動機
なんとなくマリサンもやることなくなったし暇だなー、とか思ってたので夏休み商戦で候補に上がったうちの1つであるガングレイヴを買う事にした。
既にプレイした人の評価は聞いていたので、どんなゲームであるかは知っていた。
いや、覚悟というべきか。
遅い、短い、簡単。
これがグレイヴの特徴であるらしい。

プレイ
とりあえず、先に挙げた3つの確認はすぐにできた。
確かに思っていたより移動速度が遅い。
初プレイのクリア時間は2時間弱。
難易度も初見ならともかく、2度目以降はそうそう死ねないレベルだった。
確かにあっけない。
でもまぁまだ始めたばかりだし、隠し要素もまだ出し切ってない。
というわけで全ての隠し要素を出すのが次なる目標となる。

細かいフラグはいくつかあるようだが、最終的に全ての隠しを出すには最終評価でビヨンドザグレイヴの評価を得ればいいらしいことは、幸か不幸か既にネットで情報を得てしまっていた。
そのための条件も最終評価の平均がA以上であることらしいことも知っていた。
そういうわけで1面から6面まで、平均スカルポイントが4以上になるようにセーブ&ロードを繰り返して進めていった。
その際の障害となるのはなんといってもビートカウント。
大体各面に1箇所しか条件を満たせる(=稼げる)場所がないため、そこでしくじるとほぼやり直し確定であるからだ。
目標ビートカウントが高い1,2,4面は特に辛かった。(3面は楽なので除外)
次いで厄介であったのが芸術点。
これは常に意識しておかないと平気で平均を下回ってしまう。
その他3点についてはさほど苦労はさせられないため、この2点について頑張っていったと言っても過言ではあるまい。
そしてなんとかぎりぎり平均Aを取り、晴れてビヨンドザグイレヴの称号を取ることができた。

クリア後
このゲームに限ってはクリアが簡単なので、ここでいうクリア後は全ての隠し要素を出した後のことを言うことにする。
前置きはさておき、ビヨンドザグレイヴの称号を取るほどになるとこのゲームの3大評価である遅い、短い、簡単は覆されてくる。
遅い、というのは通常移動速度が遅いだけであって、慣れてくるとほとんど走りボタンを押しっぱなしになる。
そのためプレイしたてのころとは比べられないほど移動速度が快適になっている。
多少慣れの部分もあるのだろうが、移動速度が苦痛になることはなくなった。
短い、ということは元々このゲームのコンセプトが繰り返し遊ばせることにある故であるためであり、実際何度も繰り返して遊んだわけなので、結果問題クリアと言える。
そして簡単という点だが、これは確かにただクリアするだけならばこの上なく簡単だ。
だが高評価を出そうとすると途端に難易度が跳ねあがる。
プレイヤーが管理すべき事柄が一気に増えるためだ。
特に最高評価であるスカルポイント25個×6面分を狙うならば、一切の妥協と失敗が許されない。
セーブ&ロードを駆使しても相当な努力を必要とする。
このクリアするだけならば簡単、稼ぎ出すと難しいというゲームバランスは実は結構いいのではないか、と俺は思う。
初心者に易しく上級者に難しいという絶妙な難易度。
どちらにも易しかったり難しかったり、あるいは全く逆であったりするゲームが多い中、このバランスはもっと評価されてもいいと思う。

その後
スカルポイント25×6=150を達成した現在の目標は、最短クリアタイムの追求とノーセーブスカルポイント150だ。
最短クリア、いわゆるタイムアタックをやってみると、以前とはまた違ったパターンの作成をしなくてはならなくなり、
またノーセーブ〜の方を目指すとパターンの安定性の向上が求められる。
こうしてさらなる高みを目指しつつ、敵の群れを殺し尽くし駆け抜けるカタルシスを感じる。
そのかたわら布教活動も忘れない。
とりあえず興味のありそうな人にもなさそうな人にも勧めてみている。
もちろん勧める際には最低限、このゲームの3大評価である「遅い、短い、簡単」は告げる。
その上でこのゲームが本当はどのようなものなのかを知ってもらいたいというのが俺の希望だ。

文中では結構高評価な印象を受けるが、総合評価は★3つ。
折角ハイスコアやベストタイムが記録されているのに、その2つが棺桶永パ及びリスタートによるトータルタイムのバグのせいで台無しになっている点が響く。
それとどういうわけか知らないが、横っ飛びジャンプをしたはずなのに垂直ジャンプに化けたりすることがあるのも、細かいことながら減点対象。
全体的にはよくまとまっている感があるが、細かいところを見ると粗が目立つという感じだ。


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