ドリラー基礎知識
written by DAN-P

 

 

何事も基本が大事。ということでまずは500mモードクリアを目指そう。

クリアを目指す上で最も重要なのは「安全にエアを回収しつつ掘り進む」ことである。
要点を1文にまとめてしまったが、実はこの中には2つの要点が含まれている。
1つは安全に掘り進むことで、もう1つは安全にエアを回収することである。
そこでまずは前者の安全に掘り進むということを覚えよう。

 

屋根を意識して作ればそれだけ生存率が高まる。クリアを目指す上で欠かせないテクニック。

さて、唐突にでてきたこの「屋根」という言葉。
用語集のほうでも少し触れられているが、ここで改めて解説しよう。
ブロックは同じ色どうしでくっつくという性質がある。
それが4つ以上になると消えるわけなので、このことは1度でもプレイしたことがあるなら分かるだろう。
そして「屋根を作る」とはその性質を利用して安全を確保するための手段である。
と、堅苦しく説明したが百聞は一見にしかず。下の図を見てもらおう。

このように、自キャラの上に横に2つか3つくっついているブロックがあるという状況を意図的に作ることを「屋根を作る」というわけだ。
場合によっては4つ以上くっついているブロックを屋根とすることもあるが、それは落下したら消えてしまう不安定なブロックなので信頼に欠ける。
つまり屋根を作るならできるだけ2つくっついているブロックを使うのが望ましい。
また、消えにくくするという意味で屋根にするブロックは×ブロックが最適だ。
×ブロックは各エリア内にて最も少ないため(難易度が上がると一概にそうとは言えないが)屋根としての信頼度が最も高い。
そして何より目立つので作りやすい。
そこで最初のうちは×ブロックで屋根を作るようにしよう。

 

安全に掘り進む上で気をつけなくてはならないもう1つのこと。

カンオケというものがどういうものかは用語集で少し触れられているのは屋根と同様。
どのような状況かというと、

である。
つまり、×ブロックを掘らないことには進みようがない状況だ。
こうならないようにするためには掘っている時に常に進行方向を確認し、
カンオケの配置になっている×ブロックを確認したら進路を変えること。
言葉で表すのは簡単だが、初心者はこれができてないことが多い。
まぁ、慣れの問題もあるのだが、これくらいは当たり前のようにできるようになろう。
繰り返すが、掘り進みつつ下方を確認、障害を発見したら進路を変更だ。

 

迫り来る危険を未然に防ぐ方法。

プレイしたての頃は意外と忘れがちだが、自キャラが掘れる方向は下と横だけではなく上も掘れる。
で、この「上掘り」だがいつ使うのか?
それは進路変更の際についでに掘るのだ。
そうすることで少なくともブロック1つ分、自キャラに落下してくるまでの時間を稼ぐことができる。
ささいなことだと思うかもしれないが、その積み重ねが生存率を高めることになるのだ。

 

掘り方を覚えたら次はエアの取り方を覚えよう。

まずは下の図を見てもらいたい。

少し掘り進むとよく見られる地形の一例だ。
このような地形の場合にはどうすればエアを取れるのか?
まずは正解の掘り方を先に挙げよう。
掘る順番は・・・左の緑を掘る下の黄色を掘る左の赤を掘る>×の落下を待ち、エアを回収
となる。

では次は失敗例。
失敗の掘り方は、下の黄色を掘る左の赤を掘る>×の落下を待つが、昇れない・・・
である。(下図参照)

これは最初に左の緑を掘らなかったために昇れなくなってしまう失敗だ。
このような失敗は珍しくない。
上級者でも操作ミスや予想外のブロック配置でやってしまうことがある。
(もっとも、上級者ならすぐにフォローできるが)
というわけで、このように四方を×ブロックで囲まれているエアを取るためには、
エアの横のバツの上にあるブロックを全て消す>×ブロックを下に落とす
という手順を踏んで回収しよう。

ちなみに四方を×ブロックに囲まれていないエアは、空いてるところから取ればいいので割愛する。

 

次はエア回収のもう1つの例。

まずは下図を見てもらおう。

見てすぐに分かるかもしれないが、答えは
左の青を掘る>×の落下を待つ>上の×は4つくっついて消えるのでエアを回収
となる。
こんなの失敗のしようがない?
だが実際にこの状況に置かれてやってしまいがちな失敗は、
上の×ブロックにビビって下を掘ってしまうのだ。
ここで下を掘ってしまうとかえってエア回収が困難になってしまう。
このように×を4つ以上くっつけて消してエアを取る方法を使う場合には、
ちゃんと×やその他のブロックの落下を計算して必要以上に掘らないことが重要だ。

 
×

×ブロックは決して掘ってはいけないブロックではないことを知ろう。

こんなことはないだろうか。
順調に掘り進んできていてエア残量も余裕がある。
するとエアを発見するがちょっと難しい地形だ。
思考錯誤を繰り返してなんとかエアを回収した。
そんなことを繰り返していたらいつのまにかエア残量がヤバくなっていた。
ありがちありがち。
これのいけないところは×ブロックを絶対掘らないでエアを取ろうとしているところにある。
1つのエアを取るのにあまりに時間をかけていてはエアを取る意味がない。
単純に、1秒に1カウントづつエアが減少しているとし、エアを取ると20%回復するとしたら、
エアを取るのに20秒以上かける意味がないことになる(数字は計算の為に単純化している)。
こんなときにはさっさと×ブロックを掘ってでもエアを回収してしまおう。
この方法だとエア回収時の+23(表示は20だが実際は23)−×ブロックによるマイナス20+エア増減にかかる時間による自然減少の停止に伴う得分+2〜3で、
合計5〜6%程度得することになる。
長々しく理由を説明したが、要は無視するよりは得をするということだ。
というわけで、迷ったら掘れ!

 

エアは必ずしも全部取る必要はない。

ハイスコアを目指す上ではノーミス全エア回収は必須となる。
だが、クリアを目指す上では残0だろうがエアこぼしまくりだろうが関係ない。
とにかくクリアすればいいのだから。

というわけで取りにくいエアは無視することを覚えよう。
死亡原因の95%以上が圧死であると用語集に書いたが、
そのうち85%以上はエアの回収に伴うものであろう(統計はとってないけどね)。
まぁ、自分のプレイや他人のプレイを見ていれば自ずと分かるであろう。
それはエアの回収をしようと進路を変更することが非常に危険な行為であるためだ。
現在掘っている安全が(ある程度)保証されているラインから全く保証されていないラインへ移るのだから。
というわけで、
1、エア残量に余裕がある
2、発見したエアまでの距離がかなりある
の条件を満たしていたら無視しよう。


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