MSM-10 ゾック

水陸両用にして空中用MS

コスト200
耐久力600
ロックオン可能距離700m
1400m(砲撃時)
防御力A
移動速度36m/s
108m/s(泳ぎ時)
制空権はもらった!
その愚鈍な体格からは想像もつかないほど、ゾックの機動力は高い。
だがそれはドムのように歩行速度が速いわけではない。
ゾックはやたらと「滑る」のだ。
それはステップ射撃であり、空中ダッシュ格闘である。
そして超威力対空の頭部メガ粒子砲を使いこなせば、制空権はゾックのものだ。

攻撃解説
ゾックのメイン射撃はメガ粒子砲で、光学武器にも関わらずリロードがかなり早いので滅多に弾切れを起こさない。
ビームそのものの性能はまず1度に4本撃つため攻撃範囲が広いことが挙げられる。
だがホーミング性能はほとんどなく、なかなか当たらない。
ステップ中に撃つとステップ方向に大きく曲がるため、止まっている敵には当たらない。
これは相手のステップ方向を読んで使っていく。
サブ射撃の頭部メガ粒子砲は地上では対空専用の武器である。
ただし高低差のある地形では低所から高所を狙い撃つことも可能。
ダメージが高く、対空ヒット時はメガ粒子砲が追い打ちとして当たる。
撃つ時の方向制御がかなり効くので、相手を射撃角度内にとらえてさえいれば相手に向かって正確に撃たれる。
その弾側の速さもあって、ヒット率は高い。

格闘攻撃は使用するのは通常格闘と空中ダッシュ格闘のみ。
通常格闘は相手に近づかれたときに半ば強引に使う。
ダウン属性の攻撃を食らって無敵になったときが狙い目。
又、空中ダッシュ格闘が盾でガードされた場合も使う。
空中ダッシュ格闘はホーミング能力が非常に高く、ステップではまずかわせない。
ダメージは高くないものの、そのホーミングっぷりからゾックの主力となり得る。

遠距離
相手がかなり遠くにいるときは基本的にゾック有利だ。
無駄撃ちでもなんでもいいからメガ粒子砲で威嚇しておこう。
相手がガンタンク以外ならまず当たらないだろうが、命中率なんて気にしてられない。
気にしたいならゾックは降りるべきだ。
又、サイド7のような破壊可能な障害物があるステージでは、暇を見つけては壊しておこう。
障害物はゾックにとってデメリットの要素が多いからだ。

中距離
そろそろ相手の攻撃が怖くなってくる距離。
この距離ではステップメガ粒子砲がメインとなる。
歩き撃ちでは相手の攻撃をかわせないからだ。
だがこの状態はどちらの攻撃も当たらない均衡状態になる。
これがゾックでのお見合いとなる。
ゾック側からこの均衡を崩すのは難しいが、方法としては次のようなものがある。
1、相手のステップ方向を読んで、その方にステップメガ粒子砲
2、もう一方の敵を狙う
3、前ステップ
4、ジャンプ
1は相手との距離が結構近くないと意味を成さない。
特に移動速度の速いガンダム相手ではそれが顕著である。
この距離は相手がゾックのビーム発射モーションを見てからさけられない距離を指すので、
機体性能の他にパイロットの反応速度にも左右される。
これだけで均衡を崩すのは難しく、逆に崩されることも考えられる。
2は視界内に敵2体を捕らえている時に有効で、ビームの射線上に両方を入れたときが最良の位置取りとなる。
このような状況になったら敵を交互に撃つだけでかなり効果が高い。
尚、交互に撃つのは自分が放置されている時も有効だ。
3はやや冒険気味の選択だが、見返りは大きい。
前ステップすることで相手との距離を詰めて、ビームを当てやすくなり、相手がお見合いを嫌ってジャンプしていたら頭部メガ粒子砲が当たる。
ただし、冷静に横ステップされるとかわされるのでヤバイ。
頭部メガ粒子砲はなるべく相手の下にもぐり込んだほうがヒットしやすいので積極的に前ステップから撃っていこう。
4は飛ぶまでが非常に危険だが、飛びきってしまえば空中ダッシュ格闘のチャンスが巡ってくる。
ただし、空中ダッシュ格闘はバカ正直に突っ込んでいってしまうので、対空攻撃にはめっぽう弱い。
そこで狙うならば、横ダッシュで攻撃をかわしたときか、自分をサーチしていないとき、相手の頭上付近を飛んでいるときに使おう。

近距離〜近づかれた場合〜
近距離では格闘以外頼れないゾックにとって、なるべくならもちこまれたくない距離。
それでもそうなってしまったらあがくしかない。
まず、最初に狙うべきは格闘である。
相手の連携に強引に割り込むことができるが、後ろステップ射撃に対しては無力。
ゾックに対して免疫がある場合は、これを使用されることが考えられる。
その時には横ステップビームだ。
基本はこの2つ。だが後ろステップのみだったりジャンプされたりすると調子が狂う。
後ろステップのみには前ステップビーム、ジャンプには頭部メガ粒子砲が正解となるが、選択肢としてはややバクチ気味だ。

近距離〜近づいた場合〜
ゾックが自分から近距離戦を挑むケースはダウンを奪った時だけである。
ダウンを奪うためには味方がダウンさせる場合を除くと、メインorサブ射撃が空中ヒットした時と格闘が当たった時だけとなり、必然的にそのチャンスは少ない。
だが、もしそのチャンスが到来したのなら、ゾックの空中ダッシュ格闘が猛威をふるうチャンスだ。
基本は相手の起きあがりに頭上付近を横移動をまじえて飛びまわり、相手の攻撃をかわしたら即殴りにいく。
攻撃してこないようならメガ粒子砲と空中ダッシュ格闘で的を絞らせないようにする。
免疫のない相手なら空中ダッシュ格闘を面白いほどに食らってくれるはずだ。
空中ダッシュが盾でガードされたら通常格闘で盾が壊れてダウンするまで押しきれる。

ベストパートナー
ゾックはその誤射率の高さから近接系MSとは相性が悪い。
それとコストとの兼ね合いを考えると、ベストパートナーは、
ザクシリーズ、ドム、アッガイ、ゲルググあたりだろうか。
Wゾックというのも考えられるが、実際このチームで連勝を重ねているところは見たことがない。
これだとお互いを助けることができないからだろう。
となるとやはり上記の候補の中からどれか、というふうになるだろう。

地形別戦略
ゾックは狭いところより広いところ、段差がなるべく少ないところが得意だ。

サイド7:ビル群はさっさと区画整理してしまおう
グレートキャニオン:非常に微妙な地形。谷底に落ちたらまず上がれないが、頭部メガ粒子砲があるから・・・
ニューヤーク:ドームが邪魔。ビルも邪魔。細かい段差も邪魔。理想はドーム内だろうか。
タクラマカン砂漠:微妙な隆起が気になるが、基本的には楽なところだろう。
黒海南岸森林地帯:山形の地形がメガ粒子砲を削ぐ。厄介なところ。
オデッサ:低所に一度っておけば楽な戦いだろう。
ベルファスト:Wゾックなら延々と水待ちができそうだが、それ以外なら上陸すべきだろう。
ジャブロー地上:無理に川越えをする必要はない。気長にいこう。
ジャブロー地下:とにかくやりにくい。ゾックの鬼門。


DX補足
空中格闘の性能が弱体化したらしい。

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