’00.10秋の岩岳4時間耐久レース
MTBerにとって”メッカ”といえる長野県白馬”岩岳”スキー場。
毎年XC、DHの全日本クラスのレースが行われる。春・秋には”春の岩岳”・”秋の岩岳”と銘打って大会が行われ、全国からMTB好きが集まるのだ。
今回は”秋の岩岳”。XC、DH、耐久レース、ツーリング等のイベントが行われる。
ビギナー、スポーツ、エキスパートなどクラス分けもされているので初心者も安心。
ハヤシはMTB-MLメンバーのカワイさん、ナカガワさん、スズキさんとチームを組み”4時間耐久レース”に出場。耐久レースはその時間内に何周走れるか、同周回ならもちろん着順が早い方が順位が上というレース。
朝5時に出発するつもりが寝坊して6時!9時半到着でスタートの10時にギリギリセーフ。しかしチームメイトやピットが見つからず焦った。
天気は良好。コースは例年使っているXCコースを逆走するような設定。
4時間耐久には100チーム近く参加。第一走者はカワイさん。誰が一番最初に走るか決めて無かったためスタートに並ぶのが遅れてしまった。コースは1周するのにだいたい20〜25分(速い人は18分くらい)。その間にウォーミングアップをしたり、他のチームに遊びに行ったり、買い物に行ったりとみんな好きずきやっている。普段はなかなか会えないMTB-MLのメンバーもたくさん参加しているので楽しい。
第2走者は自分、スタートギリギリに到着したため試走はしていない。コースの雰囲気は聞いたが、路面やカーブのことなんか一つ一つ聞けるわけないので1周目はゆっくり気をつけて他人に着いていく。と、前が遅い人だったりすると譲ってくれたりして、コースの先が全然予想できなくてなかなか走りにくかったりして。
前半はほとんど登り。林間シングルトラックは湿っていてすべりやすくトラクションに気をつけねばならない。しかし林を抜けゲレンデコースに出ると乾燥しきった路面は硬くしまっていて振動をもろにライダーに伝える。コース最高地点まで登り切ると今度は急斜面を一気に急降下。路面は砂や石が浮いていて、すべりやすい。登って下るというメリハリの利いた(利きすぎた)コース。時間をかけて登ったのに下りは短時間。思いっきり体力勝負みたいな。体力のあまりない人にはきついかな。個人的には上り下りを繰り返すようなバランスのコースが好きだけど。そんな感じで1周。
タッチしてゴー!
で、次の走者ナカガワさんにタッチ。そして20分がすぎ、なかなか帰って来ない。30分も過ぎた頃やっと姿が見えた。何かおかしい、バイクを担いでいる。片手にはチェーン。チェーン切れのトラブルだ。なんとかスズキさんにタッチ。ナカガワさんは次の番まで時間があるのでチェーンを修理する。しかし、聞けばまだコース序盤の方でチェーンが切れて半分以上担いで帰ってきたそうだ。それを考えると速いタイムだ!(笑)
スズキさんは元々はチームメンバーではなかったのだが、3人チームでは辛そうだということで急遽メンバーになってもらった。スズキさんも計測センサーが途中で脱落するなどトラブルが発生、そんな状況でがんばってもらった。
ま、そんな感じで順位など意識せず(最初から言ってるけど)いよいよ走ること自体を楽しむハッピーライドとなった。
ハヤシ以外のメンバーが2周づつ、最後の9周目アンカーを自分が走る。この走行中に4時間を過ぎてしまうためその周でゴールとなるのだ。これでギリギリ4時間に間に合いそうだともう1周行ける可能性があるので一生懸命走らないといけないのだが、どう考えても無理なので楽しく走ることとする。
最後の下りに入る。今までこの下りは初心者の遅い人などに道をふさがれなかなか自分のペースで走れなかったのだが、今回は誰もいない。調子に乗り気持ちよくスピードを乗せる。と、今までよりスピードを上げたせいかずいぶんと路面がすべる。スピードを落としたが時既に遅し、スッ転んでしまった。ハンドルが一回転し、シフトワイヤーが外れている。自分の方は外傷は大したことはないが肩をちょっと痛めたようだ。ゴールまでもうちょっと、すぐなおして走り出す。しかし最後の最後でカッコ悪い。一応ゴール!順位はすぐにはわからない。ま、気にしてないんだけど。みんなで健闘を讃え合う。お疲れさまでした!また走りましょう!
あとからだんだん肩の痛みがはっきりしてくるんだよね。
駐車場では自転車雑誌”バイシクルナビ”に自転車車載の取材というか、写真を撮られた。雑誌に載るのかな?
左からハヤシ、カワイさん、スズキさん、ナカガワさん
結果:50位/85チーム中
順位を気にしてないとはいえ、知ってしまうと寂しい順位。
楽しく走れただけに、知らない方が良かった。