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生の英語を教材にしよう!

スカパーのEXエンタティメント(Ch.275)で「アロハ天国」という番組をやっています。

ハワイを紹介する番組で、私もたまに見ています。

サムとアンジェラの二人がハワイの色々なところへ出かけて行き紹介してくれます。

アンジェラは日本人と白人のハーフで、日本語は完璧です。

一方、サムは100%白人顔なので、日本人の血は入ってないと思われますが、日本語はかなり堪能です。

ほぼパーフェクトだけど、ネイティブスピーカーではないといったところでしょうか。

今日もちょっと気になる場面がありました。

それは、ある食べ物を紹介する時に、「味を吸い取っている」というような表現を使っていました。

それを聞いた日本語ネイティブスピーカーの私は思いました。

ここは厳密には「味がしみこむ」だな。

サムの表現は文法的に非の打ち所のない全く正しい日本語です。

しかも、聞いていている人は100%意味を理解できると思います。

ただ、日本語のネイティブスピーカーはそういう風には言わないのです。

この場合は「味がしみこむ」です。

何故と言われても説明のしようがありません。

「我々はそういう風に言うのだ」としか答えようがありません。

これはものすごく重要なことです。

というのも英語も全く同じだからです。

文法的に正しくてもネイティブはそういう風には言わないと言われてしまえばそれまでだからです。

我々日本人が教科書や英語学習者用に加工された教材を使って学習すると必ず壁にぶつかります。

文法は完璧、単語も覚えた、でもどこか変、となってしまうのです。

そこで、一皮剥けるには生の英語を教材にするしかないと思います。

海外ドラマや映画などを教材にして、徹底的にインプットに励めば、ネイティブが実際に使っている言い回しを学ぶことが出来ます。

単語レベルで丸暗記するのではなくて、状況に応じて「言い回し」をそのまま覚えるのです。

「こういう場合はこういう風にいうのだ」という発見が進歩へつながります。

結局、我々はそうやって日本語をマスターしたのです。

大量に生の日本語をインプットしてしゃべれるようになったのです。

英語も同じように正しい表現をひたすらインプットするしかないと強く感じています。



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