行くわけではないとのことですが、それなら真珠だけでもいいと…。仕事だといくら言っても、タダで旅行に行けるのをうらやましがる一家なのです。そして翌朝、ひろしが出かけました。が、しんのすけはやはりこの日もバスに乗り遅れ、みさえが自転車で送っていきます。ふとしんのすけが、今ひろしがどの辺にいるのかとつぶやきます。さらに、今夜は三重で何を食べるのかとか考えていると、みさえもこのところ家族旅行はしていないし…と、ここで考えました。ひろしは出張だから旅費はタダ、そしてしんのすけやひまわりも、今なら乳幼児なので交通費はタダになると考えると、どうせ家族旅行に行くなら、今行くのが安上がりだと。そこでみさえはUターンし、家に帰ってむさえに留守番を任せ、その足で新幹線に乗ってしまいます。移動中、旅行雑誌で行程を考えていました。その後、近鉄と思われる電車に乗り換えてさらに移動します。でも、夜はひろしと合流する予定にしているようですが、どう説明するのかが悩ましいところです。海岸でロマンチックな出会いを想像してごまかそうとするのですが…。そして、鳥羽に到着したみさえたちです。一方ひろしですが、意外と早く契約がまとまったようでした。そこで、三重野という女性に観光案内をしてもらっていました。ひろしたちは真珠島へ到着しました。同じ時、みさえたちも真珠島に到着して目を輝かせています。同じ展示室に両者がいるのですが、しんのすけは退屈そうです。そして周辺を見回すと、ひろしの姿を見つけるのです。みさえに教えると、女性と仲良くしているように見えるひろしの姿があったためにみさえは激怒してしまいます。次に、ひろしたちは海女さんを見ていました。もしここにしんのすけがいたら大騒ぎだと思っていると、しんのすけのような声が聞こえた気がしました。気のせいだと思ってひろしは次の場所へ移動しますが、そこに確かにしんのすけたちはいました。続く。 阪口和久
横山広行
横山広行
針金屋英郎
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
むさえ
三重野
父ちゃんの出張をおいかけるゾ2 ☆☆☆ グリグリ
ひろしと三重野は、近くの水族館へ移動しました。みさえたちも気づかれないように後をつけています。ひろしは三重野に対して鼻の下を伸ばしてカッコつけているようで、みさえはかなり不機嫌そうです。ひろしは、後でしんのすけたちに見せて自慢したいと携帯のカメラで三重野に写真を撮ってもらいます。ところが、そのフレーム内にしんのすけが映りこんでしまいます。三重野は気がつくのですが、ひろしはまさかしんのすけだとは思わず、しょうがない子どもで親の顔が見てみたいだと怒るのでした。ばれそうになったということで、しんのすけはグリグリ攻撃を食らうこととなってしまいました。とはいえ、決定的瞬間を写真に撮ってとっちめてやるとみさえも携帯を構えました。ところが、しんのすけがまた消えました。ひろしは三重野の案内で、3階のアシカショー会場へと移動していました。すると、通路のトイレからしんのすけが飛び出してきてひろしにぶつかりました。ひろしも相手がしんのすけだと認識するものの、まさかいるはずがないと思っているので、その時はそんなに驚きませんでした。気がついた時には、すでにしんのすけの姿はありませんでした。しんのすけはひろしがアシカショー会場に行ったことをみさえに伝え、みさえも移動します。アシカショー会場の前列でひろしが見ているところへしんのすけが声をかけてしまいます。ひろしも気がつくのですが、みさえが身をかがめて姿を隠しました。みさえはひろしと三重野が並んで座っているのを撮影しますが、遠すぎて決定的証拠となりません。みさえが近づくと目立つので、しんのすけに近くまで行って撮影してくるように頼みました。ところがしんのすけは、アシカが頭を上げて口先でボールを跳ねさせている演技を見て、携帯電話でまねごとをしてしまいます。やがて、アシカの目の前を通過してしまいました。ちょうどその瞬間、ひろしがしんのすけたちのためにと写真を撮ろうとしていて気がつかなかったのですが、三重野は気がつき、水族館内で写真を撮った時と同じ反応をするひろしでした。みさえのもとに戻ったしんのすけですが撮れていた写真は、アシカの頭部がブレた状態でしかありませんでした。と、いつの間にかひろしたちの姿が消えています。みさえはどうにか、ひろしたちが会場を去るところを見かけました。ひろしたちは三重野の車で移動します。そこでみさえたちもタクシーで追いかけます。やがて車はホテルに到着しました。ロビーに入ると、三重野がチェックインの手続き中でした。今回の出張はデート気分だし楽しかったけれど、みさえが見たら怒るだろうなと考えるひろしでした。そこにみさえが迫り、ひろしに張り手を食らわせました。その後事情を話し、誤解は解けました。そして、みんなで楽しく豪華な食事をするのですが…みさえが何か相談事があるようです。普通の2割引きで2万円くらい安かったとか話し出すみさえに、ひろしがあせります。みさえは、すでに8万円ほどする真珠のネックレスを買ってしまっていたのでした。みんな幸せムードで食事を楽しむのですが、ひろしだけは味わうことができなくなってしまいました…。 阪口和久
義野利幸
横山広行
大森孝敏
しんのすけ
みさえ
ひろし
ひまわり
三重野
しんのすけ着ぐるみが、ボーちゃん着ぐるみに引っ張られて上野の国立科学博物館へ行きました。この時「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」が開催されていて、ボーちゃんが展示物に興味を示しています。