第673話 2009年 7月24日
お留守番でおそうじだゾ | ☆☆☆ | |
みさえが出かけ、むさえとしんのすけが留守番をすることになりました。昼食はむさえが作ることになるのですが、出前などは無理なようでした。結局カップラーメンを作ろうと電子レンジの下の戸棚を開けると、物がなだれ出てきて小麦粉がこぼれてしまいました。掃除機で小麦粉を吸い取りますが、吸引力が悪いようです。どうやら紙パックがいっぱいになっているようで、みさえの手抜きがこんなところであらわに…。パックを交換すると吸引力が復活し、小麦粉はきれいに片付きました。この際他の場所も掃除しようというところで、お湯がわきました。むさえがカップ焼きそばを食べようとします。しんのすけも焼きそばがよかったのですが、弱肉強食の世界だとかなんとかで、しんのすけは具だくさんちゃんぽんを食べることになります。むさえも、具だくさんなのであっちのほうが良かったかもと思い、しんのすけに相談を持ちかけます。しかしあっさり拒否され、むさえは次の作戦に出ました。むさえは焼きそばをものすごくおいしそうに食べ、しんのすけも気になる感じです。ここでむさえが、とっかえひっかえで食べないかと提案しました。そうすれば両方食べることができるとのことでしんのすけも応じました。しかし、むさえはちゃんぽんの具だけをさっさと食べてしまい、交換後は素早く焼きそばも食べきってしまいました。しんのすけは抗議しますが、弱肉強食の世界だから…と。ところが、むさえは焼きそばに青のりと紅ショウガを入れ忘れたことに気が付き落ち込んでしまいました。 食後は掃除を再開しますが、まだむさえは青のりと紅ショウガのことが気になります。そんな中でも、むさえはみさえと違って見えないところもしっかり掃除しようとします。サイドボードをどけてみるも、重くてあまり動かせません。それでも隙間からホコリを取るべく、むさえは針金ハンガーを引き延ばして隙間に入れました。そうすればホコリをとれるわけで。掃除機を直接突っ込むとあまり奥まで入らないらしいです。さらに奥のホコリはというと、トイレットペーパーの芯をつないで平たくつぶし、これを掃除機に取り付ければいいとのことでした。しかし、途中で何か硬いものを吸い込んだ感触が、取り出してみるとハンコでした。どうにかハンコは回収しますが、芯を取り出した後のトイレットペーパーを吸い込んでしまいました。かくして、食事の時間になってもしんのすけとむさえはトイレットペーパーをきれいに巻くまで食事はお預けということに。しかも、みさえが言うにはそのトイレットペーパーはひろしが使うから大丈夫だと…。 |
翁妙子 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
原勝徳 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり むさえ | ||
週刊埼玉県庁だゾ | ☆☆☆ | |
埼玉県庁第一庁舎の模型が作れる週刊雑誌が創刊されたとのCMが流れました。通常1480円が、創刊号は580円とのことです。このCMを見たひろしは目を輝かせました。買ってみようかと思うひろしですが、みさえはどこに置くのかと消極的です。しんのすけも、こんなの買うならアクション仮面を買ってほしいという態度でした。 次の日、ひろしは書店に入り、週刊埼玉県庁の創刊号見つけます。創刊号は安いものの以降は毎号1480円なので、月6000円ほどかかると考えつつも買うのでした。夜になって帰宅したひろしは、まっすぐ2階に上がります。とりあえず内緒にすべく、2階の机の下へ隠そうとしました。そこにしんのすけがやってきましたが、ひろしはすでに机の奥に雑誌を隠した後で、冷静に受け答えしています。 1か月後、ひろしを残してみんなが外出しました。ひろしはすぐ2階に上がり、これまでの4冊を取り出していよいよ組み立てようとします。ところがここで、しんのすけの声が。なんだか汚いとのことですが、これは建物の経年変化を再現しているのだとひろしが説明したところで、ようやくそこにしんのすけがいることに気がつきました。ひろしがそわそわしていたので、いない間にDVDでも見るのではないかと気になって戻ってきたようです。なぜ内緒にしていたのかというと、全部できてからびっくりさせようと思っていた…のは建前で、本当はこづかいが不足した時に前借りしにくくなるから…と口を滑らせてしまいました。ひろしはしんのすけに、このことはみさえに内緒にしてと頼み込みます。口止め料10円をもらったしんのすけは喜んでいますが、実は1日あたり10円らしいです。そしてとりあえず今ある分を組み立て終わるのですが、まだまだ完成形には程遠い状態です。とにかく、完成するとかなりの大きさになりそうな感じで、隠しきれなくなってきたらどうするかを今後考えるようです。その前に、ひろしはみさえにこづかいの前借りを頼み込むのでした。今月は付き合いで飲み会が多かったからということで前借り成功です。 そしてまた1か月後、しんのすけも幼稚園から帰ったら2階へと向かっていき、埼玉県庁を眺めるようになっていました。みさえが様子を見に2階に上がってきますが、2階の部屋にはいませんでした。いつの間にかむさえがいた部屋に移していたようです。ところがそこにもみさえがやってきてしまい、しんのすけはむさえのぬくもりが残っていないかとか不自然な言動を見せます。たまにはこの部屋を掃除したらとみさえに提案すると、みさえは後でやるからと言って去って行きました。これでしばらくは大丈夫だと安心したしんのすけはマサオ君からもらったアクション仮面のミニチュアフィギュアを取り出し、知事の椅子に座らせて遊んでいました。すると、みさえが掃除機を持ってやってきました。急にやる気が出たようで、結局みさえに作りかけの埼玉県庁が見つかってしまいました。 夜になり、何も知らないひろしが新しい号を持って帰ってきました。ドアを開けると、そこには笑顔のみさえが待っていて…外は激しい雷雨となるのでした。 |
阪口和久 | |
ささきひろゆき | ||
ささきひろゆき | ||
大森孝敏 | ||
しんのすけ みさえ ひろし ひまわり | ||
ユメを語るゾ | ☆☆☆ | |
マスターヨダが、今回は夢を語りだしました。この店を大きくするということで、模型を作って説明を始めました。1階は普通の焼き鳥屋、2階はバー風の焼き鳥屋…といった具合で、5階建ての建物の模型を作ったようです。さらに世界中にこの建物を建て、チェーン店を作るのが夢だそうで。こんなに焼き鳥屋を作ったら鳥がいなくなるのではと思いつつも、100歳までに実現するとか…と思ったら、模型には入口と階段を作るのを忘れていたことに気がついて落ち込んでしまうのでした。 | ムトウユージ | |
ムトウユージ | ||
ムトウユージ | ||
針金屋英郎 | ||
マスターヨダ |