対立相手の手札を見ることの重要性
画面左上には現在プレイしている他プレイヤーのキャラが表示されている。
これをクリックするとそのプレイヤーの現在の手札枚数及び属性、山札と捨て札の枚数、学年、証の数が分かる。
この中で最も重要なのが手札に関するものである。
初めのうちはこれの重要性が分かりにくいと思われるが、ゲームに慣れてくるとこれを見ることは必須となる。
そこで実際にこれらからどのような情報が得られるのかを解説しよう。

まずは最も初歩的なところで自分チェイサー時のホルダーターンについて。
このときはホルダーの動向のみに気を配ればいいので、まずかここから。
まずホルダーターンが開始したらホルダーの顔をクリックして手札を見る。
そこでまず色カードの種類と枚数を確認し、ホルダー周りのマスの色を見る。
これでホルダーがどう動くのかがある程度予測できる。
それを監視しつつ、カードが減るかどうかを確認。
マップ上魔法以外が減った場合は捨てたということになる。
マップ上魔法の場合は捨てた場合と唱えた場合の2つの可能性がある。
これは全体マップにしていると分からないが、唱える場合はイカロスウィングの可能性が最も高い。
他にもマップ上魔法はあるが、確率で言えばイカロス>>ディスプレイス>>>>>>>メイジパラサイトくらいだろう。
そしてホルダーが動いたらどのカードが減ったのかを確認。
これで移動に使用したカードが推測、あるいは特定できる。
まぁこれはさほど重要ではないが、ホルダー時は先制や耐久支援のつくカードでの移動はさけたいはずなので、
にも関わらずその可能性のあるカードで移動したのならば、次のチェイサーターンで襲うとき、それだけそれらの支援を使われる可能性が低くなる。
次にホルダーがモンスターを配置したらすぐにそれを確認。
ターンエンド以外での配置は、配置することで能力発動するタイプのモンスターである可能性が高いためだ。
そしてその配置モンスターの能力を確認したら、再び手札を見る。
これをホルダーターン終了まで繰り返す。
そしてチェイサーターンになったら、直前のホルダーターンでのホルダーの手札を考える。
残したカードはどの属性が何枚か、という情報からどのカードでどの支援をつけてどのタイミングで戦うかを決める。
あるいは戦闘で勝つのが難しそうならば、次のホルダーの目的地を予測して、先回りをする。
これをチェイサーターン開始時に一瞬で判断するのはいくらなんでも無理なので、
実際にはホルダーターンのときから常に考えておく。
ホルダーの移動経路と手札を見ながらも自分の手札での移動経路を考えておくのだ。
ホルダーの手札が少なくなってくればそれだけ予測も立てやすくなるので、
慣れてくれば十分に実践可能だ。

では次は自分がホルダー時のチェイサーターンの場合。
この場合対立相手は3人になるので、その全てを把握することは難しい。
よってまず自分に一番近いチェイサーの情報を確認する。
その手札から自分に直接戦闘を仕掛けてくるかどうかを予測する。
次にチェイサーが自分に向かって移動した場合、かなりの確率で自分に戦闘をしかけられると見ていいので、
自分に近付いてくるチェイサーの手札を確認する。
そして戦闘準備をされたら、その準備をしたチェイサーの手札を見る。
この時点では選んだモンスターは捨て札扱いではないので、どの色のモンスターを出されたのかは特定不可能(モンスターカードが1枚の場合は別だが)。
そこまでやったらまた他のチェイサーの動向を確認し、戦闘準備されたらやはり手札を確認する。
全チェイサーが行動を終了して戦闘になったら、戦闘順にチェイサーの手札を確認する。
このときまずモンスターカードがすぐに1枚なくなる。
それが戦闘に使われたモンスターであり、実際にどのモンスターか表示されるのでそれは一目瞭然である。
そしてそのまま手札を確認し、さらにもう1枚減ったらそれが支援に使われたことになる。
このとき、自分に2種類以上の支援ができるカードがある場合、どれを使うかを判断する。
これはあらかじめ戦闘準備の段階で支援可能性をしぼり、先制だったらこれ、攻撃値アップだったらこれ、というふうに決めておく。
そして相手が使ったらそれに応じてこちらも支援をだすわけだ。
ちなみにこのテクニックを分かっている相手だと、時間ギリギリまで支援を使うかどうか決定しないことが考えられる。
こうされたら仕方ないので、こちらも時間ギリギリまで粘ってあとは読みで支援を使うしかない。
だが逆にこのテクニックを使わない相手ならば、それだけ勝てる確率が高くなるわけだ。
ちなみにCPUは即断即決なので至極読みやすい。

これらはあくまで推測であって、確実ではない。
言ってみれば確率の問題なので、もしかしたら確率の低い選択肢が正解だということもあるだろう。
そうは言っても敢えて確率の低い選択肢を選ぶのはやはり利口とは言えない。
なるべく正解の確率の高い選択肢を選べれば、それだけ勝率が高くなるというものだ。
だがパックルorタワーの能力を使った場合はこの限りではない。
これらは相手の手札を具体的にしることができる能力を持つ。
パックルだとほんの一瞬だが、それでも相手の支援可能性を絞るには十分なだけの時間がある。
これで相手の手札を見てしまえば、その後の戦闘でより勝てる確率の高い、それどころか確実に勝てる戦闘をしかけることも可能となる。
それほどに手札に関する情報は重要なので、パックルorタワーを警戒して魔法反射を手札に抱えているプレイヤーもいるだろう。
その場合は相手の手札を見て(顔クリックのほう)、マップ上魔法を抱えているようならば軽く警戒し、
実際に唱えてみたら反射されたら以後そのプレイヤーに対しては終始警戒し続ける。
パックルorタワーを反射されるということは、自分の手札を教えることになるので極力避けたい。
だがこちらの手札が0ならばその心配はいらなくなる。
そのような場合、現実的にはタワーを配置して手札0で終了するような場合は、
敢えて魔法反射を誘うためにそのプレイヤーに対して唱えるのもいいだろう。

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