山口県某K坂付近

K坂はH府市からY口市へ抜ける国道付近のY口市に近いエリア。2万5千分の一地形図で見ると林道が入り乱れている!

   

04/02/16

04年初のトレイルライディング!お膝元のH府市を攻めることにした!が、自分のトレイルライディング人生の中でも1、2を争うハードなものとなった!!

市内のため自走でアタック。暖かく雲一つない快晴。気持ちいい。

今日のマシンは新SAS。昨年6月に作ったが、何とトレイルに持ち出すのは今回が初めてだ。

K坂のエリアで2ヶ所ほど目星をつけて、まず一つ目。N目山を巻いているような登山道。細い道に入っていくと200mほどでダートとなり山に入っていく。入口に軽バンあり。

   

数十m走ると前からハイカーのおじさんが。この先の道の様子を聞くと階段は無いが、急坂があるみたいなので担ぎを覚悟する。しかしそこから10mも行くと小川。石の上を渡ると岩がゴロゴロしている上に、道が狭すぎてハンドルが木に当たり乗ることはできない。先が思いやられる。道はまたさっきの小川を渡る。するともう激坂!なんてこった。道も狭いので担いでもMTBの幅が広くて登りにくい。少しづつ登るが、道は激坂と言うよりは「崖」だ。1mくらいの落差があり両手を使わないと登れない。少し重めの新SASで来たことにちょっと後悔。

   

もうさすがに諦めようと思った。今までなら諦めていただろう。しかし最近見た「山さ行がねが」というHPでヨッキれんさんが不屈の魂でどんどん突き進んでいくのに感化されていたハヤシは諦めなかった。MTBを分解、タイヤを外す。3往復して尾根まで担ぎ上げた!(これも新SASだっためちょっと難航。フロントタイヤは20mmアクスルのため外すの大変!)

   

しかし尾根に出てもはっきり言ってまだまだ乗れそうにない。分解したまま当分登山道を往復する事が続いた。

初めに出逢ったおじさんの話では、20分くらいで着くという話があったが、自転車なしでもそれは無理だろう。っていうかあんな崖ならまず無理だと最初に教えてくれ。まあ、まさか自転車で登ろうとするヤツがいるなんて考えもしなかったのか。

しかし、地図で見たイメージと明らかに違う。最高地点までは比較的勾配はゆるやかで下りがかなりの坂が待ちかまえているはずだったのだ。地図をよく見ると緩やかに谷を登り・・・。今いるのは尾根。完全に間違っている。なんてつまらないミス。道があるもんだからどんどん導かれて来てしまった。このまま突き進んで正しい道に出ることはできるだろうか?夕方には予定があったのでとうとう諦めることにした。

   

今来た崖を降りなければならない。分解したまま3往復して下ろした・・・。今までにこんな事はしたことがない。昔富士山に自転車を分解して担ぎ上げたいなーと思ったことはあるが。

小川の所まで戻ってきた。道があるはずの谷に沿っているはずだ。しかし、そんな道は見あたらない。廃道と化しているのか。

   

更に戻ろうとした時、不自然な草の生え方を見つけた。

   

かき分けていくと道が現れた。確かに地図には載っている。どこまで行けるか。100mくらいは砂防ダムを遡るフラットなシングルトラックだったが、すぐにまた川となった。跳び越えたが先は岩が多く、イバラまで生えていた。この先も行けそうだが、乗れそうはない。また次の機会にしよう。下りはさすがに120mmストロークのサスが気持ちいい。

 

    

今日のお目当て2つ目に向かう。もう時間がないから入口くらい探し当てておこう。

近くまで来たら民家の庭先のようになった。おばあちゃんがじっとこっちを見ている。気まずい。しかしここはさわやかにコンタクト。道を聞いてみる。気持ちよく教えてくれた。しかも、結構奥まで入れると。子供の頃はY口市まで抜けて行けたと言うが、今は分からないと言う。道を入っていくと軽トラが通れそうなダブルトラック。市が調査をしているようで草が刈り込まれていてかなり整備されている。300m位走ってもたんたんと続いていく。まだまだ走りたいが、次回のお楽しみにしておこう。

    

下ってくるとまたおばあちゃんがいた。ちょっと話して後にした。おばあちゃんの「また来なさい」と言う言葉が嬉しかった。