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【読めて聴ける英語・雑記帳バックナンバー】 Vol.38
2008.12.01 オオカミに想う
「日本の森を守りたい」という一心から、微力ながら活動しています。
このような活動するには、自分もかなり勉強しなくてはなりません。
日々、本を読んだり、ネットで調べたりしているのですが、ちょっと前から、ニホンオオカミに興味を持つようになりました。
100年以上前に絶滅した動物なので、祖父母からすらオオカミの話は聞いたことありません。
オオカミと言えば、子供のころ読んだ「狼王ロボ」などの動物記でしか接したことありません。
子供心に、「もし日本の森にオオカミがいたら怖かっただろうなあとか」思ったのを覚えています。
その後、オオカミについて考えることもありませんでした。
それが、最近、自然保護活動に興味を持ち、色々なことがわかってくると、オオカミが絶滅したことが惜しくてなりません。
調べてみると、オオカミは決して人間は襲わなかったそうです。
それどころか、田畑を荒らすシカやイノシシを食するので、農耕民族であった日本人にとってはなくてはならない存在だったそうです。
また、人間がオオカミの領域に足を踏み入れると、人間が里に帰るまで後をついてきたそうです。
これが、現在、別の意味で使われている「送り狼」の語源なのだそうです。
また、オオカミは日本語では「大神」と書き、その名の通り、神様だったのです。
中国でも「狼」と書き、これも、文字通り、良い獣を意味しています。
縄文の頃から神として敬って共存してきたオオカミを自らの手で滅ぼしてしまった日本人。
次は、こちらも山の神とされているツキノワグマを有害駆除という名目で殺し続けています。
世界中でも100万都市に熊が住んでいるのは日本だけだそうです。
昔から神として、先祖が敬ってきた生態系の2トップである、オオカミとツキノワグマが滅んだら、一体、日本はどのような国になってしまうのでしょうか?
考えると恐ろしいです。
大神の剥製の写真を見て、あまりにも可愛いので驚きました。
私も「日本の神様と森で出会いたかった」です。
過去を悔いても仕方ありません。
我々にできることは、我々の子孫が、「剥製ではない生きたツキノワグマと森で出会いたかった」などというセリフを吐かないように、今、出来る限りのことをするしかありません。
【我々の出来ること関連リンク】
林野庁の林業暴走 - livedoor Blog(ブログ)
日本の天然林を救う全国連絡会議
新・新・優しい雷
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【特別リンク】
日本熊森協会について (今、私たちのできることから始めよう!)
今、日本の豊かな森を守っている生態系のトップに位置する、ツキノワグマが絶滅の危機に瀕しています。
ツキノワグマが絶滅すれば、大変なことになります。
世界でも有数の豊かな日本の森を守るために、日本熊森協会は地道な活動を続けています。
興味のある方は、ぜひ、チェックしてみてください。
そして、子供や、孫、さらにその先の代まで、日本の豊かな森を残してゆきましょう。
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