| ■ 2006/1/10(火) ■ 『ゼロの使い魔』 ヤマグチノボル MF文庫J ![]() もうね、皆さん聞き飽きたとか、食傷気味だとか、「またかよ」とうんざりされてしまうかもしれませんが、 それでもこの小説を語る上で外すことが出来ない要素があります。 それすなわちツンデレ。 この小説のヒロインの娘さんがなんとも素晴らしいツンデレなんですよ。 ツンデレ オブ ツンデレ! こ れ は 素 晴 ら し い ツ ン デ レ で す ! そんな極上のツンデレっぷりを堪能したいが為に読み始めたこの小説ですが、 内容も負けず劣らず面白いんですよ。 ありきたりな設定に、予想通りの展開、ご都合主義がまかり通る内容、 それなのになぜこんなにも面白いのか。 表紙絵を見ての通り、ヒロインはハーマイオニー準拠であり、世界はハリーポッター。 剣と魔法のファンタジー世界であり、そこに宮崎駿的ラピュタ世界の味付けと冒険活劇をミックス。 平凡な主人公が異世界にやってきたことから始まる物語は 主人公が伝説の能力を持つことによって活躍しはじめる王道。 しかもその活躍により生涯一度ももてたことのない主人公がモテモテになるというハーレム展開のおまけ付き! よくもここまでコテコテでベタベタな設定を物語に突っ込んだなと思いますが、 この物語はそれでもくどさを感じる前に面白いと感じれるからすごいんですよ。 キャラクターが良いってのもあるし、コメディ調で笑えるのが良いというのもあるんでしょうが、 王道な設定に王道な展開を気持ちよく王道で突き進めているがゆえの面白さという部分が 一番強いんじゃないですかね。 ご都合主義な展開が起ころうと、「あー、やっぱりそういう展開になるのね」と思える結末になろうと この物語はやはり面白いです。 そして何より、前述の通りヒロインのツンデレっぷりが素晴らしい。 主人公を蔑み、犬扱いにまでしてツンツンっぷりが極まった序盤2巻とはうって変わって、 3巻以降、主人公のことを認め意識し始めてからのヒロイン、ルイズのもう可愛いこと萌えること。 「キキキ、キスしたくせに!」 ルイズのこのセリフが出てくるたびにオレの頬はだらしなくにやけまくります。 そして、ルイズがシエスタとの関係にヤキモチをやくたびに、オレは部屋中悶取り打つわけであります。 現在4巻までしか読んでないのですが、このツンからデレへの移行期、 常に見せ続けるヤキモチと、強がりの中でたまにだけ見せるデレっとした表情に たまらなくやられてしまうわけです。 この小説、アニメ化も決まったようですが、これは確かに映像として見てみたいです。 よほどヘタレアニメにならない限り面白い出来になるだろうとは思いますし、今から期待してしまいます。 あとこの作者、グリーングリーンなどのエロゲのシナリオライターでもあるんですね。 グリグリは何となく敬遠してプレイしてなかったのですが、こんなに面白いシナリオを書く人なら プレイしておけばよかったと今さらながらに後悔。 あと、勢いづいているので各巻感想でも。 1巻 ある日突然異世界に召還「された」主人公と、ご主人様であるところのヒロイン、ルイズが ある日突然同居しはじめる、ある日突然系ラブコメ(命名:オレ) 1巻は物語の導入って事もあり、舞台は魔法学院であり、 ファンタジー世界における学園ドタバタラブコメものって感じです。 そんな中でも、主人公の才人が物語世界で重大な能力を持っていることなども描かれ、 今後の展開が学園ラブコメで止まらない風も感じさせます。 アニメ化も決まってるこの小説ですが、 アニメ化の際は是非ともルイズの着替えシーンを完全再現して欲しいものと希望(笑) 2巻 「風のアルビオン」 冒頭からいきなり夜這いに走る主人公は非道すぎですが、 でもこの1件がその後の二人の関係を、互いに意識してるのに素直になれないという ラブコメ的王道であるところの勘違いとすれ違いを生む要因となってくるのは、なかなかに上手いかなと。 物語は学園内に収まっていた1巻とはうって変わって、外の世界に向かって大きく動いていきます。 まぁ、風呂敷広げすぎというか、1巻との差に戸惑いはあるものの、面白かったのでいいかなと。 ラピュタ的冒険活劇はやはりドキワクするものがあるし、 それを通したラブロマンスも冒険にはつきものの面白さですよ。 3巻 「始祖の祈祷書」 「勘違いしないで。こ、こんなことしたって、別に好きでもなんでもないんだから」 何この素敵ベタなツンデレセリフ。 そしてそんなベタセリフがルイズの口から発せられるほどに、ルイズのツンデレ度も極まりはじめております。 そして、オレの悶絶による回転数も加速度的に上昇するわけですが。 またこの巻の魅力はルイズのツンデレと共に、逆襲に転じたシエスタですよ。 脱いでもすごいんですよ! まさか、ここでルイズのライバルというか、 ルイズと才人の関係にストップをかけるキャラとして再登場してくるとは思いませんでした。 でもこれはいい意味で予想外の収穫というか、あの思い込んだら一筋な性格もいいです。 そんなラブでコメな展開を存分に繰り広げながらも物語は進み、 今巻ではとうとうルイズの能力が開眼ということで、物語としても面白かったです。 世界規模での国同士の戦争や、 ゼロ戦の登場、地球のものがマジックアイテムとして活躍する様も面白かった。 ルイズの虚無の魔法発動はあまりにも見え見えでしたが、これが王道なんだからこれでいいのかなと。 4巻 「誓約の水精霊」 惚れ薬でデレデレになったルイズもそれはそれでいいが、でも僕たちが望んだルイズはこんなんじゃない! 僕たちが望んだツンデレはこんなんじゃないんだ! 意地っ張りで素直じゃなくて、シエスタと才人が仲良くしている現場を見ては 嫉妬で体を震わせるようなそんなルイズが、 才人の優しい言葉に意地を張りつつも頬を染めてしまうような そんなルイズこそがルイズであり、ツンデレなんですよ! そして、嫉妬に燃えるルイズと共に、今巻僕らを大いに悶えさせてくれたのがシエスタ。 脱いだらすごいメイドという属性に加え、マフラー編んできたり セーラー服を着てスカートふわっと一回転ひねりまで見せてくれて、そりゃもう獅子奮迅の活躍ですよ。 才人の暴走っぷりも非常に笑えたし、ここら辺のラブコメ展開は自分の望むところで もうニヤニヤしっぱなしで堪能しました。 2巻3巻と物語的に大きく動いてきた分、今巻はストーリー的な動きが少なかったけど、 その分上質ラブコメとツンデレを堪能できたので言うことなしですな。 といった所で、現在4巻まで読みましたが、これはホントに面白いと思います。 早く、5、6巻も読んでしまいたいですな。 オススメですよ。 |
| ■ 2006/1/14(土) ■ 『ゼロの使い魔』5巻 ヤマグチノボル MF文庫J ツンデレの魅力は普段ツンツンしてる娘がデレッとしてしまうギャップ萌えによるところが大きいと思うのですが、 その「デレ」だけに萌えるのがツンデレ萌えではないはず。 そう、ラブコメにかかすことが出来ない要素、ヤキモチ妬きというツンツンっぷりもまた ツンデレの魅力であるはずです。 そしてこの物語における最上級ツンデレっ娘であるところのルイズもまた、 そのヤキモチ妬きっぷりこそが命であり、 胸の大きな娘にデレッとする才人を見てはヤキモチをやき、 自分のことを見てくれてない才人にヤキモチをやき、 自分の気持ちを素直に認めない意地っ張りさと、 ヤキモチをやいて声を震わせどもりながらツンツンっぷりを遺憾なく発揮させるその姿は 読んでる僕らを絶え間ないニヤリングへと陥れるわけであります。 一歩間違えば単なる嫉妬深い暴力女ですが、 そうなってないのはツンデレとしての王道をきちんとふまえたヤキモチ妬きっ娘だからなんですよ! 今巻は短編集ですが、まず何より1話目の魅惑の妖精亭が素晴らしかった。 オレはこういうベタなラブコメとヤキモチ妬き屋さんが大好きなのです。 そして、ヤキモチ妬いてる合間に、才人が言い寄ってきてひざまずくような妄想を繰り広げている ルイズの可愛らしさといったらもうねっ! また、身分が高くプライドの高いルイズが庶民にマジって酒場で働くという屈辱の構図が 嫌が応でもオレを萌えさせるんです。 背中のバックリ空いた白のキャミソール姿に、魅惑の妖精のビスチェ姿に止めどなく萌えてしまうんです。 あと、3話目はアンリエッタ姫様というさらなる乳キャラが生み出され、エロス度もアップ。 そして主人公がモテモテになるというラブコメ世界の王道を突き進む展開で、 シエスタに続き強力なライバル出現の予感もあり、楽しくなってきそうですな。 |
| ■ 2006/1/15(日) ■ 『ゼロの使い魔』6巻 ヤマグチノボル MF文庫J ![]() 自分が読みたいのは冒険活劇であって戦争モノではないんですよ。 2、3巻がちょうど冒険活劇として最高に面白かったのに、 今巻は血生臭く爽快感のない戦争モノとなってしまっていてイマイチ消化不良な感が強いです。 このすっきりしない感じは、ルイズや才人がこの戦いに対して 今だしっかりとした感情を持っていないという事の現れでもあり、 登場人物達に感情移入してるがゆえの感想でもあるのですが。 まぁ、今巻の内容は今後の展開に繋げていくための、今後の展開の足場としてのモノではあるんでしょうが。 ただ、コルベールさんの話ももうちょっと深く突っ込んで欲しかったってのもあるし、 これまでいい意味で美味しいところを全て盛り込んできたこのシリーズも 今巻に限ってはネタの詰め込みすぎというか、消化不良な感じが強く残りましたよ。 でも、後半のシリアスパートに対して、 前半のいつものごとくのラブコメパート、ルイズのツンデレっぷりは最高に輝いておりました。 才人の好き好き大好き攻撃の前に表面上意地を張りつつも、 内面ではトロットロになっている感じのルイズの可愛いこと萌えること! そして、これで二人の気持ちが通じ合うのかと思えば、相変わらずのご主人様と下僕状態というか ラブコメ王道であるところの勘違いっぷりで、平行線状態を保っているのもまた良し。 読んでる我々をこれからもずっとヤキモキさせて身悶えさせてください(笑) あとここ最近、シエスタのルイズに対する強気っぷりも楽しく、 ルイズのコンプレックスを突いた胸自慢とか胸押しつけとか今後も大いにやって欲しいところですな。 まぁ、シエスタは完全に噛ませ犬なんですが、 ラブコメお約束の主人公に対し報われない恋をし続ける切なさ炸裂キャラとして頑張って欲しいものです。 って所で既刊分は全て読み終えましたが、大いに満足。 自分のような王道ラブコメもの、ツンデレが好きという人には迷わずお勧めしたい作品ですな。 アニメ化に対する期待も高まりますし、アニメ化がヘタレずに成功したのなら 大いにブレイクする可能性も持っている作品だと思いますよ。 |
| ■ 2006/2/25(土) ■ 『ゼロの使い魔』7巻 ヤマグチノボル MF文庫J ![]() 待ちに待った7巻がようやく発売です。 今巻は良かった、ニヤニヤした、身悶えた、面白かった。 ルイズのベタなツンデレっぷりに萌えて、王道展開に燃える、これぞ『ゼロの使い魔』 もうね、身悶え衝動で体をくねらせすぎてイナバウアーする勢いです。 イナバウアーからの身悶え3回転+3回転コンビネーションで悶絶する勢いです! 冒頭の裸マントで打ちのめされて、 極めつけはデルフリンガーとの「サイトの機嫌を直す大作戦」、そしてあのコスですよ。 いやぁ、ここら辺のくだりはもう終始ニヤニヤしっぱなし。 脳内妄想を繰り広げるルイズが頭にきたぞがおーとか言っちゃってるのも、 サイトに押し倒されたことに内心嬉しく思いつつも表面上は無理して意地を張り続ける姿も デルフリンガーに言いくるめられるままにあらぬ方向に空回っていく姿も、 もう何かもかも愛らしくて可愛すぎます。 まさにツンデレの極致、ツンデレの理想型、ツンデレ オブ ツンデレ! サイトの気持ちも、ルイズの気持ちもしっかりとしてるのに、 もう終始デレデレしっぱなしでもいいだけの土壌は出来ているというのに、 未だにツンツンしているというのも、デレに対する読者の飢餓感をあおってくれてヤキモキします。 ルイズの場合デレッとしたと思ってもすぐに意地っ張りの性格が勝ってツンに戻ってしまう。 デレッとしたと思ったら即ツンに。 デレ!即!ツン! デレ!即!ツン! この塩梅が何とも憎らしいくらいにはまっていて思うツボなんですよねぇ。 あと今巻はストーリー的な王道の気持ちよさもありました。 好きな人を守るために一人で敵に突っ込んでいくなんて王道、 あまりにも王道過ぎて逆に最近では滅多に見られない展開じゃないですか。 でもこれがまた気持ちいい。 6巻、そして7巻の中盤までどうにもフラストレーションが溜まる展開だっただけに、 こういう一直線でバカ正直な展開が面白格好気持ちいいんですよ。 そしてエピローグで新たに示された4人の僕というネタが、次巻をさらに待ち遠しくさせてくれます。 今巻ラストで離ればなれになったルイズとサイトが再会するシーンの盛り上がりっぷりにも期待がもてますし この4人の僕が物語にどのように絡んでくるのかも気になりますし、 何にしても8巻が待ち遠しくてたまりませんな。 あと、シエスタとの一件はよくアレで朝チュンにならなかったなぁと。 あんな据え膳美味しく頂いちゃうのが普通なのによくぞ踏みとどまったと。 でも本音を言うなら、サイトにはあそこできっぱりと「ルイズのことが好き」だと言って欲しかった。 それでこその王道の気持ちよさなんですけどねぇ。 |
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