MS-09 ドム

機動力を生かし 役割を知ろう

コスト225
耐久力480
ロックオン可能距離630m
防御力B
移動速度54m/s
ウザってぇ・・・!
ドムはなんといってもその機動力の高さがウリ。
ほとんどの攻撃を歩きでかわせる上に、ステップ時の速さは至近距離の攻撃をかわせるほどに速い。
相手にしてみれば戦いたくない敵ベスト3に入ること間違いなしだ。
その反面攻撃力は弱めに設定されており、バズーカの弾速が遅いためなかなか当てにくいという欠点も持つ。
ただ動いていればいいわけではない。
真にウザがられるドムになるには積極的に前に出ることが必要だ。
というわけでドムの戦い方を見ていこう。

まずはドムを知ろう
ドムのメイン射撃武器はジャイアント・バズ。
バズーカ系の武器の中では最も威力が低く、弾数が少なく、弾速が遅く、ダウンを奪えない。
最後の「ダウンを奪えない」は必ずしも欠点とは言えないのだが、他の3つは明らかに欠点と言える。
この欠点を克服しなくては、ドムは活躍できない。
まず、弾速が遅いので遠くから撃ってもまず当たらない。
そのためこれを当てるためには積極的に近づいて撃つ必要がある。
1対1の状況で前ステップから撃ったり、自分に気付いていない敵の背後からいきなり撃ったりするのがよい。
これらの時、前ステップから撃つと爆風を被弾する可能性があるが多少は仕方ない。
必要経費と割り切ろう。
また、弾数が少ないので一撃必中の気構えで撃っていこう。
ジャイアント・バズのリロードはかなり長いため、一度弾切れをおこすと復帰に時間がかかる。
弾切れを悟られないように、弾切れをおこしたからといってすぐにヒート剣を抜かないように。
逆に、普段からヒート剣を抜いておくようにすると、弾切れをおこしてヒート剣を抜いても悟られにくい。
このような小細工を使うのも良いだろう。

ドムのサブ射撃は拡散ビーム。
威力もリーチもないのだが、これがヒットした相手はよろける。
そこにヒート剣からのコンボが確定するのだ。
ただしリーチの短さから使いどころは難しい。
現在最も有効と思われる使い方は格闘2段止めからの連携である。
格闘2段止め>歩き拡散ビーム>格闘2段止め>・・・が非常に回避困難な連携であるためだ。
(これについては抜けられる、抜けられない、と諸説様々。調べようにも調べにくいため筆者も検証していないが、有効であることには違いないということで掲載。)
他には実弾武器の相殺や対空に使えるが、どちらも一発芸的使用法。
まぁ、極端な話使わなくても良い武器だ。

格闘武器であるヒート剣は意外と使える。
空中格闘のホーミング力が高く、低空で出すのが効果的なのだ。
ジャイアント・バズのリロード待ちに使うほかにも、通常のバズのダメージの低さからチャンスではこちらを使うと、足りない攻撃力を補えるので良い。
空中格闘からは着地格闘に繋がず、特殊格闘に繋いだ方が良い。
どちらが威力が高いか、については不明だが特殊格闘の方が隙が少ないのは明白。
リーチなどの点でも特殊格闘のほうが信頼がおけるので、こちらを使用しよう。

さて、誰と組もうかな?
さて、ドムの戦い方はほぼ上記の通りだ。
だがこれはあくまで戦術としての戦い方であり、戦略的にどう戦うかはドムと組むMSによる。
戦い方の指針は相方のコストと遠距離型か近距離型かによって変わる。

まずはザクシリーズと組んだ場合。
ザクがマシンガン装備ならザクと共闘し、マシンガンとジャイアント・バズで一気にハメ殺すのが理想。
ドムが死ななければザクは3回まで死ねるので、ザクに積極的にがんばってもらおう。
バズーカ装備のザクだった場合は一気にかたをつけることはできないものの、じわじわと体力を奪っていける。
バズーカザクに積極的に特攻してもらい、ドムはその後始末をつける、といった形が良いだろう。

アッガイと組むならば、アッガイに格闘攻撃をさせやすくするためバズーカのよろけを使ってもらう。
感じとしてはマシンガンザクのときと一緒だろうが、辛さはこちらのほうが上だろう。

グフ、ゴッグ、ギャンのような近接型MSと組むならば、彼らに近接をさせやすいように、バズで援護すること。
逆に、既に近接攻撃をしている時にはバズの爆風が邪魔になるのでもう一方の敵を引きつける役目に徹しよう。

ズゴックと組むならば、ズゴックの戦いやすいようにサポートに回ること。
まぁ、ズゴック自体標準的なMSなのでマシンガンザクと組んだときと同じように戦えばよいだろう。

ゾックと組んだ場合、ゾックと同じ敵を狙ってまとわりついているとゾックに撃たれかねない。
そこで基本的には各個撃破なのだが、折を見てはゾックの支援をしていこう。
どちらもステップのホバーっぷりが凄いのでなかなか死なないため、かなり粘れるだろう。
ただし時間切れには注意。

ではゲルググと組んだ場合はどうか。
この場合はいつもと違い、積極的に自分からしかけていこう。
ドムが1回死んでもコストの計算上全く影響がないためだ。
ゲルググにできるだけ活躍してもらうためにも、ドムは1回死んででも相手にまとわりつくように、積極的にいこう。

最後にジオングだが、できればジオングとは組みたくないのが本音。
ジオング+(リック)ドムでちょうど600となって終了してしまうからだ。
ドムだけなら2回死ねるとはいえ、相手がそんなに構ってくれるとも思えない。
できるだけジオングに粘ってもらうことを祈って特攻するか、ジオングが1回死ねるようにドムが粘るか。
難しいところである。

じゃぁ、ドムと組んだら?
上の項の中でドムだけは敢えていれていなかった。
ドムはその移動速度の速さから回避能力が格段に高い。
そのかわり攻撃力が低いので、相手にしてみれば「狙うだけ無駄」といった印象があるのだ。
そのため放置されることも少なくない。
ドム以外のMSと組んだときは援護機体として活躍すればいいのだが、ドム同士だったらそうもいかない。
相手は嫌でもドムを狙わざるを得ないので、ドム側としても援護だけやっていればいいというわけではなくなる。
というわけでドム同士の場合の戦い方をば。

対「黒い二連星」のセオリーとして、「各個撃破は困難」というものがあるので、相手の作戦は「1機集中」であることが予想される。
つまり、狙われるドムと狙われないドムに完全に分かれることになる。
というわけでまずは狙われるドムの場合から。
2機に狙われている以上、ドムの回避能力をもってしても完全にかわしきるのは不可能だ。
こうなったらとにかく逃げの一手。逃げまくろう。
この時攻撃するかどうかは迷うところ。
上手く攻撃がヒットして、さらにそこに相方が攻撃を決めてくれればしめたもの。
だが攻撃すればそこに隙が生まれ、その隙を狙われる危険性が高いのもまた事実。
逃げを重視しつつも、味方が上手くフォローしてくれると見切ったら攻撃、そうでないなら逃げ、という方針でいこう。
ちなみに逃げる際にはなるべく味方から離れないよう、味方に近づくようにすることを意識すべきだ。

では次は狙われないドムの方。
こちらは一刻も早く味方を救ってやることが重要。
とにかく相手を追いまわして攻撃し、自分に目を向けさせるようにすること。
2体の敵の内、1機だけ自分に目を向ければそれすなわち「各個撃破」の形になりドムが有利となる。
上手くこの形に持ちこめるように努力すること。
だが、2機に狙われた場合はちょうど味方と立場が逆転するので役割交替。
今度は自分が逃げる番となる。
その判断をお互いが的確に行えるようになれば、「黒い二連星」の勝利は近いぞ。

地形別戦略
ドムはその機動力を存分に生かせる、広くて段差の少ない地形を好む。
逆に機動力を削がれる地形はドムが不利となる。

サイド7:障害物が有利にも不利にもなる。場合によっては区画整理をすべき。
グレートキャニオン:谷間、谷底ともに厄介。なるべく平地で戦おう。
ニューヤーク:ビルが乱立しているところは明らかに不利。ドーム内が理想か。
タクラマカン砂漠:ドムの独壇場。
黒海南岸森林地帯:緩やかな段差は有利だが、一部崖のようになっているところが厄介。
オデッサ:上層でも下層でも平坦なだけに問題なし。
ベルファスト:水中スタートが厄介。上手く地上に上がれれば勝機あり。
ジャブロー地上:島々が狭く、水が邪魔。待ち伏せが有効か?
ジャブロー地下:できるだけ広く、平坦な場所に誘えれば勝機ありか。
ソロモン:細かい段差がかなり厄介。ドッグ内は墓地。
ア・バオア・クー外部:ドーナツ状地形を利用すれば逃げまくれるが、挟み撃ちにあったら意味なし。


DX補足
拡散ビームが1発に減少。
その他特に目立った変更点なし。

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