材飼育 |
広葉樹の朽ち木に幼虫を埋め込んで飼育する方法。最も自然の状態に近い飼育法である。 |
採卵 |
♀に卵を産ませること。または卵を取り出すこと。 |
雑菌 |
雑多な菌のこと。オガを劣化させたりカビの原因となる。 |
里山 |
人里近くにある生活に結びついた山。主に広葉樹の群生した場所。多くの動植物の住処とされている。 |
皿木 |
ゼリーなどを固定しておくためのもの。一般に木材で作られているものが多い。 |
産地 |
生産地。オオクワガタが採集できる場所・土地。能勢、山梨、佐賀福岡県境が有名である。 |
産卵 |
卵を産み付けること。 |
産卵準備期間 |
産卵、交尾させる前に設ける期間のこと。例えば、越冬中の個体を温室に入れた場合、環境に慣れるには20〜30日の期間が必要とされている。また♀に高タンパクのエサを与えておくことも必要。 |
産卵痕 |
産卵のために材を削った痕跡。産卵しているのか否かの判断材料にもなる。 |
蛹 |
成虫の一つ前の段階。成虫の鋳型をしている。蛹の期間は♀で約20日、♂で約27日前後である。 |
産卵木 |
卵を産み付けさせる材。 |
三齢、3齢 |
幼虫の成長ステージの最終段階。最も大きく成長する。この次のステージは前蛹である。 |
酸欠 |
酸素不足となること。オガを堅く詰めすぎた場合や水分率の過大、フィルターが塞がれた場合などで発生する。特に、菌床飼育の場合に発生する事象である。 |
シイタケ菌 |
シイタケを出す菌である。市販の産卵飼育材のほとんどがシイタケ栽培に利用した材を扱っている。 |
死亡 |
死ぬこと。寿命が来て死亡したり、アクシデント等で死ぬこともある。 |
死亡率 |
孵化した幼虫が成虫になることなく途中で死亡する確率。もしくは成虫になってから死ぬ確率。 |
終齢 |
3齢と同義語である。 |
樹液 |
木の出す液のこと。一般にクヌギ、コナラ、エノキなどの落葉広葉樹が樹液を出す場合が多い。 |
樹液採集 |
樹液の出ている木に集まってくる昆虫を採集する方法。最も手軽な方法である。 |
樹洞 |
木のほら穴。昆虫の住処、隠れ家になる場合が多い。 |
寿命 |
命のある長さ。生きられる期間。オオクワ成虫は3年〜5年程度の寿命があるといわれる。 |
猩猩蝿 |
体長2〜2.5o、小型のハエである。家の中、台所で食物、傷んだ果実などに集まる。 |
食痕 |
幼虫が産卵木を食し掘り進むのにつれて出来る痕跡。材割り時はこれがあると楽である。 |
新成虫 |
羽化して1年以内の成虫のこと。多年生の昆虫を区別する際に使用される。 |
針葉樹 |
細く表裏のない葉を付ける樹木。杉や桧、松などが該当する。広葉樹と比較して雑虫が発生しにくい。 |
水分率 |
オガの容積に含まれる水分の量の程度を数字で表したもの。 |
スズメバチ |
猛毒で刺されると死に至ることもある。晩夏〜秋にかけて最も攻撃的になる。黒いものに反応する傾向がある。 |
ステージ |
幼虫、成虫の成長状態、段階、程度を表す。 |
成熟 |
体を構成する器官全てが十分に成長すること。 |
生息地 |
生息している場所。オオクワが採れる場所のこと。 |
積算温度 |
基準温度からの増分、もしくは日々の温度を加算して算出する温度。植物では一般に知られている。 |
絶滅 |
死に絶えて一匹もこの世にいなくなること。 |
ゼリー |
成虫用のエサである。人間が食べるゼリーと基本的には同じ性質のものである。 |
潜洞性 |
木の洞や穴などの中を好む性質、傾向があること。 |